ボート第3号の選定とバージョンアップ

きむさんがボート釣りをできるようになったので、元々一人用に買った第二号のワンダーマグでは小さすぎることが明白になってきました。そこで、2014年に入り、二人用のボートを買う検討を開始しました。

第3号ボートの条件

第3号ボートに求める条件は以下の通りです。

・二人で乗るのに十分な広さがあること

・ボートを運びやすいようにドーリーが着けられること

ただし、第一号ボートで購入した2馬力のガソリンエンジンは、オイル漏れで車内が臭くなって苦労した経験があり、ジュネーブに行くときに売却してしまいました。再度購入を検討するものの、オイルの漏れる可能性のある2馬力エンジンは車に乗せたくないので悩みます。きむさんにもガソリン臭はあまり良くない気がします。

「ジェイモ 一馬力」の画像検索結果いろいろ考えた結果、ジェイモが販売している1馬力のガソリンエンジンを買い、これまで使っていてエレキと2基掛けにすれば、航続距離も伸びるし、どちらかのエンジンが止まっても、もう一つのエンジンで帰れるので安全性も高いし、そのうえトータルで2馬力以内なので船検は不要というということで、メリットが大きいと判断。この組み合わせに決めました。1馬力エンジンは混合燃料を使うので、エンジンオイルを別途入れる必要がなく、車内にエンジンオイルが漏れる心配はありません。ガソリン臭だけはどうしようもありませんが、きむさんはガソリン臭は大丈夫そうです。

ということで3つ目の条件です

・少し遠くに行けるように後部トランサムにはエンジンを載せるため、前部にモータマウントが取り付けられること。

この条件に合致するのは、ジョイクラフトではGRIDとORANGE PEKO、それにちょっと特殊なBBSしかありません。

この中で最も安価で軽いのはGRIDです。

「ジョイクラフト GRID」の画像検索結果

問題はGRIDにドーリーが取り付けられるかどうかです。ジョイクラフトのカタログではスペーサーが必要となっています。早速ボート屋さんに問い合わせてみました。

「グリッドにドーリー着けたいんですけど、スペーサーってのは売っているんですか?」

「ええ、ドーリーを買えば一緒に着いてきますよ。ただ、グリッドにドーリーはあまりお勧めしません。」

「それは何故ですか?」

「やはりタイヤ間が狭いので、横倒れしやすくなるんです。」

「あ、やはりそうですか。狭そうだなとは思ったんです。」

「RED CAPなら安心ですよ。」

「実はモーターマウントが必要なので、グリッドがダメなら、オレンジペコなんですよ。」

ということで、オレンジペコに決定です。

問題はサイズです。最大のものは320wideですが、wideサイズだと岩井の海岸への出口が通れない気がします。そこで、通常の320サイズにしました。

艤装は最小

注文するや否や発送してくれたようで、4月30日には到着しました。

エンジンは、ジェイモの1馬力を購入し、これもすぐ到着します。

沖に出るために、魚探も深いところが見れる通常の魚探を買います。Lowrance Elite-4 HDIです。これで200m超まで見ることができます。もちろんGPSも付いていますのでポイント記録もばっちりです。

早速自宅で点検のために組立してみました。いい感じです。

このことを義弟にメールすると、早速それで沖に出ようって誘われます。

このボートに弟のエンジンを載せれば、快適に沖で釣りが出来そうです。

ということで、進水式は5月の連休中に義弟のエンジンを載せて行いました。その後も義弟のエンジンでの出航が続き、予定通りエレキと1馬力エンジンの2台乗せで出航したのは2014年6月下旬になりました。

5馬力にバージョンアップ

その後、エレキとジェイモの2台乗せやジェイモ単独出撃などを行ってみて、オレンジペコに一馬力エンジンとエレキでは非力であることを痛感します。近場での釣りなら十分ですが、遠くに行くには時間がかかりすぎることがはっきりしました。

「オレンジペコ320」は、今年から船検を取ることが可能になったので、予備検付きのモデルを購入してありました。折角免許も取ったし、船検も取れるし・・ということで、誘惑に負けてエンジンを購入することにしました。(もちろん、その前に船舶操縦士免許も必要ですね。これは別途書きます)

オレンジペコで使えるエンジンは6馬力までなのですが、前部に一馬力のエレキを載せることも考え、これが船検の際に問題にならないように、5馬力エンジンを購入することにしました。

候補はスズキ、ホンダ、トーハツの4サイクルエンジンとマーキュリーの2サイクルエンジンです。4サイクルの方は調べた結果スズキのエンジンが最も良いという結論になり、これをマーキュリーの2サイクルと比較し、どちらを購入するかを考えます。値段はスズキの方が少し安く入手できそうですが価格差は重要ではありません。

スズキ5馬力は重量が26kgです。4サイクルなので、普通のガソリンが使えるのがメリットですが、エンジンオイルが別途必要で、それが入っているため、車内でエンジンオイルが漏れる可能性があります。これは前回ホンダの2馬力で経験済みです。

マーキュリー5馬力は重量が20kgと軽いのが最大の利点です。混合オイルを準備する必要があり、燃費も環境にも悪いのがネックですが、その分エンジンの置き方の自由度が高くなります。

検討の結果、やはり重量の6キロの差は大きいという結論になり、マーキュリーの2スト5馬力を購入することにしました。ネットで安い販売店を探したところ、自宅からも近いミシマつり具店が安く販売していたので、ここで購入することにしました。

エンジンはすぐに届きました。このエンジンのもう一つの利点は外部タンクが付属していることで、12リットル入るので、長時間の航行にも対応できます。

船検を獲得

さて、次は船検です。

船検を取るのには手数料が必要ですが、それ以上にお金がかかるのが船検備品の購入です。

必要なものは、救命浮き輪、係留用ロープ、錨、黒玉、笛、信号紅炎、工具、赤バケツなどですが、一番大変なのが定員分必要なフローティングベストです。

釣り用のフローティングベストは大抵の場合船検には対応していないので、定員4人分揃えようと思うと、これが一番お金がかかります。

定員4人で船検を取るには、4つフローティングベストが必要ですが、実際に出航する際には、ゴムボートの場合特例で、その時に乗っている人数分載せれば良いことになっています。そこで、通常使わない2つのベストはできるだけ安く済ませ、自分用のベストを新調、船に常備するもう一つのベストは場所をとらない空気膨張式の最も安いものを購入しました。

きむさんも義弟も一緒に乗るときは非認定品の自分のベストを着るでしょうから、認定品を一つ載せておく必要があるのです。

以上を揃えた上で、全部抱えて、日本小型船舶検査機構の千葉事務所に持ち込み検査を受けてきました。これで5馬力エンジン付きオレンジペコの準備完成です。

初出航は2014年7月20日下旬の内房となりました。

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