99年10月16日(土曜日) 鹿島港

小物多し!!

今日は前々からの予定通り鹿島港某堤釣行です。狙いはカワハギ。つくば発は5時でした。

「昨日から急に寒くなったからどうかなあ・・」

「シイラが釣れてたみたいだけど、いなくなったかな。」

「カワハギは釣れると思うけどね。」

「メバルがいないのが不思議だね・・・」

などと話しながら鹿島へ向かいます。

堤防根元到着は6時半頃。早速支度をして先端に向かいますが、途中で悲劇が・・・・自転車がパンクしてしまったのです。仕方なく、私は自転車を押して歩くことにしました。

到着してみると、すでにMTさんはクーラーを半分近く埋めていました。シマダイはサイズがイマイチですが、ウマヅラハギなども釣れています。我々も早速準備します。

今日は、私は投げでカレイ、浮き釣りでカワハギを狙う予定です。きむさんは投げでアイナメ、浮き釣りでシマダイとカワハギです。まずは投げ釣り仕掛けを投込みます。仕掛けはもちろんMT仕掛けです。

ウキ釣りの方は小物のオンパレードです。7センチほどのウリボウ(イサキの子供)と10センチほどのシマダイが殆どです。これらの活性が高く、本命の良型シマダイやカワハギに餌が届きません。

投げ釣りはアナゴ

小物とはいえ、次々に釣れるので、結構忙しく、投げ釣りの世話は殆どせずに釣りつづけます。基本的にウリボウとシマダイの幼魚(黄色い色の残るもの)は全てリリースしますが、それでも15センチ前後のシマダイがどんどん溜まります。途中からはこのクラスもリリースすることにしました。キープサイズはなかなか釣れません。

仕方が無いので、世話をしなかった投げ釣りの竿を上げると、良型のアナゴです。他の竿にも掛かっていたらしく、アナゴの痕跡が残っています。アナゴも久々なので、とりあえずキープです。ちょうどその時、きむさんが呼びます。私が反対側に投げておいた竿に何か起こったようです。きむさんが竿を持って巻き始めたところに駆け寄ります。

「どうしたの? 絡んだ?」

「ちがうよ。当りがあったんだって。呼んでくれたんだよ。」

「へ〜〜でも、どうせドンコだよ。」

「そんなに重くないけど、でもドンコより抵抗するよ。」

「じゃあ、アナゴかな。こっち側にもアナゴいるかな?」

「アナゴはどこにでもいるよ。」

と、当りがあったことを教えてくださった釣り人が言ってるそばから・・・・上がってきたのは良型のアナゴでした。これで良型アナゴ2匹Getです。

きむさんカワハギ

この後、またウキ釣りに戻りますが、様子は変わりません。この頃にはアジのタタキさんも到着です。

「こんにちわ。今日は早いですね。」

「夕方から雨って言うからね。」

「ああ、そうでしたね。」

ということで、アジのタタキさんも同じ場所で開始です。しかし、面白い事にアジのタタキさんは我々の釣らなかったものを釣ります。マメアジです。仕掛けが違うのか、棚が違うのか、場所が微妙に違うのか、なぜかアジのタタキさんだけがシマダイやウリボウに混ざってマメアジをポツポツと釣ります。

しばらくして、遂にきむさんがカワハギを釣りました。

「やったね。」

「これ本カワハギだよね。」

「うん。ちょっと小ぶりだけどいいね。」

このカワハギを見て、俄然燃えますが、私に掛かるのはチビシマダイとウリボウばかりです。

カレイ登場

この頃、隣で釣っていた人の投げ竿になにかが掛かったようです。アジのタタキさんが竿の持ち主を呼びます。竿の持ち主がすぐに上げ始めますが、相当の大物が掛かっているようです。みんなが集まります。しかし、上がってきたのはアカエイでした。

このアカエイ騒ぎで気を取られている隙に、MTさんが良型のカレイを上げます。続いてアジのタタキさんも。これはカレイの時合いに違いないと、私も慌てて投げ竿のえさを付けなおして投げ込みます。

この竿に、カレイが来ました。30p強の良型です。やっとカレイが釣れたので一安心、この後は浮き釣りに徹します。

しかし、今日はウキ釣りは最初から最後まで小物のオンパレードでした。小型のシマダイであれば入れ食い状態で、サビキに鈴なりにも出来るのですが、20センチクラスは殆ど釣れませんでした。きむさんは、その後カワハギをもう1匹釣りましたが、投げ釣りのほうのアイナメは不発に終わりました。

結局夕方5時近くまで粘りましたが、状況は変化せず、夕方マメアジが入れ食いになったので、これを刺し身分だけ釣って納竿としました。

二人で13目

結局今日の釣果は、投げ釣りでアナゴ4匹(2匹持ち帰り)、カレイ1匹、メゴチ1匹、イシモチ1匹、ウキサビキ釣りでシマダイ数十匹(半分リリース)、ウリボウ数十匹(殆どリリース)、マメアジ十数匹、ササノハベラ4匹(2匹持ち帰り)、それにクサフグとキタマクラの10目釣りでした。写真にはカゴカキダイが1匹写っていますが、これはきむさんが釣ったものです。

ちなみにきむさんは、カワハギ、シマダイ、カゴカキダイ、マメアジ、ウリボウ、ササノハベラ、メジナ、ムツ、イシモチ+フグ2種の11目釣りで、二人で14目釣りとなりました。

ちなみに先端ではN.Tさんがキントキダイやイシモチを釣っていたそうですし、M.Tさんはウミタナゴやウマズラハギも釣っていました。サヨリを釣った方もいたようです。回遊魚狙いの人は時折ヒラマサをばらしていましたが、上がったのはソウダガツオのみのようでした。アジのタタキさんはクーラが重くなるほどのアジを釣って帰られました。

今回は鹿島某堤にしては不漁でした。やはり急激に気温が下がったせいでしょうか。来週はフィッシング大洗の鹿島店が開店するので、お祝いも兼ねて鹿島方面に釣行予定です。再来週はOLMの下見に日立沖堤で、11月6日は日立沖堤でOLMですね。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。