2000年7月15日(土曜日) 鹿島港

きむさん、つかの間の復活

みなさんご承知の通り、きむさんにご長男が生まれました。で、奥さんとお子さんは実家に帰省中・・・・つかの間のきむさん復活です。

久々の釣りということで、釣果が見こめる鹿島某堤に釣行することにしました。天気予報も雨模様なので、人も少なそうで、ちょうど良い具合です。

「何時に出発する?」

「何を狙うかだね。」

「やっぱり、アジ、メバルかな。投げ釣りはどう?」

「カレイは暑いから難しいけど、アイナメは釣れるよ。夏のアイナメは美味しいよ。」

「何時に着けばいいかなあ・・」

「アジなら4時、メバルなら5〜6時じゃない?」

「じゃあ、2時出発の4時到着にしようか。」

ということで、2時に筑波を出発します。

「今日はイソメを買うかどうかが問題だなあ・・・」

「確かに、サビキだけでいいかもね。でも、サビキに何も来ないとき退屈だよ。」

「そうだよね。1パックだけ買っておこうか。アイナメ狙いで赤イソメにしようか・・・」

「う〜ん。確かに高水温期は赤イソメの方がいいよね。」

と話しながら、神栖フィッシングセンターに到着。しかし、残念ながら赤イソメも岩イソメも売り切れです。仕方なく青イソメを1パックずつ買って堤防に向かいます。

アジの時合には遅刻

予定通り3時半頃堤防根元に到着です。しかし、ここで私の自転車のトラブルがあり、ちょっと時間を取られます。結局堤防に入った頃には、もうヘッドランプが不要な明るさになっていました。

途中まで行ったところで、アジのタタキさんに会います。

「こんにちは。」

「やあ、来たの。」

「どうですか?」

「今ばたばた来たよ。結構いい型だよ。」

といって見せていただいたクーラーには、良型のアジ、それにクロソイも入っていました。

さらに進むと、今度はM.Tさんがいらっしゃいました。

「どうですか〜〜」

「おお、来たね。今来たところだよ。2匹釣れたよ。」

「本当だ。ここでやる?」

「先端にNTさんが居るらしいよ。今日はすいてるらしいよ。」

「じゃあ、折角だから先端に行こうか。」

ということで、先端に向かいますが・・・・この判断が失敗でした。

先端に到着すると、確かに二人しか釣り人がいません。N.T.さんに状況を聞いてみます。

「どうですか?」

「釣れないよ。」

「え??? 手前は釣れてましたよ。」

「うん。最近先端は釣れないんだよ。アジは手前だけ。」

「あらあ・・・」

と言いつつも、折角先端まで来たので、ここでやることにして、サビキの準備です。しかし・・・・・本当に釣れません。NTさんは小型のアジを何匹かは釣ったようですが、我々は何も釣れないのです。きむさんと二人であちこち探りまわりますが、全然ダメです。きむさんは、色々探りながら、どんどんと後退していきますが、やっぱり釣れないようです。最初にM.Tさんと会った辺りまで行っても、MTさんも居なかったようなので、M.Tさんもさらに後退したのでしょう。

結局アジの時合には遅刻だったようで、一匹も釣れないまま時間だけが過ぎていきます。メバルも今日は来ないようです。ふと水面を見ると、イトヒキアジが優雅に泳いでいます。タモですくってみようと思ったのですが・・・これは失敗でした。

アジのタタキさんが、時折偵察に来てくださいました。ということは、お互い釣れないってことですよね(^^;;;;; オキアミさんともお会いする事ができました。

投げ釣りで初釣果

000715p1.jpg (3842 バイト)結局サビキでは何も釣れないので、投げ釣りを始めることにしました。内側と外側に投げ分けます。最初に掛かったのはサバフグです。珍しくシロサバフグだと思ったのですが、家で図鑑で良く調べると、やっぱりクロサバフグでした。シロサバフグは無毒ですが、クロサバフグには毒があります。素人の同定はやっぱりダメですね。次に釣れたのはコモンフグ。フグしか釣れない・・・と思ったら、ドンコ。これもリリースです。

しかし、やっとまともな魚が釣れます。マコカレイです。とは言っても20cmほどの小型です。でも、はじめてクーラーに魚が入りました。しかし、その後も釣れません。きむさんは自転車で偵察に行ってましたが、帰って来ました。

000715p4.jpg (12411 バイト)「Gakuさん、M.Tさんがコバンザメ釣ったよ。」

「え?? コバンザメ? どうやって?」

「サビキだって。」

000715p2.jpg (9470 バイト)

「さびき? それは凄いねえ。見行こう。」

「今来るよ。」

000715p3.jpg (5632 バイト)と言っているところで、M.Tさんが登場です。バケツにはコバンザメです。初めてコバンザメの小判に触りました。本当に手にくっつきました。このコバンザメの写真を撮って満足です。

イシガキダイも釣れたよ。これが釣れると夏だよね。」

とM.Tさん。我々は釣れないのですから不思議です。

「しかし、M.Tさんはサビキで何でも釣るねえ。」

「不思議だよねえ・・・」

「まあ、今日はコバンザメの写真が撮れたから、いいや。」

と、諦めモードです。

待望のメバル

さて、その後もサビキはダメなので、投げ釣りに徹して、キスを狙うことにしました。今日はNTさんも投げ釣りでは苦しんでおり、アナゴが釣れただけです。このキス狙いの竿に来ました。20cm弱の小型ですがウスメバルです。

「やった。メバルだ。今日はこれ以上釣れる気がしないから、写真撮ろう。」

「そんなこと言ってると、また写真撮ることになるよ。」

000715p5.jpg (10243 バイト)とMTさんには言われたのですが、とりあえず写真撮影をして、再度同じ場所に投げ込みます。すると・・・また来ました。今度は20cm超の良型のウスメバルです。MTさんの予言通り、写真を撮りなおすことになりました。(^^;;;;

この2匹で気を良くしたのですが、メバルの当たりはここまでした。

しかし・・・M.Tさんは違います。我々が徹底的に探ったサビキ場所で、メバルを釣ってしまうのです。

「え? そこで釣れたんですか?」

悔しいので、すぐにサビキに再参入です。で、この竿でメバル・・・ではなく、ウミタナゴコサバが釣れました。(^^;;;   やはりMTさんにはかないません。

アイナメ!!

その後、またしばらく釣れない時間が流れます。海には、カタクチイワシボラ・マルタの姿が見えます。手前ではマルタがサビキに掛かっていたそうです。きむさんはオニカマスらしき魚が泳いでいるのも見つけました。

しばらくして、投げ込んでいた竿を上げようとすると、魚の手応えです。最初はカレイを期待したのですが、なんだか、時々強く引いて、突然軽くなる手応えです。

「これはアナゴかな?」

「カレイかもよ・・」

と話しながら巻き上げてみると、良型のアイナメでした。N.T.さんにタモ入れをしてもらって、40cm弱のアイナメをGetしました。これで、今日のお土産は十分です。血抜きをしてクーラーに入れます。で、休憩です。さすがに徹夜と、天気予報大外れの晴天で、疲れが出てきました。

000715p6.jpg (17942 バイト)しばらく休憩していると、今度はきむさんの竿に何か来たようです。上がってきたのは、私の釣ったのとほぼ同じサイズのアイナメです。これできむさんも夕食確保です。きむさんは今は一人なので、沢山の魚はいらないのです。

「これでアイナメの刺身が食べられるぞ。」

「もう帰ってもいいね。」

「うん。でも、アジが釣りたかったな・・・」

「そうだね・・・」

と言いつつも、二人とも余裕の釣りにかわります。

初サメと豆アジ

000715p7.jpg (7036 バイト)さて、その後も投げ釣りを続けます。すると、また重みです。しかし、今度はあまり引きません。重いだけです。ドンコかな・・・と思いながら上げて見ると、なんとホシサメメゴチの一荷でした。サメを釣ったのは初めてなので、きむさんにタモ入れをしてもらいました。このサメは刺身でも食べられる美味しいサメですが、釣果は十分だったのでリリースしました。

ちょうどそのとき、隣ではN.T.さんの竿にM.Tさんがタモを出しています。あちらもサメかな?と思ったのですが、上がってきたのは立派なアイナメ。42センチでした。

000715p8.jpg (10517 バイト)今日は投げ釣りに苦しんでいたNTさんですが、ここから急激に調子を出します。その後40cm超のクロソイまで釣ってしまいました。さすが常連さんです。

私はこのあたりで、1パックしか買わなかったイソメが無くなってきたので、MTさんに教わったアジポイントに竿1本だけ持って行ってみることにしました。きむさんも行きます。

「ここ?」

「そうみたいだね。」

「ここは難しいね。」

「根掛りしそうだね。」

と言っているそばから根掛りさせてしまいます。サビキの予備を持ってこなかったので、一旦もとの場所まで戻る羽目になります。そして再開です。

すると・・やっと釣れました。本日初のアジです。しかし、15センチほどの小型です。それでも釣れないよりはマシです。隣の人はメジナを釣っていました。しばらくアジ釣りを楽しみますが、3匹目あたりから豆アジサイズになります。こませが効きすぎたようです。一度だけ鋭い引きで20cm超のクロメバルが針掛りしたのですが・・・水面で落ちてしまいました。小アジに合わせて針を小さくしていたのが敗因でした。

結局6匹ほどのアジを釣ったところで、餌切れ。これでアジ釣りはおしまいにしました。

最後に・・

さて、これでイソメもオキアミも無くなりました。きむさんはまだ餌が残っているようなので、私は釣った豆アジを泳がせてみることにしました。まだ回遊魚には早いので、無理だろうとは思いましたが、まあヒラメもいるかもしれないし・・・という狙いです。で、このアジに、忘れていた奴が食いつきました。シリヤケイカです。

「きむさん、イカが食ってる。タモ入れてくれる?」

「え?でも、それって掛かってるの?」

「ううん、多分アジを掴んでるだけだよ。」

「え〜〜そりゃあ難しいなあ。逃げるよ・・・」

と言いながら、きむさんが一発でタモ入れに成功してくれましいた。

「やった。ありがとう。ほら、やっぱり掴んでるだけ。」

「イカもバカだねえ。離せばいいのにね。」

ということで、何故か最後にイカをGetして納竿としました。結局暑い中12時頃まで釣ってしまいました。きむさんは日焼けで真っ赤になってしまいました。

000715p9.jpg (16356 バイト)結局今日の釣果は、アイナメ2、カレイ1、ウミタナゴ1、ウスメバル2、小アジ6、小サバ3、シリヤケイカ1、メゴチ1でした。今日は自分が釣った以外にも、目撃した魚を緑文字にしてみました。全部で23種類。やはり海は夏になってきたようです。これからが楽しみですね。

ただ、某提先端は本当に釣れなくなってきました。やはりここしばらくの人の多さで魚が減ったのでしょう。次のポイントは何処かな。

ではでは。

 

コメント

きむさん:ガクさんお疲れさまでした。相変わらず色々釣ってたね。今回私は出発直前に自転車 のパンクを発見して目の前真っ暗になりましたが、ガクさんのおかげで無事修理して 釣行する事が出来ました。ありがとう。やっぱり頼りになるね。

Gaku:いえいえ、結果的には私の自転車の不調で、アジの時合に間に合わず、失礼しました。次回はアジ爆釣したいね。