釣らせる船長面目躍如!?

2024年の年末ぎりぎりに釣行することができました。FUKUさんも参加して、久々の釣りで、したいことが多く困りましたが、定番の釣り場を廻りました。ここのところの不調を引き継ぎ、イマイチ数は出ませんでしたが、きむさんとFUKUさんには立派なお土産が、私には初物2種が釣れましたので、年末締めくくりの釣りとしては、まあまあ満足しました。

久々の釣りチャンス

今年は風の強い日が多く、なかなか出航できる週末が巡ってきません。結局11月頭にsaiさんの新艇で出航して以来、二か月近く出れない日が続きました。しかし、年末にやっと出航できそうです。きむさんと相談です。

12月26日
「Gakuです。明日明後日は強風が続きそうですが、29日か30日のどちらかが出れそうな気がしてます」
「きむです。了解ですどちらも行けます。」

12月28日(土)
「明日はだめですね。明後日も微妙ですが、もう少し様子見です。」
「了解です」

12月29日(日)
「明日は出れそうだよ。多分FUKUさんも来ると思う。うまづら、カワハギ、深場、アマダイかな。」
「了解です。ようやく行けますね。いつもの時間で良いですか? カワハギ竿も持っていきますね。 あとコマセとサバ餌はありますか? こちらのスーパーはどこも正月モードでサバは買えそうにないです。 無ければいつもの黄色いお店で買いましょう。」
「いつもの時間でokです。朝は風があるからね。サバは古いのならあります。コマセはあります。」
「了解です」

並行してFUKUさんとポイントの相談です。FUKUさんがアジポイントのおすすめがあるということで、まずそこに行き、深場とカワハギを廻って、またアジポイントに戻るという計画にしました。朝アジが釣れた場合はアマダイ・レンコ鯛狙いに廻るという贅沢計画も想定します。

FUKUさんにもサバがないことを伝えると、探してみるとのことでしたが、結局発見できず、FUKUさんは釣具屋で短冊になったものを調達したようです。

餌を買うべきか・・・

当日はいつもより少し遅めの出発になりましたが、到着はほぼ予定通りでした。先に着いたFUKUさんから、べた凪との情報が届きます。風も吹いていません。絶好の釣り日和になりそうです。

「どうする?サバ餌買っていく?」
「うーん、どうしよう。ホタルイカがあるならいいかな。」
「まあ、古いサバもあるしね。」

ということで、サバ餌は調達せず、サバが釣れることに賭けることにしました。

出港場所でFUKUさんと合流です。今日は3人なので準備は順調です。出航は8:14分でした。

海上に出てみると、対岸は冬特有の蜃気楼「浮島現象」です。冬は外気温に比べて水温の方が結構暖かいのでこの現象が起きます。魚探を見てみると、水温は18.5度です。気温は10度以下ですから、水中の方が快適ですね。

まずはアジ狙い

まずはFUKUさんおすすめのアジポイントに向かいますが・・・・別の船がいます。

「あそこ辺りなんですけど、遊漁船が入ってますねえ。アジですかね。」
「コマセかごが出てないからカワハギだと思うよ。」
「ああ、早川丸ですね。カワハギですね。毎日釣果情報見てると、だんだん深場になってるので、今日はあの辺りなんですね。」
「カワハギなら長居はしないと思うから、ちょっとウマヅラポイント行ってみて、早川丸が居なくなったら戻るのはどう?」
「そうしましょう」

ということで、いつものウマヅラポイントで群れを探します。

群れはすぐに見つかりますが、アジっぽくなく、イサキっぽい群れです。ともかくきむさんとFUKUさんに釣ってもらうことにしました。8:45釣り開始です。

最初の群れは喰いませんでしたが、二つ目の群れできむさんが掛けます。上がってきたのはやはりイサキでした。アジでなくて残念ですが、まあまあ型がいいので、ここでイサキを狙うことにします。

私の方にも当たりが出ました。ちょっと不思議な引きですが、ウマヅラではないのでイサキだろう・・・と思いながら上げてみると、こんなのが上がってきました。

アカヤガラですね。外房ではよく釣れますし、このあたりでも珍しい釣りモノではないのですが、私は初めて釣りました。

今年はここまで初物が釣れていなかったので、今年初の初物です。嬉しいですね。一応超高級魚と言われる美味しい魚です。

次に釣れたのはイサキでした。FUKUさんにもイサキが釣れます。

しかし、数が出ません。早川丸もいなくなったので、FUKUさんおすすめのアジポイントに入ってみることにしました。

アジポイントのアジはお留守

9:50、FUKUさんのアジポイントに到着しましたが、小さな群れはいるものの、アジは居ないようです。いくつか近くのポイントを廻ってみますが、良い群れは見つかりませんでした。やむなくウマヅラポイントに戻って、再度イサキ狙いです。ここできむさんもアカヤガラを釣りました。FUKUさんも良型イサキなどを確保です。

深場でアカムツ

11時を過ぎたので、そろそろ深場に移動することにします。深場到着は11:11です。今日は3人なので、仕掛けが絡まないように、アカムツポイントの上に止まって釣ることにしました。流れがないので錘が真っすぐおります。

まずはFUKUさんが頭をかじられたクロムツを釣ります。私ときむさんは何も釣れません。これはやはりサバ餌の新鮮さの違いでしょう。釣具屋さんでサバ餌を調達してきたFUKUさんの餌は、我々の古いサバより美味しいようです。

しばらくして、FUKUさんがついにアカムツを釣ります。このポイントを選んで正解でした。私の方にも良い当たりがあったのでアカムツを期待したのですが、上がってきたのは銀色の魚です。

「あれ、ギンメダイかな。残念・・・あ、ちがうかな。」

ギンメダイのような体型だけど大きいなと思ったら、上がってきたのは、今日2つ目の初物、目鯛でした。目鯛はキンメ釣りの外道の定番ですが、美味しいので歓迎される外道です。脂の乗りは3キロ以上でぐっと良くなるそうですが、上がってきたのは40センチほどの個体で、1キロ超という感じです。それでも初物はうれしいですね。

しかしそれ以降は駄目です。良い当たりで水中から上がってくるのは、緑の目が光るやつ。

フラッシュを反射して光る眼は、さすが深海系の魚ですね。ツノザメの仲間です。

二連発でこの大型ツノザメが釣れ、私は疲れ切ってしまいました。

そろそろカワハギに行かないと時間が無くなるよ・・・というところできむさんが釣ってくれました。大型のアカムツです。これで、FUKUさんときむさんと二人ともアカムツを釣ってくれたので、釣らせる船長面目躍如です。

最後にカワハギ調達に向かいます。

カワハギと予想外の外道

13:30カワハギ釣り開始です。FUKUさんのお得意エリアをゆっくり探って、カワハギの居そうなポイントを見つけます。良いポイントが見つかったので、釣り開始です。すぐにカワハギが釣れます。

しかし、3人で1~2匹ずつ釣ると釣れなくなります。数が少ないようです。大型は深場に落ちている時期なので、サイズもイマイチですが、肝はパンパンなので、中型でも満足です。

ポイントを変えながら釣っていると、きむさんが珍しい外道を釣ります。タマガシラです。タマガシラ自体は珍しい魚ではありませんが、この浅いエリアで20センチを軽く超える良型のタマガシラは珍しいですね。

驚いていたら私の竿にもタマガシラが掛かりました。タマガシラもそれなりに美味しい魚です。小さいと料理が面倒ですが、このサイズなら問題ありません。

その後、FUKUさんが必要数を確保するまでカワハギ釣りを続け、納竿はいつもより一時間遅い15:00になりました。

船を上げて片付けていると暗くなり始めます。で、怪しい影が一人。ここの桟橋からイカ釣りでしょうか。怪しさ満タンのこの方に、後を託して帰宅しました。

今日の釣果

今日の私の釣果は、カワハギ5匹、イサキ2匹、メダイ1匹、アカヤガラ1匹、タマガシラ1匹、ツノザメ、キタマクラ等リリースです。私にはアカムツは釣れませんでしたが、初物が2種釣れましたし、きむさんとFUKUさんにはアカムツが釣れ、FUKUさんはそれ以外にも黒白むつ、イサキなど色々お土産が確保できたので、船長としては満足できる年の瀬の納竿でした。

自宅に帰って、カワハギをまず大きな2匹だけ刺身にします。で、刺身を作り終わって、他の魚の下処理も終わったところで釣果の集合写真を撮ってないのを思い出したので、慌ててその時点で撮りました。カワハギの2匹が頭だけ、アカヤガラの頭も外されているのは、そのせいです。

ということで、一日目の料理はカワハギの刺身のみです。

翌日は大晦日で、年越しそばとマグロやサーモンの刺身が調達されれていたので、二日目も釣果からはカワハギの刺身だけにしました。写真で分かるように、1日目の刺身の方が肝はしっかりしてて、味も美味しいのですが、実は二日目の刺身の方が、カワハギの身がねっとり美味しくなっていました。やはりカワハギでも1~2日置いた方が刺身は美味しいですね。肝の美味しさを取るか、刺身の美味しさを取るか、悩ましいですね。

1月1日は外出していたのと、お刺身用に魚を熟成させていたので、次は1月2日です。この日にアカヤガラ、イサキ、タマガシラをお刺身で頂きました。アカヤガラの刺身はそれなりに美味しかったのですが、家内にはタマガシラの方が真鯛に近くて美味しく感じたようです。

アカヤガラとタマガシラは出汁としても秀逸なので、潮汁も作ってもらいました。具はアカヤガラの刺身を流用です。

1月3日には目鯛を刺身にしました。脂も乗っていて、これは家内も満足の美味しさでした。アカムツや大型のクロムツには負けますが、十分嬉しい美味しさでした。一応皮付きの炙りも作っては見ましたが、目鯛は皮なしの標準刺身で良いという結論になりました。

潮汁の具もイサキで進化して、この日も楽しむことができました。

さて、次は釣り始めです。出れるかな?

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