20055月15日 日曜日 

シーズン最後の冬魚釣り

今週は天気が悪く、行き先がなかなか決まりません。特に茨城県北部は数日前から水温も急激に下がっており、どこに行っても釣果が期待できない状況です。仕方ないので、釣果は期待しないことにして、色々釣れる場所を選ぶことにしました。

釣り場到着は6時半頃です。近くには誰も居ないので、きむさんと二人で真ん中から両側に竿を広げることにしました。カレイシーズンは終わったと思われるので、狙いはアイナメメインで、堤防外側を中心に攻めることにしました。

水面には赤潮のような赤い帯が走っており、これが気になるところですが、準備した竿には早速ドンコのあたりがあり、魚の活性は意外に高いようです。

とりあえず、投げ竿を三本出して、様子を見ることにします。どうもドンコの活性は相当高いので、これ以上竿を出すと、世話ができなくなる恐れがありそうです。今日は餌の節約も兼ね、仕掛けは全て一本針とし、根掛りの場合は必ず待つというルールを設定して釣ることしました。

さて、竿を準備し終わった頃、早速綺麗なあたりが出ます。ドンコではない、アイナメのあたりです。竿の感触からも、相当良型のようですが、まだタモを組み立てていません。竿を片手に持ち、タモを組み立てていると、きむさんが助けに来てくれましたが、きむさんの竿にもあたりが出て、タモを組み立てる余裕がありません。きむさんが、自分の竿に掛かったドンコをすばやく処理して戻ってくれたのでやっとタモが組みあがり、上がったのは42.5センチの立派なアイナメでした。

このアイナメの後も、あたりは続きます。ほとんどがドンコで、2割程度がアイナメという感じですが、竿を上げれば8割以上の確率で何かが釣れているという状況で、水温低下をまったく感じさせない高い活性です。水温が低下して4日目なので、魚も低水温に慣れ、食欲が戻ってきたのかもしれませんね。

竿に落ち着きが見え始めたので、堤防の内側で一応カレイを狙ってみることにしましたが、こちらもやはりドンコとアイナメで、カレイは全く姿を見せませんでした。ただ、良型のフグが2度釣れました。これはヒガンフグというフグですが、名前は悪いものの、とても美味しいフグだそうで、フグ調理師の免許が欲しくなる釣果でした。

その後も、魚の活性は弱まりません。アイナメは、写真の25センチクラスが中心ですが、30センチ超も2匹釣れました、ただ、我が家はアイナメ持ち帰り要注意状態なので、今回は次週のバーベキューで魚消費予定のある木村家にどんどん嫁入りすることになりました。10匹程度は嫁入りしたと思います。20センチクラスの小型や、ドンコのほとんどはリリースしました。ドンコの大型だけ持ち帰りようにキープしておいたところ、きむさんが次々に大きなドンコを釣ってくれるので、30センチクラスのドンコが揃いました。

11時頃から、時折雨が降り始めます。たいした雨ではありませんが、久々に雨の中での釣りになりました。さらに12時頃には、雷も遠くで光始めました。 その頃、今度はきむさんに良型のアイナメが掛かります。これも40センチを超えるグッドサイズでした。

雷の様子がちょっと心配にはなったのですがコースがずれているので、大丈夫だろうと言いながら釣りを続けていると、船がやってきます。何事かと思うと、

「また雷が来ますので、退避してください」

と放送して廻っています。ということで、慌てて納竿しました。しかし、堤防を去る頃には、天気も回復し、日が照って、堤防上の雨水を蒸発させるので、堤防がけっむているような幻想的な風景を見ることができました。

結局持ち帰りは、最初に釣ったアイナメ一匹と、大型のドンコ5匹でした。今回はアイナメもドンコもから揚げになり、ドンコの肝だけがあゆみによって美味しく煮付けになりました。