カワハギ釣り成功

天候が悪くて何度も延期になっていたFukuさんとの釣行が実現しました。二人のポイント情報を交換しつつポイントをめぐりましたが、釣果はいまいちでした。でも、最後にカワハギポイントで久々にカワハギを沢山釣って満足しました。

やっとめぐってきた釣行機会

今年6月の釣行リハビリ編でオレンジペコを譲りつつテスト釣行をご一緒したFukuさんですが、その日の釣行がエンジン不調で中途半端に終わったので、ぜひ一度tomboyで一緒に釣行しましょうと約束していました。

私もFukuさんも仕事上金曜日に休みが取り易いので、スロープが使えない第一・第三土曜日の前日の金曜日を候補に、9月からずっと釣行機会を待っていたのですが、なぜか二人の都合の合う金曜は毎回天気が悪く、毎回2~3日前には断念を決定するような状況でした。

しかし、やっと海況の良い金曜がめぐってきました。早速Fukuさんと釣行決定です。私もFukuさんも前日は仕事が詰まっており、前回と異なり今回は現地集合とします。

最近3.5馬力さんの釣行ビデオで、キャンプ釣りに憧れている私は、今回は前日のうちに現地に行って、泊まって待つことにしました。但し、仕事が終わって自宅に戻ったのが23時近かったので、家を出るのは0時過ぎになってしまい、現地到着は2時半頃でした。

普通自動車でトレーラブルボートを牽引していると、料金が中型車扱いになるので、高速道路の休日割引は使えないのですが、深夜割引は中型車でも適用されるのですね。高速料金が三割引になりました。これは嬉しいですね。

到着して、コンビニで食べ物と飲み物を買って、駐車場で荷物を船に移動して車の荷物スペースで楽しく食事した後、睡眠です。暖房をかけたまま寝たので、結構快適に睡眠できました。

朝、スマホの目覚ましに起こされると、Fukuさんは既に到着していました。色々話しながら、ゆっくり準備します。

ボートには霜が降りていました。

漁協に挨拶に行くと、私が珍しく平日に出現したので、漁協の方が驚いていました。

今日の申し込みは3艘のようです。

準備して、出航ですが・・・・ここでトラブル。いつの間にかウェーダーに穴が開いていたようです。右足に水が流れ込んできました。右足がちゃぷちゃぷになったまま、7:40に出航となりました。

まずはサバ探し

まずは深場の餌用にサバを釣るため、アジ・イトヨリポイントを目指します。冷凍サバを持ってきてはありますが、やはり新鮮なサバを餌にしたいですよね。

今日は快晴の凪で、富士山も伊豆大島も良く見えます。

最初の25mポイントに到着して、早速サバ探しです。Fukuさんはソフトルアーで、私はコマセ無しの餌釣りで参入です。

しばらくすると当たりが出ました。しかし、サバにしては弱い当たりです。上がってきたのは・・・

前回同様、カイワリでした。嬉しい獲物ですが、サバではありません。

Fukuさんはエソを連発しています。サバと間違うほどの引き味の強い大型のエソまで上げました。下にはエソが沢山いるようですね。

私の仕掛にも小型のエソが付いてきましたが、一緒に小型のハタも上がってきました。ぱっと見はマハタですよね。この時はマハタだと思っていたのですが・・・・

生簀に入れておいたら、だんだん黄色くなって、スポットが出てきました。確かに上の写真でも尾びれにスポットが見えているので、マハタなどヒポルソドゥス属では無さそうですね。ハタ類は種類が多くて同定が大変です。

スポットがあるので、オオモンハタなどが属するエピネフェルス属の一種だろうということで、キジハタやキテンハタなどと比べて、最後にアオハタに行き着きました。これはアオハタですね。横しま黒帯の2本目と3本目の間が空いているところがマハタとの違いとして分かり易いですね。

その後も当たりが出るのですが、針掛りしなかったり、針が取られることが増えます。針を取られるということは、エサを取っているのはフグのようです。なんとか、このフグを釣ってやろうと頑張ります。

で、釣れました。フグの正体はクロサバフグでした。

日本近海のクロサバフグは無毒のはずで、食べることも出来ますが、リスクを負って食べなければならないほど美味しいフグでもないので、リリースです。

結局9時頃まで粘ったものの、あとは小さなタマガンゾウビラメが釣れただけで、サバは釣れませんでした。諦めて深場に向かうことにします。

深場は不調

まずはFukuさん提供のポイントに向かいます。

魚探にはポツポツと魚が写っています。シロムツも居るようです。今日は風も無いので、船を流しながら釣ることにしました。

しかし何も食いません。昨日から急激に水温が下がったのですが、深場には影響は無いと思っていました。しかし、影響があるのでしょうか、シロムツも釣れません。

結局ここは諦め、次のポイントに向かうことにしました。私のよく使う深場です。

この深場では、表面の流れが速かったので、ipilotで止まって釣る事にしました。魚探には魚影が沢山出ていますが、やはり釣れません。

Fukuさんの方には何か掛かりました。

「お、当たったね。いい引きじゃん?」

「そうですけど・・・サメですねえ・・・」

ということのようです。

Fukuさん、ドラグを出されながらも巻き上げます。まあ、ドラグから糸が出て行く時点でサメですよねえ。上がってきたのは、やはりトガリツノザメです。

私の方はシロムツを1匹釣りましたが、それだけです。で、次の投入では錘が途中で沈まなくなります。

「あれ? 沈まなくなった。切られた? 違うか?」

「サバの食い上げですか?」

「サバかなあ・・・・」

巻き上げてみると、確かに重いのですが、サバっぽい走る感じがありません。

上がってきたのは・・・・3本針にサバ3匹でした。これではサバも走れませんね。

折角サバが釣れたので、餌を入れ替えて、新品のサバで深場をやってみましたが、上がってきたのはユメカサゴ。結局深場釣りはこれで終わりとして、次の獲物を目指すことにしました。ちょうどお昼です。

イサキとアマダイ探しも失敗

次はウマヅラポイントでイサキ探しです。

今日もいつもの場所に群れがいます。しかし、仕掛を下ろしても食いません。Fukuさんはジグなどで探っていますが、やはり掛からないようです。

しばらくイサキ探しをしましたが、結局諦めて、今度はすぐ近くの、Fukuさん提供のポイントで、アマダイ狙いをしてみることにしました。

アマダイポイントまで移動し、イサキの仕掛をそのまま沈めます。すると、小さな当たりがありました。上がってきたのは小型のヒメでした。

Fukuさんの方には良い当たりがあったようです。アマダイ期待です。反応は良さそうですが・・・・上がってきたのは、なんとイサキ2匹でした。

「え?、イサキ? こんなところで?」

アマダイ狙いの場所ですから、低い岩場はあっても、殆ど高低差の無い場所です。イサキが偶然通ったのでしょうか・・・・

私の仕掛にも当たりが出て、小型のヒメとともに、イサキが2匹上がってきました。1匹は小型なのでリリースです。

その後はヒメの猛攻です。私の仕掛にもFukuさんの仕掛にもヒメばかり掛かります。これだけヒメの活性が高いと、アマダイを釣り上げるのは無理そうです。

一度はまた仕掛が途中で止まり、サバが2匹掛かって上がってきました。

結局アマダイ釣りは諦め、最後の狙いで、私はカワハギ、Fukuさんはアオリイカを狙いに浅場に行くことにしました。13:30です。

ついにカワハギ

Fukuさんのカワハギ情報に従い、定置網回りを探ります。しかし、Fukuさんが釣った時期より水温が下がっているので、同じ場所に居るとは限りません。まずは水深20mあたりから、Fukuさんはイカを、私はカワハギを探して釣り続けます。

しかし、何も釣れません。ついに、Fukuさんのイカを諦め、もっと浅めのカワハギポイントに入ってみることにしました。

魚探で底の様子を探りつつ、砂地の中で岩場になっている場所を見つけます。狙いの場所を見つけ、ipilotで停止します。

仕掛を下ろしてみると、割とすぐに魚が掛かりますが、これはカワハギの引きではありません。ベラだな、と思いつつ巻くと、やはりササノハベラでした。

しかし、ササノハベラが居るなら、カワハギが居るかも知れないと釣り続けます。次の当たりで何か釣れましたが、ベラにしても弱い、小型のベラかなという当たりです。

上がってきたのは、トラギスでした。

カワハギ狙いで、オキトラギスが釣れる場所はイマイチですが、トラギスが釣れるなら、その場所はカワハギポイントとして期待が持てます。しかし、その後はあっという間に餌を取られて、何も釣れません。

Fukuさんからは場所替えの提案を受けたのですが、この餌取りの犯人を解明したいところです。餌取りが上手すぎるので、カワハギの可能性もありそうです。

この餌取りに対抗するため、餌のつけ方を変える事にしました。カワハギ釣りでは定番の、針掛り重視で針先を内臓内に出していた餌付けを、餌が取られ難いようにベロの中で止める形にします。内臓部分だけを食われてしまうリスクは高まりますが、これだけ食い気があるなら、この付け方で飲み込ませれば大丈夫そうです。

餌の付け方を変えて、釣り方も飲ませ重視にして釣ってみると、ついに何か掛かりました。くるくる回る強い引きは、間違いなくカワハギです。上がってきたのは、20センチクラスの立派なカワハギでした。

カワハギが居たので、気合が入ります。カワハギの釣り方も段々思い出してきました。やはり今日は空中で掛けるより、底で弛ませて飲ませる釣りが良さそうです。よく考えると、ここ数年のカワハギ釣りは娘に釣らせていたので、私がまじめにカワハギ釣りをするのは4年ぶりでした。

次に釣れたのは、更に大きい25センチのカワハギでした。そして次に、さらに大型のカワハギが掛かります。これは30センチを超えています。満足のサイズです。

その後もカワハギが入れ食いです。その後は大型は来ませんでしたが、20センチクラスの良型が次々に釣れてきます。Fukuさんもついにカワハギに参入し、カワハギを釣っています。ここはカワハギが溜まっていたようです。

しばらく釣ったところで、当たりが途絶えます。食いが落ちたのか、この場所のカワハギを釣り尽くしたのか・・・いずれにせよ、今日の持ち帰りとしては十分なカワハギを釣ったので、これでカワハギ釣りは終わりとします。

最後にFukuさんの希望でイカ釣りポイントに行ってみました。私はイサキ仕掛をそのまま落としたら、何か大物が掛かったのですが、途中でばれて上がってきませんでした。残念です。

これで今日の釣りは終わりとして納竿しました。15時過ぎです。

今日の釣果

私の今日の釣果は、カワハギ7匹、サバ5匹、イサキ2匹(1匹リリース)アオハタ1匹、シロムツ1匹、ユメカサゴ1匹、タマガンゾウビラメ1匹、カイワリ1匹、ヒメ多数(リリース)、ササノハベラ1匹(リリース)、トラギス1匹(リリース)、クロサバフグ1匹(リリース)でした。

今日は実質初のFukuさんとのタンデムで、二人の情報交換目的で、ポイントを沢山回ったので、天気のいい中で色々な釣りが出来て、釣り自体は楽しみました。天気がいいと釣果は悪いことが多く、今回も終盤まで釣果は危機的でしたが、最後のカワハギで起死回生の釣果を得て満足でした。

カワハギは、最大魚を刺身に、残りは煮付けにしました。アオハタやユメカサゴも煮付けにして、美味しく頂きました。

ちなみに、今回の我が家のカワハギ肝醤油は、カワハギの肝に醤油1、味醂1、酒0.5を入れて、肝を裏ごししてつくりました。久々のカワハギの肝醤油は絶品でした。

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カワハギ釣り成功” に対して 4 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     先日は貴船に便乗させて頂き、また釣り以外の話題でも楽しい対話の時間を共有させて頂き、重ね重ね深くお礼申し上げます。海況は最高のコンディションでしたが、こういう時はたいがい貧果に終わることが多い、なんてことを釣り始めに冗談交じりで話していましたが、そんな予想が現実のものとなりつつあった正午過ぎは、正直落胆する気持ちを隠せませんでした(笑)。
     最後の最後にカワハギが爆釣し、安堵すると同時に、Gakuさんの洞察力や釣りの技法に脱帽させられる結果となりました。せっかちな私は、正直「こんな場所で粘っていても時間の無駄なのになぁ・・・」と思っていた矢先に、快進撃が始まったからです。
     写真に映し出されている釣果のほとんどがGakuさんのものでしたが、大変ありがたいことにイサキ、サバ、そしてカワハギをお裾分けして頂き、おかげで我が家の食卓はとっても豊かになりました。ちなみに、サバはしめ鯖に、イサキとカワハギ(肝だけ釣ったその日に取り出して冷凍庫に入れ、食べる当日に解凍し肝醤油と肝ポン酢にしました)は4日熟成させて、最高な状態で食べさせてもらいました。確かご息女が明日来宅されるとお聞きしていましたが、肝はすぐに冷凍すれば1週間は大丈夫ですので、もしアドバイス通り冷凍されているのなら、ぜひ検証結果のレポートをお願いしたく存じます。
     ちなみに、Gakuさんとの釣行3日後の今週月曜にオレンジペコで単独出漁しましたが、例のカワハギ爆釣ポイントは、この前の釣果が嘘のように何も反応がありませんでした・・・。ですから、ボートを流しながら再び溜まっているポイントを開拓し、先日Gakuさんが釣り上げた良型カワハギには遠く及びませんが、中型を5枚ほど釣り上げることができました。この他、キロアップのアオリイカとスミイカに加え、小さいながらマハタもゲットでき、まずまずの釣果を得て、妻にどやされなくて済みました(笑)。
     年末に海況が良ければ出漁をして、今シーズン最後のマイボートでの釣行を終え(寒くて釣行後の後片付けが辛くなるので)、来春まで温存する予定です。もしまたタイミングが合えば、ご一緒させて下さい。
     今年は色々とお世話になり、ありがとうございました。
     良い年をお迎え下さい!

  2. Gaku より:

    Fukuさん、コメントありがとうございます。
    私の場合、天気がいいと、海上に居るだけで満足して、釣果は気にならなくなります。楽しい時間をありがとうございました。さらに、あのカワハギポイント情報は貴重でした。実は昨日急に娘とカワハギリベンジに行くことになり、あのポイントを活用させていただきました。海中の映像も撮ってきましたので、ブログの更新をお楽しみに。冷凍肝の状況もレポートしますね。
    Fukuさんはキロアップのアオリイカはすごいですね。私の方はまたもイカのおこぼれに・・・(笑) 次回はぜひイカ釣りの技をご伝授ください。
    一月は半ばの連休までは釣行し、その後は冬眠かなと思っていますが、本当は冬はカワハギに加え、アマダイやオニカサゴなど、冬ならではの楽しみも多いですよね。またご連絡しますので、一緒に出ましょう。

  3. Fuku より:

    Gakuさん
     おはようございます。
     別の投稿で娘さん&旦那さんもカワハギが釣れたようで何よりです。お父様としても名ガイドを演じることができ、鼻高々ですね。
     水中撮影を拝見しましたが、例のボイントにはやはりカワハギがたくさんいるんですね。てっきりGakuさんが全部釣り上げてしまい、まったく釣れなくなってしまったかと思いました(笑)。時合があるのでしょうね。
     ゴトウさんからおすそ分けして頂いた情報は速報で届いてますよ〜(笑)。うちの妻もイカ気狂いなので、羨ましいです。今度ご一緒した時にイカ釣りはお教え致しますが、エキスパートのゴトウさんからレクチャーを受けた方が上達が早いと思いますよ。実際私もゴトウさんから色々なノウハウを教えて頂き、確実に釣果が上がるようになりましたから。
     本日は、これから今シーズン最後の出漁をします。寝ぼけててタモ網を忘れてしまいましたが、まぁ大物は釣れないので関係ありませんね(笑)。
     お声かけ頂ければいつでも馳せ参じますので、ご連絡お待ちしております!

  4. Gaku より:

    Fukuさん、今日も出漁ですか。大漁お祈りしています。イカ釣りは、私の場合はエギを買うところからですね。ダイソーの100円エギしか持ってないので、ティップランとかはできません。まあ、10投もすると飽きそうなので、私には向かない釣りですよねえ・・・・来年ご一緒できるのを楽しみにしていますね。

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