冬を感じる海でした

新年のお休みは結局一度しか釣りに行けませんでしたが、翌週の週末もなかなか良い天気です。外房でも出れる天気でしたが、ちょっと波がありそうだったので、内房にしました。天気も良く快適な釣り日和でしたが、海は冬になってきたようです。

ゆっくり出発の土曜日

週末の天気が良さそうなので、きむさんにメールです。

「Gakuです。今週の土曜は良さそうです。朝は風がありそうだけど。ゆっくり行ってゆっくり上がる感じかな。」
「きむです。土曜、行けそうなんですね。行くとしたら内房ですか?時間はどうします?」
「朝は風が強いので、ゆっくりでいいよ。内でも外でも出れるけど、内かな。」
「ではGakuさんち7時着位でいきますね。深場とウマヅラポイントとカサゴ・アマダイ・イトヨリを準備していけば良いですか?」
「カワハギ釣りたい気もするな。イトヨリ真面目にやってもいいし。」
「深場とウマヅラポイントはやりたいね。アジとイサキを釣りたいです。イトヨリは粘れば数が出るのかなあ・・・。今回はサバは買わないのでこの前Gakuさん釣ったサバをお願いしますね。」
「了解です。サバ持っていきます。」

ということで内房出撃決定です。

今回は朝7時に出発なので、6時に起きてガソリンを入れに行きます。戻って準備していると、いつの間にかきむさんが自宅前に到着していました。今日はいつもより一時間遅いのに、道は空いていたようです。早速出発です。

「今日は新しい仕掛け準備してきたよ。」

「そうなんだ。どういう釣り?」

「探っていく釣りなんだ。昔、高萩時代に地元の釣り師から教わった仕掛なんだよ。」

「じゃあ、探って釣れる場所がいいね。」

「今日はi-pilotは大丈夫?」

「多分ね。充電は確認した。でも、バッテリーが弱ってて、直ぐダメになるのかも。」

「古いの?」

「2013年にエレキでボート準備した時に買ったバッテリーだからねえ。」

「それはそろそろ交換時かもねえ。」

といった相談をしつつ、釣り場に向かいます。

いつもより一時間遅く動いたので、港到着も一時間遅れです。しかし、先客は誰もいないようです。予約もないとのことで、今日は貸し切り?です。

準備段階でi-pilotを繋いでみると、なぜかまた動きません。しかし、今回は確実に充電してきました。おかしいな、と思いバッテリーのコネクタをチェックすると、コネクタが緩んでいました。どうも前回からコネクターが緩んだままだったようです。前回の失敗も充電の失敗ではなくコネクタの問題だったようです。これで一安心です。

これですぐに出発のはずが、出発時に、きむさんとの連携が悪く、市場との間を三往復することになってしまうななど、色々手間取り、出港は9:30過ぎでした。



まだ波が荒い

まずはきむさんが新兵器を試したいということで、探り釣りができそうな場所を目指します。朝は北風が強い予報なので、風を避けられる北側の白根を目指します。

港の出口では、富士山が美しく見えました。海も静かなように見えたのですが・・・

沖に出ると、だんだんと波が高くなってきました。

白根に到着すると、結構な波で、ちょっと釣るのが疲れそうです。

そこで、湾内のウツボ根に戻ることにしました。

10:00にウツボ根に到着して、釣り開始です。近くにはカヌー釣り師も来ていました。

きむさんは新兵器で、私はいつものイサキ・マダイ仕掛けを投入です。

しかし、ここで失敗。水深が浅いので、電動リールを使わずに仕掛けを下して、着底させてしまったので、あっという間に根がかりです。根の上で釣っていることを忘れていました。結局仕掛けは4本針のうち3本が失われて上がってきました。

やむなく、仕掛けを竿ごと交換し、カワハギ狙いをしてみることにしました。

このカワハギ仕掛けには、直ぐに当たりが出ます。

しかし、釣れるのはホシササノハベラです。

さらに、キタマクラが擦れで釣れたりします。

下には、キタマクラがうようよ居るようですね。

結局カワハギを釣ることはできませんでした。

やむなくカワハギ釣りを諦め、古いMT仕掛けを取り出し、根がかりしないように浮かせておきます。

すると、この仕掛けに強い当たりです。

アジでも掛ったか?と期待したのですが、途中でバレて、正体は拝めませんでした。やはり古い仕掛けだと、針も甘く返しも錆びてたりするので、ダメですね。

きむさんの方は、新兵器でカサゴを釣りましたが、超ミニなのでリリースです。でも、一応新兵器で狙いの根魚が釣れたので満足ということで、深場に転進することにしました。この頃には波もおさまっていたので、安心して深場に移動です。




初めての場所でムツ

深場は、今日はこれまで入ったことのない、初めての場所に入ってみることにしました。

「水深何メートルくらいでやりたい?」

「220~200mがいいな」

「了解。じゃあ、ここでやろう。」

ということで、11:00に深場釣り開始です。

餌は前回釣ったサバと再冷凍ホタルイカです。

魚探には、200m辺りに魚影が出ています。シロムツの魚影にしては、ちょっと厚いので、シロムツではない気がします。

「底から20m位のところに魚影があるよ。」

「シロムツじゃないの?」

「シロムツとは違う気がするんだけどなあ。」

「でも食わないよ。」

といいつつ、きむさんが巻き上げ始めます。何か小さいのが釣れたようです。

上がってきたのは小型のギンメダイでした。これはリリースです。

「その魚探の魚影、ギンメダイじゃないの?」

「ギンメダイがこんなに居るかなあ・・・」

と言っていると、私の竿にも重さが出ます。しかし、暴れません。時々引き込みますが、強い引きではありません。

「何が釣れたの?」

「わかんない。あれ、なんだか変なのが釣れた。あ、クロムツだ。」

上がってきたのは、久々のムツでした。そして下の針にはユメカサゴも付いていました。

すると、きむさんの竿にも重さが出て、同じ組み合わせの釣果です。

「久々にクロムツが釣れたね。」

「でも、クロムツって、二匹目がなかなか釣れないよね。」

「今日は行けると思うよ。魚探の魚影消えないし。」

次の投入では、ユメカサゴ一匹だけ。きむさんも同じです。

なぜか二人とも同じ魚種が釣れます。

次の投入では、またもクロムツとユメカサゴの一荷です。

なんと、きむさんも同じ組み合わせ。三度連続で、二人が同じ組み合わせで釣りました。しかし、その後は当たりが遠くなります。

ちなみに、今日の海にはクラゲがたくさん来ていました。日本では最も一般的なミズクラゲですね。泳いでいる姿を見ると癒されます。

天気も良く、暖かくて、最高の釣り日和になってきました。

その後、放置していた仕掛けを上げてみると、ムツ1匹に、ユメカサゴが3匹付いていました。

これで今日の深場釣りは終わりです。



ウマヅラポイントへ

「次はどこに行く?」

「ウマヅラポイントに行こう。」

「ウマヅラ釣るの?」

「あのポイントの真上で新兵器試してみたいんだ。」

「なるほど、了解。」

ということで、いつものウマヅラポイントに行きます。13:30です。

ポイント近くで魚探に群れが映ったのですが、それをロストしてしまうと、次の群れが見つかりません。ポイントの真上に魚がいるように思うのですが、良くわかりません。

「ここで釣ってみよう。」

「了解。魚影あるの?」

「魚影のような気がするんだけどねえ・・・」

ということで、釣り開始です。

しかし、何も釣れません。

餌も無くなりません。

色々と少しずつ移動し、探りますが、当たりが出ません。

きむさんは一度だけ何か掛けましたが、ハリス切れです。ウマヅラか、フグか・・・

それにして、あれだけいたウマヅラはどうしたのでしょうか。やはり冬になったので、水温が下がって口を使わなくなっているようです。ちなみに、表面の海水温は、上記の魚探にも出ているように、15.3度なので、それほど低いわけではないのですが、ここ数日の寒波で、海水温が下がったのかもしれませんね。

結局このウマヅラポイントでは、何も釣れずに終わりました。きむさんの新兵器でも釣果はありませんでした。



アマダイポイントも沈黙

「どうしよう。ダメだね。」

「どこか移動する?」

「もう時間が残り少ないから、帰り道のアマダイポイントかイトヨリポイントだね。」

「アマダイかなあ・・・」

「まあ、今日は我々しか港から出てないから、ぎりぎりに戻っても洗い場は混まないよ。三時過ぎまでできるかな。」

「そうだね。じゃ、アマダイポイントに行こう。」

ということでアマダイポイントに転進です。ポイント到着は14:45でした。

この頃には風も完全に止まり、ipilotを使う必要がない海になりました。

ここでの最初の釣果はきむさんでした。小型のカナドかオニカナガシラのようです(確認するのを忘れました)。

私の方の釣果はクラカケトラギス。

今日も小魚しか釣れません。

その後も様子は変わらず、クラカケトラギスと超小型オニカサゴの一荷です。

大きくなって、また私に釣られろよ、と祈りつつリリースです。

結局ここでは二人ともまともな釣果を得ることはできませんでした。

「ダメだね。止めようか。」

「そうだね。釣れそうもないね。」

「やっぱり冬になって、深場しか釣れなくなってきたかもね。」

と言いつつ、15:00過ぎに納竿としました。

帰りは波もかなり収まっていたので、初のフルスロットル。時速45㎞でジャンプしながら港に戻りました。二人乗りで45km出れば快適ですね。今度プロペラのピッチを下げるので最高速度は落ちるとおもいますが、立ち上がりは良くなるはず。どのくらいが変化があるか楽しみです。



今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、ムツ3匹、ユメカサゴ6匹、ホシササノハベラ2匹(リリース)、クラカケトラギス2匹(リリース)、イズカサゴ1匹(リリース)、キタマクラ1匹(リリース)でした。

久々のムツは大きい一匹を刺身で楽しみました。残りは美味しい煮つけになりました。

さて、海が冬の様相です。これから3月までは半冬眠です。よほど条件が良ければ出ますが、お休みが多くなると思います。ご了承ください。



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冬を感じる海でした” に対して 4 件のコメントがあります

  1. ごとう より:

    Gakuさん、こんにちは。
    冬の釣果と言う事ですが中深海のムツ、ユメカサゴと素晴らしい釣果ですよ。
    遊漁船でも下手したらボウズですからね。
    土曜日は予報見て最後まで悩みましたが館山湾の北風が午後から凪る予報は何度も裏切られているので今回は行くのをやめました。
    冬場は洗い場も混まないし良いのですがね。

    今週末もダメそうな予報……

  2. Gaku より:

    ごとうさん、コメントありがとうございます。お久しぶりです。
    確かに館山湾の午後凪ぎ予報は外れやすい気がしますね。今回は予想以上に凪ぎました。まあ、運ですね(笑)
    冬場は深場しか期待できないので、凪ぎでないと出る気になりませんね。次はいつ出れるかなあ。また館山湾でお会いしましょう。

  3. ステキチ より:

    こんにちわ。
    釣行お疲れ様です!

    外房より館山の方が水温高かったみたいですね。
    深海もうまい魚がよく釣れて行ってみたくなります。
    今はまってるヤリイカが釣れるならすぐ行くんですけどね~

  4. Gaku より:

    ステキチさん、コメントありがとうございます。
    ヤリイカ釣り、いいですねえ。でも、外房のポイントは遠くて、とても行く気にならなそうです。
    館山湾では春にはマルイカが釣れるらしいので、その際にはぜひ来てください。マルイカだと小さくて楽しめないかなあ。

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