エチオピア地獄に降参

GW突入前哨戦で出撃しましたが、釣果は散々でした。深場ではエチオピアの攻撃で仕掛けを無茶苦茶にされ、さらに高切れで仕掛けを失い、戦闘意欲をなくしました。持って帰って食べたエチオピアが美味しかったのが唯一の救いです。

GWが始まる

今年のGWは前半は単なる火曜日お休みの週で、GWとは言い難いのですが、それでも毎年この時期は釣りシーズンの始まりでもあり、ワクワクしますね。今年はGW後半は娘が館山釣り拠点に遊びに来る予定なので、出撃するなら前半です。

「行けそうかな? 超深場やりますか?」
「ちょっと波が高いから、どこまで沖に行けるかは怪しいけど、出れそうだから行きますか。行けたら超深場も行ってみたいね。先週末はアジもイサキもいたそうです。そこで入れ食いでもいいねー(笑)」
「おお、それは良いね!楽しみです。超深場も準備しておきます」

ということで出撃決定です。

今日は8時前に出航です。天候は曇りで、少し肌寒い気候です。でも富士山が見えるので、雲の位置は高いようです。

まずはポイントに向かいつつ、今日出撃しているはずの3.5馬力さんを探します。

海は波もなく、絶好の釣り日和です。で、3.5馬力さんの船を見つけました。

ちょっと意外な場所で釣っていましたが、ここで大きなアジやサバが釣れたそうです。アジが釣れるのは羨ましいですね。魚探を見ると、底あたりに反応が出ています。

しばらく3.5馬力さんの様子を観察することにしましたが、入れ食いという感じではありません。

「どうしようか・・・」
「いつものポイントに行く?」
「そうだねえ・・・」

と悩みつつも、結局ここでは竿を出さず、漁礁巡りに向かいます。

群れは居るのに食わない

3.5馬力さんと分かれ、いくつかの漁礁を廻ります。一つ目の漁礁、二つ目の漁礁には大きな群れは居ませんでした。で、いつものウマヅラポイントに行くと、ここには大きな群れがいます。早速ここで釣り開始です。8:17分です。

しかし・・・喰いません。この群れはアジっぽいのですが、違うようです。

試行錯誤していると、やっときむさんが魚を掛けますが、上がってきたのはウマヅラでした。

しかし、魚探の魚影は絶対ウマヅラではありません。不思議ですね・・・・干潮の潮止まりが近いので口を使わないのでしょうか。

近くでは遊漁船もイサキ釣りをしているようです。佐衛美丸ですね。

一時間、色々と釣ってみましたが、結局釣れず、場所を移動することにしました。別の漁礁に入ってみますが、そこにも魚影はあるものの喰いません。

「どうする?」
「イサキを探しに行く?」
「そうだね。行ってみようか。」

ということで、イサキポイントに向かいます。

イサキポイント到着は9:45分。一応群れは居ます。で、釣り始めますが・・・・やはり食いません。

きむさんが一匹掛けるものの、やはりウマヅラです。どうも今日はイサキは駄目です。

諦めて超深場に行くことにしました。

超深場で悲劇連発

超深場到着は10時過ぎです。超深場と言っても、キンメ狙いではないので、350mほどです。ここで釣り開始です。

「針何本にする?」
「そうだねえ。深いから増やそうか。6本にするかな。」
「じゃあ、こっちは7本針にするね。」
「錘は何号?」
「200号」
「了解、じゃ、こっちも200号にするよ。」

ということで、いつもの3本針の深場仕掛けを2つ繋いで6本針にして、サバとホタルイカを付けて釣り開始です。まずきむさんが落とし始め、少し移動して、私も投入です。

しかし・・・150mほど糸が出たところで、仕掛けが沈まなくなります。200号の錘を止める何かが食いついたようです。巻いてみると、確かに何か掛かっています。

「何かが途中で食った。サバかな。サバならうれしいね。」

と言いつつ、巻いていたのですが、サバにしては強すぎます。

「これはエチオピアだなあ・・・それも複数だね。引きがバラバラしてる。」
「エチオピアが来たんだ。」

ということで、巻き上げますが、エチオピア相手ですから、体力を使います。で、やっと上がてきますが・・・・

「やっぱりエチオピアだ。2匹、いや、3匹かな。」
「それは重いはずだね・・・」
「あれ、まだいる。4匹・・5匹だ」

ということで、エチオピア5匹が上がってきました。6本針に5匹ですから、ほぼパーフェクトですね。嬉しくないですけど(笑)

これで体力を奪われました。さらに仕掛けがぐちゃぐちゃです。とりあえず2匹はきむさんにトレードし、3匹をクーラーに入れて、仕掛けの修復です。

きむさんの方にはヒレタカフジクジラとギスが釣れたようです。

ここから仕掛けを復活するのに20分くらいかかりました。船上での細かい作業で、さすがに少し酔ってしまいました。

「どうする?エチオピアが居たらだめだよね。」
「でも、まだ一度も底まで落としてないから、もう一度は釣りたい」

ということで、二度目の投入です。今回はちゃんと底まで付きました。糸は350m出ています。

で、底を切るために巻き上げていたら・・・・なんと、竿の先端で高切れです。何が起こったのか全く分かりませんが、350mの糸と、深場用の仕掛け2つと、200号の錘が海の藻屑と消えました。

ちなみに、この高切れは、竿のどこかに擦れて切れたとしか思えません。安い竿なので、どこかにまずい場所があるのだろうと自宅に帰ってから原因を調査したところ、なんとトップガイドのリングが割れていました。これでは切れるはずです。

特にぶつけた覚えなどは全くないので、これは元々の品質ですね。やはり安い竿は駄目ですねえ・・・・

これで完全に気力がなくなりました。超深場終わりです。

いつもの深場に移動することにしました。

いつもの深場でもエチオピア

11:45分にいつもの深場に到着し、釣り再開です。

「ここでもエチオピアが釣れたら、今日はもう引退するよ」

と言いつつ、竿を下ろします。

しばらくして、当たりが出ますが・・・・

「ああ、またエチオピアだ。」

とすぐわかる引きです。サメとは全く異なる強い引きです。今回は針は3本なので、上がって来たエチオピアは1匹でしたが、深場をする気をなくすには十分でした。

その後きむさんにもエチオピアとギンメダイが来て、深場は駄目と判断、撤退することにしました。

最後にウマヅラポイントに戻って、一時間ほど頑張ってみましたが、結局何も釣れず、最後のイトヨリポイントは流れが早くて釣りにならず、結局13時には納竿して戻りました。

今日の釣果

ということで、私の今日の釣果は、エチオピア(しまがつお)6匹(2匹きむさんにトレード)でした。

4匹を持ち帰り、料理です。エチオピアは鱗を取るのが大変なので、私は最初から鱗は取らず、鱗が付いたまま三枚におろして皮を引きます。美しい白身の身がたっぷりあります。

まずはちょっとだけ刺身です。

これが意外と美味しくて、気に入りました。今回は内臓の処理をしないでクーラーに入れたので、アニサキスの危険が少ない背側の身を、よく確認して刺身にしましたが、次回釣れたらすぐに内臓を処理して、刺身で楽しみたいですね。

残りは型の良い部分を切り取って、西京漬けと粕漬にします。残りの部分はから揚げです。

元々エチオピアは脂料理には合う魚なので、から揚げも美味しくできました。鳥のささ身にも似たさっぱりしたから揚げになりました。

西京漬けと粕漬は3日後に頂きました。電子レンジで焼いているので、焦げ目がつかず生っぽいですが、味は美味しい西京漬けでした。

粕漬の方も美味しくできました。これはたっぷりあるので、味見の残りは冷凍してゆっくり頂くことにしました。

ということで、エチオピアに翻弄された釣行でしたが、エチオピアが美味しいので癒されました。

しばらく深場は無理そうですね。次は何を狙うかなあ・・・・

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