2000年3月4日(土曜日) 鹿島港

GAMIさんとの鹿島某提釣行

今日はきむさんが用事で釣りにいけないので、どこに行こうか迷っていたら、GAMIさんから、鹿島某堤に行ってみたいとの話がありました。この時期、他ではあまり釣果が無さそうだし、M・Tさんも、そろそろ冬眠から復活される頃かなと思い、鹿島某提釣行に決めました。

しかし、天気予報は午後から雨です。そこで、いつもより早く、5:30に筑波を出発しました。

途中、いつも通り鹿島釣り餌センターによります。

「赤と青2つ下さい。」

「ほいよ。もう餌がなくなりそうだよ。まだあって良かったね。」

「え? だって、今日は土曜の朝でしょ。これからじゃないんですか?」

「うん。今日えさ屋が来るって言ってるんだけど、10時とか言ってたから、間に合いそうもないなあ。」

「餌やさんが土曜に来るんですか? 普通木曜か金曜ですよね。」

「うん。普通は木曜。今週も木曜に来たんだけど、餌があまり良くなかったから、入れなかったんだ。」

「あ、そうなんですか。確かにおたくの餌はいつも質がいいですよね。」

「質の悪い餌出すくらいなら、無いって言ったほうがいいからね。で、今日仙台空港に入るやつを持ってきてくれるように頼んだんだけどね。何時に来るかなあ・・・」

ということで、やはり鹿島釣り餌センターの餌は、お店の姿勢が大きく影響していることが分かりました。

堤防根元には7時過ぎに到着。海は南風の影響か、ほとんど波のない凪状態です。GAMIさんとの待ち合わせは7:30なので、しばらくGAMIさんを待って、一緒に出発です。

久々にみなさんと再会

堤防先端到着は、8:00頃。早速投げ釣りの準備をします。準備が終わったところで、GAMIさんに声をかけます。

「先端にM・Tさんがいるみたいだから、行ってみませんか。」

「いきましょう」

ということで、先端に行くと、予想通り、M・Tさんがいらっしゃいました。

「こんにちは。」

「やあ」

「今日はきむさんがいないんです。彼がGAMIさんですよ。」

「はじめまして。」

「やあ、こんにちは。」

「今日はどうですか?」

「だめだめ。全く。ドンコ2匹だけ。」

「え〜〜珍しいですね。」

「ドンコ2匹でもいいほうだよ。他の人は何も釣れてないんだよ。」

「そうなんですか。それは悲しいなあ・・・」

「ただ、あの人達は、昨晩湾奥でアジを200匹釣ったらしいよ。ね、アジ釣ったんだよね。」

「ええ、寝る暇も無いほど釣れたよ。」

「え〜〜すごいですね。湾奥ってどこですか?」

「えっとね。今ここにいるとすると、こっちの奥。」

「ああ、南公共埠頭ですね。あそこは追い出されるでしょ?」

「うん。だから夜だけ。朝になったから、追い出される前に出てきたんだ。」

ということで、魚はどうも湾奥にいるようです。ここでM・Tさんが釣れてないと聞くと、我々ではとても釣れない気がしてしまいます。

何も釣れない・・・

とりあえず、戻って釣りを再開しますが、本当に釣れません。時々ヒトデがかかるだけで、投げ釣りにもサビキにも全く反応がありません。そのうえ、風が強くなってきて、どんどんと釣りにくくなります。

サビキをしているとアジのたたきさんがやってきました。

「やあ、こんにちは。」

「ああ、どうも。」

「根元にM・Tさんの車があったけど?」

「ええ、先端にいらっしゃいますよ。」

「風が強くて釣りにならないね。」

「そうなんです。」

と言いつつも、粘って釣りつづけます。

しばらくすると、M・Tさんがやってこられました。

「まだがんばってたね。」

「そちらはどうですか?」

「アイナメ1匹釣ったよ。30cmくらい。」

「おお、さすが。」

「でも小さいよね。」

「最近、どうもアイナメが小さいですよね。他の人はどうですか?」

「いや〜〜ダメだね。みんなあんまり釣れないんで、怒って帰っちゃったよ。」

「本当に、こんなこと珍しいですね。」

「うん、滅多に無いよ。」

「GAMIさんも、本当に運の悪い日に来たよね。」

000304p2.jpg (10601 バイト)ということで、結局M・Tさんも、帰って行かれました。アジのタタキさんも、ドンコさえ釣れないと怒っていたそうですから、稀に見る不漁状態でした。原因は不明です。先週の低温期に水温も下がって、魚が全て湾内に入ってしまったのでしょうか・・・

その後もヒトデ以外釣れませんが、やっとメゴチを1匹釣ることが出来ました。今日唯一の魚類になりそうだったので、写真を撮っておきます。この後は、やはり釣れません。

ついに退散

「釣れないねえ。どうしよう。」

「止めて他に行きます? 港公園とか。」

「でも、この向かい風を帰るのは自殺行為だよ。北風にならないかなあ・・・」

と言いつつしばらく待ちますが、風向きも釣況も変わりません。

「GAMIさん、今何時?」

「1時半ですよ。」

「今から場所がえじゃあ、だめかなあ。」

「でも、夕マズメが出来ますよね。」

「じゃ、ともかく止めようか。」

ということで、ついに退散を決定。向かい風の中をへとへとになりながら戻りました。帰る途中で雨も降り出します。

港公園でリベンジ

「GAMIさん、どうする?」

「港公園行ってみますよ。まだ雨も本降りじゃないみたいだから。」

「そう。じゃ、私も行くかな。」

ということで、久々に港公園に行く事にしました。3時です。港公園は、土日に行くと混んでるので、平日以外はほとんど行ったことがないのです。

で、到着してみると・・・・

000304p3.jpg (13655 バイト)

「おー、誰もいない。こんなに人のいない港公園は初めて見たよ。」

「本当にいませんねえ。」

「これは、釣れないって事だよね。」

といいつつも、投げ竿を準備します。しかし、やはり餌取りさえいないようで、餌がそのまま戻ってきます。

「GAMIさん、どう?」

「さっき当たりがあったんですよ。」

「へ〜何かいるんだ。どこらへん?」

「近くですよ。」

ということで、私もヘチを探ってみましたが、やはり当たり一つありません。

000304p4.jpg (9860 バイト)しばらくして、GAMIさんが、テレ笑いをしながら、何かを持ってきました。サビハゼです。

「おお、魚類だ。これで坊主は逃れたね。」

「でも、これじゃあねえ。」

「まあ、今日は仕方ないよ。」

本当に、サビハゼでも釣れればラッキーという状況です。

私も、一応カレイ狙いを続けます。カレイはまだ産卵して間も無いようなので、あまり動かない可能性もあると思い、積極的にさびくことにしました。すると、これが当たりました。

000304p5.jpg (10594 バイト)1本の竿を1メートルほどサビいて竿を置き、別の竿を握ったところで、サビいた竿に明確な当たりが出ます。

「お、当たったよ。」

「乗りました?」

「乗ったかな? でも小さいよ。」

000304p6.jpg (7493 バイト)「何ですか?」

「う〜〜ん、この引きはアイナメじゃないと思うけど・・」

「あ、カレイだ。」

ついに念願のカレイです。GAMIさんにタモ入れをしてもらい、上がってきたのは30cmにちょっと届かない小型でしたが、この今日の状況のなかで釣れたカレイなので、満足です。

結局この後、もう一度ハゼの当たりがあっただけで、5時過ぎに納竿としました。その後GAMIさんは、巨大な岩イソメのような生物を釣ったりしていましたが、夕マズメまで釣るということだったので、私は先に帰りました。

今日釣れたカレイは、やはり産卵直後という感じで、やせ細っていました。しかし、餌を食い始めたので、産卵後の荒食いが始まるのももうすぐでしょう。

カレイはあゆみさんの手によって、オリーブオイル焼き伊予柑のクリームソースかけになりました。これが美味しくて大好評でした。

さて、来週はきむさんが復帰の予定です。どこに行くかなあ。

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コメント

GAMIさん: Gakuさん土曜日はお疲れさまでした。お陰様で念願?の鹿島某堤防デビューがで きました。(^^)
デビュー戦からいきなり、ストレートくらってノックダウンでしたが・・・。(^^ ;
しかしGakuさんやはり凄いですね。あのアタリひとつない港公園でカレイを釣り あげてしまうとは。(・・)
さすがです。お見それいたしました。m(_ _)m また機械がありましたらご一緒してください。そのときはきむさんも是非宜しくお願 い致します。

Gaku:いえいえ。あれはどう見ても「運が良かった」だけですよね。あんなに釣れない鹿島も初めてでした。GAMIさん、また行きましょうね。さてさて、今週末はどうしよう・・・

hiehieさん: 先週の鹿島某堤は散々だったようですね!皆さんの釣果をおおいに期待していたのですが。 湾奥の方がよさそうなんでしょうか?さあ、今週末はどこにしようかなあ...

Gaku:本当に、今週末は悩みますね。ちょっとカレイは休憩して、ハゼでも釣りに行くかなって気分です。

I・Nさん: 毎週の更新を楽しみにしています。さて、鹿島から日立にかけてのこのところ不振は 沿岸海域の低水温によるものではないでしょうか。私は鹿島地区しか行きませんので 情報が定かではないのですが、このところの海水温は10度を切っているようです。 また、鹿島湾奥の好調には明確な理由があります。それは1つには温排水(アンモニ ア排水)の影響と海水温度の低下によりこの排水が流れ込む湾奥に魚が集まっている こと。加えてアジ等の小魚が未だに釣れている理由として、南公共埠頭での飼料(た ぶん)の積み下ろし作業の影響と思います。事実、この作業が始まる以前もアジは釣 れていましたがこの時期まで釣れてはいませんでした。また、釣れるタナも表層(夜 のみ)に集中しており向かい風で海面に漂う「飼料」の粉が集まるところのみ良く釣 れるといった現象が見られます。ともあれ夜釣れるアジは型も良く投光器等の重装備 も全く必要なく釣れますので一度試してみてください。太刀魚もメーター級が高確率 で釣れますよ。

Gaku:確かに2月前半より、2月後半の方が茨城県全体の海水温が下がってますよね。大きな冷水隗が調子沖にあるようで、その影響でしょうか。このまま水温が上がらないと、今週末も危ないですね。
でも、南公共埠頭は追い出されるので行ったことが無いんです。アンモニアに行ってみようかな。

M・Tさん: ひどい海でした。なにしろ某堤防は 全員ボーズを食らいました。腹立ちまぎれに あの海には 魚がいなかったと思う事にしました。 魚がいなければ 腕のふるいようがありませんから。ご教示のように 鹿島釣り餌センターのエサは 質量とも群をぬいていますね。 ただ 朝の開店時間が遅いのが難点で 私が通過する時は 入り口が真っ暗なことが多いのです。

Gaku:確かに、鹿島釣り餌センターは朝遅いのが欠点ですよね。私も、あそこが開いていない時は、神栖フィッシングセンターに行きます。神栖は質の面では鹿島釣り餌センターと対抗できるのですが、量が少ない気がしてます。でも、某餌屋さんに比べれば、格段に多いですよね。(^^)