船酔いでメタメタ

数少ない海況の良い日を狙って出撃したものの、寝不足とトラブルと波で船に酔ってしまい、最悪の釣行になりました。一時間早上がりで、上がってからもフラフラでした。

風は無いけど波の予報は悪い

例年この時期は風が強くてなかなか出ることができません。今年も風の強い日が多かったのですが、やっと風が止まる日がありそうです。ちょっと波が高いのは心配ですが、この日を逃すと出撃できそうもなかったので、出ることにしました。

今回は波であまり沖には出れない可能性が高いので、湾内のアカハタポイントを探すということにしました。前回サバを確保したので、サバ餌はばっちりです。

しかし、前日が遅くまで仕事で、戻ってからアカハタ狙いのための仕掛けづくりをしたので、ベッドに入っても寝ることができず、今回は完全徹夜状態で出発することになりました。さらに、酔い止め薬と魚探用のメモリカードを忘れて出発してしまいました。

現地到着はいつも通りです。まだ風が吹いていましたが、風はこれから弱まる予報なので、準備していつも通りの時間に出航です。

海に出てみると、風も波もなく快適な釣り日和でした。前方に富士山が見えます。

「今日はどこから行く?」

「アカハタ探しからいくかなあ・・・昔のカサゴ釣り場は近い?」

「そうだね。そこが一番近いよ。行ってみる?」

「かさご復活してないかなあ。行ってみよう。」

ということで、数年前に良く釣っていたカサゴ釣り場に向かうことにしました。

カサゴ釣り場でアヤメカサゴ

カサゴ釣り場到着は8:30頃です。沖に出てくると、少しずつ波が高くなってきました。

まずはカサゴ狙いです。ところが、きむさんの席に着けてある魚探が反応しません。この魚探は運転席の魚探の情報をwifiで受け取って表示するだけなのですが、なぜか運転席の魚探がみつからないようです。いろいろ触ってみましたが、駄目でした。まあ、カサゴの魚影は魚探には出ないので、とりあえず釣り開始です。

竿を下ろすと、何故か竿が重くなります。でも暴れません。

何かな~~と思って竿を上げてみると、アヤメカサゴが釣れていました。

カサゴポイント復活のようです。一匹釣れたので、安心して、きむさんの魚探を調べてみることにしました。しかし、うまくいきません。マニュアルをダウンロードして読んでみましたが、原因は分かりません。メモリーカードを外しているのが原因かもしれないのですが、持ってくるのを忘れたので、どうしようもありません。こうして、魚探を操作したり、英文のマニュアルをスマホで読んでいたりしたら、船に酔って気持ちが悪くなってきました。

やむなく修理は諦め、釣りに戻ります。この間にきむさんは良型のアヤメカサゴをぽつぽつ釣っています。私の方も、小型ながら追釣します。その後はだんだんとヒメが増え、カサゴが釣れなくなります。そしてきむさんがウツボを釣ります。

「うつぼ、美味しいらしいよ。」
「Gakuさん、食べるならあげるよ。」
「う~ん、自分で釣ったなら責任もって持ち帰って食べるけど、貰ってまでは食べないかな。」

ということで、このウツボはリリースされました。

9時過ぎ、前回と同様、高速船がやってきました。今日の船は前回の船とデザインが違うので、高速船は何隻もあるのですね。

とりあえずカサゴ狙いが成功に終わったので、次は本命のアカハタ狙いに行きます。10:06です。

ポイント探しにウロウロ

アカハタは、今回は新しいポイントを狙います。いろいろウエブで情報を集めて、風景をヒントにそれらしい場所を想定してきたのですが、なかなかポイントが決定できません。やっとポイントが決まったのは10:56でした。一時間近くポイント探しに費やしました。

さて釣り開始です。

仕掛けを投入してすぐ、ちいさなちいさなアカハタが掛かりました。アカハタがいることはわかりました。しかし、これはリリースです。

その後は、なかなか当たりが出ません。きむさんの方には、時々大物が掛かり、「Gakuさん、タモ」の声がかかるのですが、根に入れたり、途中で外れたりで、上がってきません。私の方には、先ほどよりは大きいけど、やはりちびのアカハタが掛かりました。

そうこうしているうちに、私に何か掛かりました。でも、魚の引きとは思えません。重いな~~と思いながら上げてみると、ウツボでした。きむさんの釣ったウツボより黄色みが強いですね。住んでいる場所の違いでしょうか。水深かもしれませんね。こちらの方がかなり浅い場所です。

このウツボ、船上で暴れまわるので、捕まえるのに苦労します。捕まえて固定し、絞めるのに手間取り、それで酔いがさらに酷くなってしまいました。

これで私はリタイアです。今日は酔い止め薬を持ってくるのを忘れたので、薬も飲めません。あとはきむさんに任せて、休憩です。

遠くには多くの遊漁船が見えます。昔はこの時期のあそこの遊漁船は真鯛の乗っ込み狙いでしたが、ここ数年は、トラフグですね。今日もトラフグに集まっているのでしょう。

私が船の前にある椅子でぐた~~となっていると、12時頃、またきむさんから「タモ」の声が掛かりました。今回はちゃんと上がってきているようです。結構いい引きなので、期待が高まりますが・・・・・残念、これもウツボでした。

このウツボ、きむさんの別の仕掛けも口に刺したままだったようで、これまでのきむさんの「タモ―」の引きは、ウツボだった可能性が高まりました。

これで、きむさんもやる気を失い、波の穏やかな湾奥に戻ることにしました。

イトヨリポイントに寄ったけど

12:30、イトヨリポイントまで戻ってきました。でも、まだ私は酔いがひどく、仕掛けを変更する気力が出ません。きむさんに釣ってもらいます。

しばらくきむさんが釣っていましたが、魚は居ないようです。きむさんにサバフグが釣れたところで、結局13:00にここも諦め納竿することになりました。戻った時間はちょうど干潮で、潮位20センチという時間帯だったので、船を上げるのに少し手間取りましたが、これで慣れたので、今後は大潮の干潮でも問題なく上げることができそうです。

で、港に戻ってからも、しばらく気持ちが悪く、横になって寝ていました。これだけひどく酔ったのは久々ですね。やはり徹夜で釣りに出てはいけないと痛感しました。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、アヤメカサゴ3匹、ちびアカハタ2匹(1匹リリース)、ウツボ1匹、ヒメ数匹(リリース)でした。

アヤメカサゴとアカハタは煮つけでおいしくいただきました。

ウツボの処理に四苦八苦

問題はウツボです。

まず料理ばさみを使って皮を切り、三枚におろして中骨を外します。

次に、ネットで調べた骨の位置を参考に、骨の除去を進めますが・・・・難しいです。

ウツボの肛門より頭部側は、背側にしか小骨がありません。普通の魚と同じく腹側の腹骨さえとればよいので、一番処理しやすく、すぐに食べられる状態になります。

肛門より頭部側の背側は真ん中あたりに小骨がありますが、それをそぎ取れば残りは食べることができるので、まあまあ手数はかかるものの、食べられる形にすることができます。

しかし、肛門より尾側は背側にも腹側にも小骨が入っているので、これをそぎ取るのは大変です。で今回は、そぎ取らずに食べられるかどうかを確かめてみることにしました。

まず頭部側の腹側は塩焼きにしてみました。

これは美味しいです。プルプルの皮下は、他の魚では味わえない珍しい美味しさだと思います。この部分、次回は炙りにしてみたいと思います。

それ以外の部分は煮つけになりました。ウナギかば焼き風の味付けです。

写真の手前左に見えるのが、小骨処理をしていない尾側の肉ですが、小骨の隙間に肉がある感じで、食べるのにすごく苦労しました。やはりウツボは料理前に小骨を取った方がよさそうです。白い部分は頭部よりの背側の身で、これは骨がないので、どんぶりにして食べてみましたら、とても美味しくいただけました。

ということで、結論として、ウツボは肛門の頭部側のみ処理して食べるのが正解のようです。次回は尾側は骨切りをして、から揚げにしてみたいと思います。それでうまく食べることができれば、全体を頂くことができますね。

以上、今週の釣りは船酔いで駄目駄目でした。この時期は海況がイマイチなので、なかなか良い釣りになりませんね。次回はどうなるかな。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.