2016年4月下旬
今回の狙い
前回の日誌で、注文したら在庫切れだったと報告した竿が、すぐにメーカーから入荷できたようで、意外と早く届きました。これでボート用に3つの竿セットができました。竿とリールの色がマッチしたので、大満足です。
100m以上の深場用が右のアルファタックスの電動とダイワのシーパワー64IL 120-270。糸は最初PE4号を400m巻いたのですが、一度高切れしたので、360mです。250号の錘まで使えますが、一度200号使ったら重くて疲れて、根掛かりで失ったので、現在持っている錘で一番重いのは150号です。.本当は500m位巻いておきたいので、そのうちPE3号にしようかな。
真中が今回新調した草刈りエンジンさん譲りのダイワの電動とダイワのシーフレックス73IL 50-270です。糸が何メートル巻いてあるのかは今のところ不明です(笑) これもそのうち3号400mに巻きなおしたい!!
左は手巻きでアジ釣り用のシマノのカウンター付リールにダイワのシーパワー64IL 30-270です。イサキやアジなどの浅場釣りで使う予定です。最近は30mでも電動使ったりしてますが(笑)
これで、内房、外房の餌釣りはばっちりです。早速新竿に魂を込めに行きたいところです。
で、GWが始まりましたが、私ときむさんの日程が合うのは前半では30日だけです。この日が天気が悪ければだめということで、天気予報を待ちます。その上、私は先週から喉痛だったにもかかわらず、仕事で無理にしゃべったら、声が出なくなってしまいました。ということで、体調とも相談です。
天気予報では、29日は強風、1日も強風ですが、30日だけは風が弱まりそうです。朝は北風で、途中で風向が替わり、午後は南風ですが、午後2時頃までは安心して釣れそうです。体調の方も、声は出ないものの、身体の方は大丈夫そうです。
「風邪ひいたけど、行けそう。30日は我々が出てる時間なら大丈夫っぽい。外房でも出れそうだけど、波があるから、内房の方がいいね。」
「体調悪ければ中止でもいいよ。とりあえず前回と同じ狙いだね。」
ということで、出撃決定です。
いつも通りに出発。意外に道が空いてて、8:30頃には現地に到着しました。
今日は義弟は外房なので、いるとしたら3.5馬力さんだけなのですが、当然もう出航されているはずです。駐車場もいっぱいで、いつもよりかなり不便な場所に駐車することになりました。
出航でまたトラブル
現地は完全な無風です。理想的には、この時間にはまだ北風が吹いていてくれると良かったのですが、既に風向きが変わりつつあるようです。
準備を進め、9:30に出航です。しかし、また出航を失敗です。今日はGWなので、岸壁に多数の釣り人がいて、いつもは竿が出ていない航路側にも竿が出ているのに気が付きませんでした。糸を跨いでしまったので、糸が切れないように、慌ててエンジンを止めます。しかし、エンジンを止めると、船が岸にどんどん近づきます。
岸に当たってしまうと破断の可能性も高いので、慌てて操船しますが、慌てると余計にダメですね。何とか脱出しましたが途中で2本の糸を跨いでしまいました。
岸壁を見ると、二人とも糸は切れなかったようで、一人は既に仕掛けを巻き上げていました。
ともかく、早く岸から離れないと危ないので、挨拶もそこそこに、岸を離れましたが、それが後で問題になりました。実は糸を引っかけていたようです。
深場に一直線
「今日は餌のサバを釣らずに、風が無いうちに深場に行く?」
「そうだね。サバ買ってきたし、Gakuさんはサンマがあるよね。」
ということで、深場に直行です。途中、3.5馬力さんを探しながら走りますが、見つけることはできませんでした。
後で聞いてみると10:30には上がったそうなので、どこかですれ違ってはいたはずですが・・・・
我々の深場到着は10:05でした。
早速投入です。今回は餌として、きむさんが買ってきたサバ、鮭のハラス、ホタルイカを使ってみました。
水深は240mほどです。ほとんど無風で、ほぼ真っ直ぐ落ち、着底も分かります。
久々の安心してできる深場釣りです。
今日は錘を忘れずに持ってきたので、120号を使ってみます。それでも、結構重くて、当たりもよく分かりません。
何か小さい魚が当たっている気もするのですが、手で持ってみても感じないのです。
「釣れたの?」
「分からないなあ・・・」
「分からなくて釣れてることってある?」
「シロムツならね。」
と言いつつ大きな当たりを待ちますが、結局明確なあたりは出ませんでした。
「まあ、上げてみようか。」
「じゃあ、こっちも上げるね。」
「釣れてる感触無いなあ。」
「それでも釣れてることってある?」
「シロムツならね」
「シロムツって分からないんだね。」
と言いつつ巻き上げます。
途中で、きむさんの糸と交差して擦っている感触が分かったので、私が先に上げることにします。
上げてみると、予想通り?シロムツが付いていました。
5本針の上4本がシロムツ(標準和名オオメハタ)です。
そして、一番下の針には、ちょっと長細い魚が付いています。外道の深海サメです。
深海サメの特徴は、第一背鰭の前に棘があることです。この棘に刺されないように慎重に針を外します。
このサメは、このあたりの外道としては定番のようですが、私は名前が分からなかったので、写真を何枚かとってからリリースしました。
ゆっくり泳いでいましたが、さて、200mまで戻れたでしょうか・・・・
このサメ、後で調べたら、ヒレタカフジクジラという名前のサメでした。漢字で書くと「鰭高藤鯨」です。面白い名前ですね。
この種類は棘に毒は無いようですが、棘に毒を持つ種類もあるようなので要注意ですね。
さて、私の仕掛けに絡んでいたきむさんの道糸は簡単に取れたので、次はきむさんの巻き上げです。
「あ、こっちもシロムツが2〜3匹ついてる」
とういうことで、きむさん初物のシロムツGetです。
水面下を覗き込んでみると、まだついているようです。
「4本目の針にもついてるよ。シロムツって群れに入ると全部の針食うから、きっと5本目もついてるよ。」
「あ、そうなんだ。あ、本当だ。5匹目も付いてた。」
ということで、5本針にパーフェクトでした。
しかし、2回目の流しでは、何も釣れませんでした。この頃から、南風が吹きはじめました。
「南風が吹きはじめると、このまま強くなっていくんだよ。困ったねえ。」
「船が動くと、釣れないね。」
「もう一回やる? シーアンカー入れないとダメだと思うけど。」
「そうだね。」
ということで、3回目の流しに入ります。シーアンカーも投入しますが、やはり流されます。
途中できむさんが急に目に痛みを感じます。相当痛いようです。原因は不明です。
とりあえずきむさんは巻き上げることにしたので、私も巻くことにしました。
上げてみると、シロムツが1匹だけ掛かっていました。
ただ、サイズが少し良かったので、嬉しいですね。
結局、この後も風は止まず、シーアンカーも効かない程の風なので、これで深場はやめることにしました。
強風で釣りにならず
「どうする?カサゴに行く?」
「この風だと、カサゴも釣れないよね。」
「じゃあ、イトヨリ?」
「イトヨリ行こうか。」
ということで、イトヨリポイントに向かうことにしました。12:30イトヨリポイント到着です。
アンカーを投入し、釣り開始です。新竿デビューです。
魚探には結構魚群が写ります。しかし、食いません。
餌がぼろぼろになって帰ってくるので、小型のイワシでしょうか。いずれにせよ、針が呑み込めないほどの小さな魚のようです。
あまりに餌取りが多いので、餌付けが面倒になり、餌の一つを深場用のホタルイカに替えてみました。
すると、小さなあたりで、ホタルイカを食った魚が上がってきました。
クラカケトラギスです。
今回購入した新竿の1匹目はクラカケトラギスでした。これでは、竿に魂が入ったとは言えませんね。
しかし、その後も餌が無くなるばかりで、進展はありません。
場所替えをしてみたものの、アンカーが流されるほどの風になってきました。
「これはもうダメだね」
「ここの所いつも風に悩まされるね。」
といいつつ撤収を決定、14:00前には帰港しました。
トラブル発覚
帰港してみると、一人の釣り人が待っていました。
聞いてみると、出航時のトラブルで、仕掛けが切れ、リールが壊れたそうです。
声をかけたけれど、逃げて行ったといって怒っていました。
我々は無事クリアしたと思ったので去ったのですが、逃げたと思ったら怒るのも当たり前ですね。
お詫びして、リール代を弁償しました。
このトラブルで、御嬢さんが釣りが出来なくて泣いていたそうで、とても申し訳ないことをしました。
「こっちは釣りが出来なくて娘が泣いているのに、おまえたちだけ楽しく釣りして」
という怒りももっともです。
あの時に気が付いていれば、すぐ釣具屋に走って新しいリールと竿を買ってきたのに、気が付けず、とても残念でした。
GW中は、いつも竿が出ていない航路側にも竿が出ているので、要注意ですね。
今日の釣果
ということで、今日の私の釣果は、オオメハタ5匹、クラカケトラギス1匹でした。きむさんもオオメハタ5匹でした。
今日も風が強く、満足な深場釣りができなかったのは残念でしたが、まあお土産は確保できたので、良しとしましょう。
この一文、前回と同じです。どうもこのところ風に悩まされます。
次回はどうなるでしょう・・・・・
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