99年4月18日(日曜日) 某磯場
念願の潮干狩り
今日は大潮なので、あゆみと潮干狩りに行きました。実はT.Kさんが、潮干狩りや磯遊びができる場所を教えてくださったのです。あゆみはこれまでアサリの潮干狩りはした事が無いので、一度させたいと思っていたのです。で、T.Kさんときむさんと9時に現地で待ち合わせをしました。しかし・・・・
「あゆみ〜〜、起きろ〜〜 寝坊したぞ」
「ふえ〜〜 今何時〜」
「7時半だよ。パパも寝坊しちゃった。すぐ起きるんだあああ。」
ということで、慌てて出発です。那珂川を渡るところでちょうど9時になります。と同時にきむさんから電話です。てっきり私が着かないので電話が来たのだと思いました。
「おはよう。9時丁度に電話とはすごいね。」
「いまどこ? こっちは今コンビニなんだ。結局みんなで来ることになったんだよ。」
「へー、それは良かったね。こっちは途中の赤い橋の上」
「じゃあ、同時くらいに到着だね。」
ということで、コンビニに立ち寄ってお昼を買ってから、現地に急ぎます。すると、今度は心配したT.Kさんから電話がありました。で、その5分後には到着、現地ではT.Kさんが待っていてくださいました。
「おはようございます。」
「おはようございます。もう拓さんは先に来てますよ。」
「へー、きむさんはまだですか」
「きむさんって、グレーのインプレッサだよね。今通りすぎたような・・・・」
と言っているところにきむさんも到着でした。奥さんと優香ちゃんも一緒です。(写真参照(^^))
早速磯に降りて、我々は潮干狩りです。結構人がたくさん居て、タコを取っている人や、イソメを掘っている人が多いようでした。アサリはあまり数はないのですが、ポツポツ見つかります。一緒にイソメも取れます。
「パパ〜 イソメいる?」
「えー、そんなに小さいのいらないよ。針に刺さらないジャン。」
「折角取ったのに。使いなよ〜。」
「はいはい。」
ということで、1時間ほど潮干狩りをして、お味噌汁1回分のアサリは確保しました。イソメもいくつか取れました。きむさんはボケジャコまで掘り出しました。今日は釣りをする予定はあまりなかったのですが、これだけ餌があるなら後でやってみようという気になります。
磯遊びで大忙し
さて、潮干狩りに疲れたので、磯遊びです。ヤドカリ、ハゼ、カニ、バフンウニ、アメフラシ、海草など磯には色々楽しいものがあります。あゆみは5年生になって自然観察クラブに入ったようで、自然が大好き人間ですから、こういう場所に来ると忙しくて大変です。きむさん家の優香ちゃんも元気で、パパの後を追いかけていました。
T.K.さんと拓さんは磯の先の方で大奮闘です。拓さんからは体中びしょぬれになって確保した戦利品のおすそ分けを頂きました。本当にありがとうございました。で、拓さんとT.Kさんは10時過ぎにはお帰りになりました。
我々はあゆみと磯探検です。私は小型の巻貝を集めます。岩を裏返すといるのですが、同じ場所にバフンウニもいます。
「パパ〜、このウニ食べられるかなあ。」
「えー、ウニは取っちゃいけないって書いてあったでしょ。それに小さくて中身がないよ。」
「そうかなあ・・・だから中が見てみたいんだよね。」
「じゃあ、一個だけ割ってみる?」
ということで、一個だけ割ってみましたが、やはり中身はほとんどありませんでした。バフンウニの産卵期は3月頃なので、ちょうど産卵したばかりなのでしょう。
「あっちに幻のアカウニもあったぞ。」
「えー、見に行く。」
「危ないからやめろ。」
「いや、絶対行く。」
「じゃあ、ゆっくりおいで。」
ということで、大きな岩を乗り越え、アカウニのいた場所まで見に行きました。ところで、このアカウニを見たのは茨城で初めてです。茨城ではバフンウニとムラサキウニしか見たことなかったので、ちょっと驚きました。もちろん、実は幻でもなんでもなくて、南のほうには良くあるウニなのですが・・・・
ところで、今日はきむさんが色々珍しいものを見つけました。その中でも一番珍しかったのが、この写真の魚です。どう見ても体型はおたまじゃくしなので、もしかしたら海に住むおたまじゃくしかもしれません。クサウオの子供かなあ・・・だれかご存知の方は教えてください。
他に、カニや海老など、色々な生物を発見しました。写真に撮られて海にお帰りです。
釣りは全然駄目でした
きむさんが昼過ぎに帰ったので、私は短い竿とワームを持って、ちょっとだけ探ってみることにしましたが・・・何も釣れませんでした。
「パパ〜早く帰ろうよ。」
「イソメがあるから使わなくっちゃ。」
「じゃあ、別のところ行こうよ。ここじゃあ釣れないよ。」
「そうだね。じゃあ、そうしよう。」
ということで、魚釣りの出来るところに移動する事にしました。選んだのは珍しく平磯港です。実は釣具店のフィッシュオンの写真が撮りたかったんですよね。で、平磯港であゆみは砂浜で貝殻拾い。パパは根掛り対策用に昨日試作した新型仕掛けのテストをすることにしました。しかし、今日は大潮で、平磯の堤防周りは海草にびっしり囲まれて投げる場所がありません。新型仕掛けが結構根掛りに強いことは分かったのですが・・・結局何も釣れませんでした。パパが海草と苦戦しているところにあゆみが戻ってきました。
「パパー、これなあに?」
「えー、これはハマグリだよ。生きてるね。どうしたの?」
「砂浜に落ちてた。ねえ、もっといるかもしれないから、堀に行こ!」
「いないと思うよ。」
といいつつ、二人で砂浜で潮干狩りです。すると、ポツポツですが小型のハマグリがいました。アサリやバカガイ?もいます。といっても、小さいので、本当はリリースしたいようなサイズです。結局ここで30分ほど潮干狩りをしてハマグリとアサリを10個ほど見つけて帰りました。
釣りのほうは結局坊主でしたが、あゆみにとっては楽しい一日になったようです。ちなみに、今日の釣果のアサリは砂抜きをしてから食べるので、結局パパの口には入りませんでした。