回復の兆しが見えた釣行

連休二回目の釣行です。今回はFUKUさんも参加できたので、三人での出撃でした。いつもの場所をめぐり、ぽつぽつと釣果を拾いつつも、ここ数回の不調が継続している感じが漂っていたのですが、後半のイサキ釣りで一気に挽回し、何とか満足のいく釣行になりました。

修理いろいろ

まずは釣り道具の準備です。前回の釣行での高切れはガイドのリングの破損でしたが、とりあえずこの竿は冬眠させることにしました。そのうち古い投げ竿のトップガイドでも利用して修理します。超深場用には昔買ったインターライン竿を復活させるつもりです。

これとは別に、館山釣り拠点の常備用としていくつかの道具をそろえたいと思い、昨年5月末に不調になって放置していた電動リールのレオブリッツs400を修理に出しました。ところが、ちゃんと動くということで修理せずに戻ってきました。どうもコードが断線に近づいていたための不調だったようで、新品のコードなら動くというのです。これはちょっと信じられないので、テストが必要ですね。

館山釣り拠点には、孫の英才教育のための陸釣り関連道具も昔の道具を復活させて揃える予定です。孫の成長が楽しみです。

GW二回目の釣行

さて、今年のGWは二回目のチャンスが巡ってきました。天候もよく最高の釣り日和になりそうです。FUKUさんに声をかけたところ、FUKUさんも参加できるとのことで、3人での釣行が決まりました。

釣行に向けて、色々と打ち合わせです。

「明後日は出れそうだけど、何狙う? 仕掛け作らなくては。」
「天気が一荒れしたからリセットを期待してアジ・イサキはリトライしたいですね。あとはアカハタ、カサゴあたりでしょうか。深場はエチオピアが居るからパスでも良いかな。仕掛けもないし。基本水深100m未満じゃないと危険かもね。問題はサバ餌だね。明日、スーパー覗いてみて安かったら買います。あと、去年テンヤ用に買った冷凍のエビがあればそれで釣っても良いかもね。釣れない時は漁礁巡りかなあ。あとは昔良く釣っていた北側のイサキポイントでイサキかメバル?」
「了解。冷凍エビはたくさんあります。エチオピア美味しかったから、一匹位はあってもいいかも。takiさんはまたタワーでアジとイサキとサバを釣ってました。30日FUKUさんも参加希望です」
「了解です。やっぱりタワー本命が良さそうですね。うまく釣れるタイミングに当たると良いのですが・・・。で、釣れなければエビでアカハタかカサゴの流れかな。波は収まりそうだから洲の崎も行けるかも?それでもだめなら深場って感じかなあ。」

この間にFUKUさんとも相談し、またきむさんと打ち合わせです。

「FUKUさんがカワハギも寄りたいということで、最後にちょっとだけカワハギによって帰る方向です。基本はアジ・イサキ・サバねらいと、一つてんやですかね。一つてんやのエビで深場やってみてもいいかもね。」
「了解。サバは安いのはありませんでした。餌もないし、今回は深場無しで良いですか? そしたら仕掛け作らなくて良いし、竿もぎりぎり3本に収まりますので」

きむさん、前回の釣行で深場仕掛けの予備を出航場所に置いてきてしまったようで、深場仕掛けがないそうです。

「まあ仕掛けは出航場所に残ってるのでは?(笑) サバは午後探してみます。カサゴやアカハタにも必要だよね。海老とホタルイカでやるという手はあるけど。明日はsaiさんもtakiさんも出るそうです。FUKUさんが早く行って船の出航準備をしてくれるそうです。深場はちょっとやりたいのです。実は電動リールを修理に出したのですが、異常が無いと言って戻ってきたので、実験したいのです。超深場は必要ないけどちょっと深いところに行きたい。まあ、アジやイサキが入れ食いなら、それだけでいいですが(笑)」
「深場了解です。仕掛け、出航場所に残ってると良いなあ。じゃあカワハギはやらなくて良いかな。アジイサキ、アカムツ、カサゴで準備して行きます。いつもの時間で行きますね。私もアジイサキが入れ食いならそれだけで十分です」
「まあカワハギは帰りにちょっと寄る感じだから、無理にしなくてもいいよ。私は娘用に2匹釣りたい。明日は大潮だから洲の崎は難しいかもねー。今深場ザオの準備したけど、電動リールのテストはイサキ釣りでもできる気がしてきた。イサキ釣りで古い電動リール使ってみるわ。使えないと怖いから、同じ電動リールを2つ持っていく必要があるなー。サバは半身だけ確保しました。深場だと2〜3回だね。」
「お、ありがとう。そう言えば、前回の高切れの原因はわかった? リールよりそっちの方が心配かな。」
「それは解明されました。明日は超深場はしないので持っていきませんが。」
「おお、それは安心だね」

と、色々と打ち合わせて狙いを絞ります。

当日はいつも通りの時間に動きます。現地到着は7:15頃でしたが、FUKUさんが出港準備を進めていてくれたので、準備はすぐにできます。さらにsaiさんが様子を見に来てくださり、フォークリフトの操作をしてくれました。saiさんは昨日出たので、今日は休憩だそうです。

ということで、8時前には出航することができました。海は少し波があるものの、天気と気候は最適です。富士山も見えていい感じです。

知り合いと群れを探しつつ・・

しばらく走っていると、ゴトウさんのさくら丸を発見しました。早速立ち寄って話を聞いてみますが、イカは不調のようです。

ゴトウさんと別れ、漁礁巡り開始です。一つ目の漁礁には群れがいませんでした。二つ目の漁礁に向かうと、takiさんを発見しました。様子を聞くとアジがぽつぽつでサバも釣れたそうです。

ここで釣ってみるのも一案ですが、結局いつもの馬面ポイントに行くことにしました。

馬面ポイントでアジ・・が私は釣れない

馬面ポイント到着は8:30です。早速三人で釣り開始です。

最初に魚をかけたのはきむさんでした。大物がかかったようで、タモの準備をします。掛かっていたのは40センチ超の大きなサバでした。このサバはFUKUさんがカワハギを釣ったら、それと交換ということで、FUKUさんに先物トレードされました。

次にFUKUさんがアジを上げます。これで気合が入ります。

私の方にも当たりが出ますが、アジにしてはちょっと強すぎます。上がってきたのは予想通りサバでした。

しかし、サバ餌不足に直面している今、サバの釣果も貴重です。早速内臓を取り除いてクーラーに入れます。

FUKUさんときむさんは、サバとアジをぽつぽつ釣っています。私の方はサバは掛かるものの、アジが釣れません。代わりに釣れるのはウマヅラです。

なぜかウマヅラは私にばかりかかります。きむさんにもたまにかかりますが、FUKUさんには掛かりません。FUKUさんは積極的に誘いをしているので、ウマヅラが餌に追い付けないのかもしれませんね。

まれにイサキも掛かりますが、極小のリリースサイズです。

仕方がないので底の方を狙ってみると、なぜかタマガシラがかかりました。

11時過ぎまでこのポイントで粘りましたが、私以外の二人にもアジが釣れなくなってきたので、ポイントを移動することにします。

折角新鮮なサバが釣れたので、深場に行こうということになりました。

深場は沈黙

10分ほどで深場に到着します。仕掛けを投入したところで、ゴトウさんがやってきました。様子を聞くとクロダイが釣れたそうです。今日はイカはだめなようで、ゴトウさんはタイラバポイントに転進していきました。

我々は深場で釣りを続けますが・・・当たりがありません。釣果はシロムツだけです。

12時にこの釣り場をあきらめ、別の深場に行ってみますが、ここも沈黙です。

12:40に深場をあきらめ、洲崎の赤旗を狙いに行くことにしました。

12:50には洲崎のアカハタ実績ポイントに入りますが、ここも当たりがありません。船が結構流れるので、そこも取りにくい状況です。13:15にここも諦めることに決め、イサキを探しに戻ることにしました。

久々の良型イサキ

13:25にイサキポイントに到着です。魚探には大きな群れが写っています。早速釣り開始です。

開始とともに、きむさん、FUKUさんがイサキを釣ります。それも30センチクラスの良型です。そして私にもやっとまともなサイズのイサキが来ました。

きむさんにも、FUKUさんにも良型イサキが連発しています。久々のイサキ好調です。私もイサキ釣りを続けます。

仕掛けを入れて深めから誘っていると、突然竿が大きく引き込まれます。今まで見たことのない大きな引き込みです。早速合わせてみると・・・ウマヅラのような強い引きです。しかしウマヅラではない気もします。FUKUさんにタモ準備をお願いして、慎重に巻き上げます。上がってきた魚影を見ても、すぐにはなんだかわかりませんでしたが、やっとわかりました。クロダイです。

50センチ近い立派なサイズのクロダイが釣れました。

このサイズのクロダイを釣ったのは初めてです。ちょっと嬉しいですね。

この後大型イサキをに2匹釣ったところで、14:30を過ぎました。カワハギによるなら、行かなくては時間切れになります。ということで、慌ててカワハギポイントに向かい、私とFUKUさんでカワハギを狙いますが・・・全く当たりがありません。FUKUさん、きむさんからカワハギとの交換約束でサバを先物で入手していたので、何とかカワハギを釣りたいと、がんばりますが、当たりがありません。

いくつかポイントを回り、やっと私に当たりが出たものの、上がってきたのは良型のタマガシラでした。これでカワハギはあきらめ帰港することにしました。15:25分納竿です。

帰り際の大トラブル

帰りの操船はFUKUさんにお願いして、仕掛けを片付けようとしたところで大失敗です。カワハギ仕掛けを強く引っ張ってしまい。針が返しまでしっかり指に刺さってしまいました。これは抜けません。

とりあえず、この状態のまま港まで戻ることにしました。港では、saiさんが出迎えてくれて、納船を手伝ってくださいました。

とりあえず船を陸に揚げた後、きむさんにお願いして切開手術です。きむさんの娘さんはお医者さんなのですが、彼女の勧めで、きむさんが針が刺さって抜けなくなった場合の切開道具を持ってきていたのです。きむさんが切開してしまうと医師法とか、傷害罪とか、色々とややこしいことになるので、この道具を借りて自分で切開することにしました。

針の先を手探りで感じつつ、その針に沿って肉を切ります。麻酔をしていませんから、もちろん痛いのですが、このまま抜けないと外科病院に駆け込まなくてはいけなくなるので、何とか自分で処置したいという思いが勝ちます。

何度か切開と引き抜きを繰り返し、10分ほどで針を抜くことに成功しました。これで家に帰れます。今日はいつもより一時間以上長く釣ったし、このトラブルはあったしで、帰るのがかなり遅くなってしまいました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、クロダイ1匹、イサキ4匹(1匹リリース)、ウマヅラ4匹(2匹はFUKUさんのアジとトレード)、タマガシラ2匹、シロムツ1匹、サバ4匹でした。

前半はサバ以外は不調でしたが、後半のイサキで取り返し、大きなクロダイもつれて久々の充実釣果でした。帰るのが遅くなり、その日は捌くだけで食べるのは翌日以降に回しました。

料理はまず定番のお刺身です。

左上からアジ、タマガシラ、イサキで下の段が5種盛り合わせタタキ、クロダイ、ウマヅラの刺身です。量が多すぎるので、まったく美しくありませんが、仕方ないですね。

味はいずれも美味しくて満足でした。クロダイとイサキは脂がのってて、タマガシラは真鯛のような美味しさで、アジとウマヅラは定番の美味しさです。満足のお刺身でした。

この量の刺身は二人では食べきれませんから、半分残ってしまいます。で、それをカルパッチョにします。本当はカルパッチョは薄造りの方がおいしいのですが、刺身は厚切りの方がおいしい魚が多いので、厚切り中心のカルパッチョです。これも美味しく頂きました。

クロダイは残った部分を塩焼きにしました。

兜も焼きました。兜はイマイチきれいに焼けなかったのですが、味はよかったので、満足です。

失敗は炙りの刺身です。結構長めに焙ったつもりだったのですが、皮が全く髪切れないほど固いのです。クロダイの炙りは皮を嚙み切らずに食べられるサイズに切り分けるべきなのかもしれません。折角美味しかったので、ちょっと残念でした。

残った魚は煮つけで、館山釣り拠点にも持ち込みました。

今回は、アジ、ウマヅラは抱卵中、ウマヅラの肝は大きく、イサキとクロダイは定番の立派な白子を持っていました。クロダイはオスからメスに性転換する魚のはずですが、このサイズでもまだオスとは、どのサイズになったらメスになるのでしょうね。

残念ながら痛風持ちの私は、クロダイやイサキの白子を食べることはできませんでしたが、クロダイの白子は家内が食べて絶賛していました。まあ、ウマヅラの真子が美味しかったので、それで満足です。

ということで、久々に充実した釣果に恵まれた釣行でした。

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