2014年1月中旬
今回の狙い
チカがなかなか来ないので、釣り物がありません。
そんななか、きむさんが、職場の知人から、サヨリの情報をGetしてきました。とても詳しく釣り方まで教えて下さったので、週末はきむさんはこの釣りに行くとのこと、私の方はサヨリはあまり釣れる気がしないので、横でカレイ釣りでもしようかと思ったのですが、その場所はサヨリ釣りの人でいっぱいで、投げ釣りは出来ないとのことで、諦めました。前日職場に財布を忘れて帰ったので、貧乏でイソメ餌が買えないというものカレイ釣りをあきらめた理由です。
しかし、サヨリ釣りもやはり仕掛けを買わなくてはなりません。でも、お財布の無い私に強い味方があったのです。上州屋の金券です。
私は昨年末、カワハギ竿にカワハギリールを購入し、今年は150号対応の竿まで買ったので、今年の新年の上州屋の福引は、なんと7回も引くことができました。そのうち3枚が小吉の500円で、残り4枚が外れの100円券だったので、1900円のリターンとなりました。この券が今回の釣りの軍資金となったのです。
買ったのは、のべ竿に結ぶだけで使えるサヨリ仕掛け(替え針3本付き)280円、サヨリ針180円、それにアミコマセ280円です。 針に付ける大粒アミエビも買おうかなと思ったのですが、上州屋には相当古そうなのが1パックあるだけで、相当乾燥してて、霜もついてて、見るからに釣れそうになかったので、買うのを止めました。
その代りスーパーではんぺんを買って、はんぺん餌も準備しました。
心配なのは天気です。天気予報では午前中は雨模様です。冬の雨の中で釣るのは辛いな・・・・と思いつつ、翌日を待ちます。
朝起きて早速天気予報を見ると、やはり天気が悪くなっています。きむさんにメールをしてみますが、返答がありません。もう出発しているようです。
とりあえず予定通り出発することにしました。
雨の中の釣り
暫く走ったところで、きむさんからメールです。やはり釣り場に近づいたところで天気が崩れ、みぞれになったようです。
私の方も、釣り場が近づくにつれ、雨模様から雪になり、さらに海に近づくと、また雨になりました。
きむさんから、付けエサ用のアミエビが買えれば買ってきてと連絡を受けたのですが、今日はいつも通らない珍しい道を走っているので、釣り餌屋さんがありません。そこで、昔釣り餌屋さんがたくさん並んでいたバイパスに行ってみたのですが、釣り餌屋さんはみんなシャッターを下ろしており営業していないようです。やはりこのあたりの釣り人口は大きく減っているようですね。
残念ながら餌を買うことはできず、とりあえず傘をさして先に到着して釣っているきむさんを見に行きます。
「どう、釣れてる?」
「今から。あんまり釣れてる感じはないよ。」
「そっか。どうしようかなあ・・・」
「でも、あっちの人は釣ったよ。」
「じゃあ、魚は居るんだね。やってみよう。」
ということで参入することにしました。釣り開始は10時前でした。
雨はまだ降っていますが、防寒着を着ていれば何とかなる程度の雨です。
今日はのべ竿一本だけなので、身軽な釣りです。昨日買った出来合いの仕掛けを竿に付け、周りの様子を見て浮き下をセットします。コマセが準備できるまで、とりあえずはんぺんを付けて投げ込みます。
で、コマセの準備をしていると、きむさんが一匹目を釣ります。
やはり餌はアミエビが良いようです。私もコマセの中から大きめのエビを餌に付けて、やってみることにしました。
すると、来ました。20センチほどのサヨリです。
サヨリを狙って釣ったことはあまりないので、嬉しい釣果でした。
コンスタントに釣れ続けるサヨリ
その後もサヨリはコンスタントに釣れます。
今日使ったのべ竿は、もう15年近く前に、きむさんと鹿島灘の突堤によく行っていた時代に、突堤で浮き釣りをしたくて買った、7m以上ある竿です。結局突堤での浮き釣りはあまり釣果が無く、これまでほとんど出番が無かったのですが、今回のサヨリ釣りにはぴったりでした。
竿が長いので、ポイントまでしかけが容易に届きますし、のべ竿ですから先がらみやガイドがらみなどのトラブルが皆無です。竿が柔らかいので、強くあわせてもちょど良い感じでサヨリの口に針が刺さります。のべ竿での釣りって簡単でいいなあと再認識しました。
サヨリは時々釣れなくなるのですが、暫くするとまた釣れるので、群れが沢山廻っているようです。浮き下を深くしても浅くしても、サイズは変わりません。大きいものは23センチくらい、小さいものは20センチ弱です。
途中で何度かはんぺん餌に替えてみましたが、どうしてもはんぺん餌では釣ることができませんでした。
やはり周りがアミエビをコマセで使っているときは、アミエビで釣らないとダメですね。
昼頃には雨も上がり、青空も出始めました。
風も殆ど無く、快適な釣り日和です。
途中休憩して釣り場風景を見学したりしながら、サヨリ釣りを続けました。
白鳥もやってきました。優雅に湾内を四羽で泳いでいます。ここって、どこかの湖か?って風景ですね。
謎の魚
今日は私は最初から最後までサヨリしか釣れませんでしたが、きむさんは違う魚を釣りました。
一種はウミタナゴですが、もう一種は下あごの長くないサヨリです。
「Gakuさん、こんなの釣れたんだけど。」
「ああ、それって、サヨリの顎が折れたんだよ。」
「何だろうって思っちゃったよ。」
・・・・
「Gakuさん、また釣れたけど、今度のは折れたっぽくないんだけど。」
「じゃあ、よっぽど子供の時に折れたんじゃない?」
「う〜ん、そうかなあ・・・」
などと言っていたのですが、終了後に他のサヨリと比べると、二匹目に釣れた一匹だけ色が少し茶色いのです。
サイズはサヨリと全く同じ、模様もそっくりなのですが、色だけが違います。
「確かに、色が違うねえ。クルメサヨリかなあ。でも、下あごがないと判別できないなあ。」
「これ、Gakuさんに上げるから、鑑定してよ。」
ということで、その一匹は私が貰うことになりました。
持って帰る間、氷水に浸して帰ったので、サヨリは全て絶命していましたが、なぜかその魚だけ、まだ生きています。
手で握ろうとすると、くねくねと動きます。サヨリとは全く違う感触です。この感触には覚えがあります。パリで買ったことがあるのです。
フランスで、Équilleの名前で売っている、寒さに強く、夏になると砂地に潜って寝てしまう魚・・・日本名は「イカナゴ」です。
まさかサヨリに混じってイカナゴが釣れるとは思ってもいなかったので、現場では思いつきませんでした。イカナゴって、下あごが短いだけで、身体の感じはサヨリとそっくりですね。意外と近い科なのかもしれませんね
これで写真集に一種追加です。
サヨリ釣りの方は、16時近くになり、急に釣れなくなり、納竿としました。
夫婦二人用にはちょっと釣りすぎたので、小さなものはきむさんに引き取ってもらいました。
今日の釣果
ということで、今日の私の釣果はサヨリ45匹でした。15匹きむさんにトレードされ、30匹持って帰りました。
お刺身、塩焼、椀だね、開きに料理されました。
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