20141月下旬

今回の狙い

先週末は忙しくて釣りに行けなかったところ、その週に偵察に出撃したきむさんから、チカが釣れたという情報が入りました。そこで、今週末はチカに決定です。

しかし、水曜にきむさんからメールが入り、きむさんは風邪をひいてしまったので、週末の釣りは無理そうとのこと。さてどうしようか、と悩んだのですが、チカ釣りは釣り期が短いし、二月は週末が忙しいので釣りに行けない可能性が高いこともあり、とりあえず出撃することにしました。

仕掛けは、昨年一時帰国の際に買った仕掛けが残っていますので、これを持っていきます。きむさんによると,今週末のチカ釣りには午後が良く、その上釣れればあっという間に数釣れるので、時間は短くてよいとのことでしたので、ゆっくり11:30に自宅を出発です。時間が余ることも考え、サヨリ釣りの仕掛けも持ちましたが、替え針を持たずに行ったのは失敗でした。

現地到着は午後一時過ぎです。快晴ですが、ちょっと風が強く、釣りやすい天候とは言えませんが、既に多くの人がチカ釣りをしていました。その後ろには見学者も数名。この向きが風を背中から受けるので釣りやすいようです。

とりあえず、急ぐ釣りではないので、釣り場を見学し、皆さんの状況を覗いて回ります。チカはしっかり釣れているようです。見ている傍から、次々にチカが釣れていきます。

突然一人の釣り人が、絶対チカではない15センチくらいの魚を釣りました。早速それを見に行ってみます。

「今何が釣れたんですか。」

「ボラだよ。」

「ああ、ボラも釣れるんですね。」

そのボラは、フグのように堤防上に捨てられていました。写真に写っています。

釣り場が混んでいるので

さて、私も釣ろうかなと思ったのですが、この場所には入れそうもありません。周りを見渡すと、遠くで一人で釣っている人がいて、その人も一匹釣りました。早速そこに行ってみます。

「こんにちわ。ここでも釣れるんですね。」

「おお、釣れるよ。あっちの方が釣れるのかもしれないけどね。」

「じゃあ、ここで釣らせてもらっていいですか。」

「おお、どうぞどうぞ」

ということで、その方の横に入って釣ることにしました。この方はベニサシ餌で釣っていました。まさにワカサギ釣りですね。

準備を開始していると、さきほど見学していた人の中から二人やってきて、私の両側に入りました。やはり入る場所が無くて見学していたようですね。

「あっちこっち見てきたけど、ここが一番釣れてるよ。」

「あっちこっちって?」

「ドック前とかね。波崎でも少し釣ってた。」

「波崎は釣れてましたか?」

「ぽつぽつは釣れてたけどねえ。少ないよ。」

「去年は波崎が良かったんですけどねえ。」

「おお、去年は釣れたねえ。あんたどこから来てるんだい?」

「我孫子です。」

「ほう。こっちは牛久だよ。同じくらいの遠さだねえ。」

「そうですね。」

と話しながら準備します。

風が強いこともあり、この場所では、サヨリ釣りに最適だった私ののべ竿では長すぎます。風が横風になるので、長い竿では釣りになりません。

仕方ないので、下の2段を縮めた状態で釣ることにしました。しかし、チカ釣り用のパニック仕掛けが長いことを忘れていました。今日の状況だと、仕掛けを半分に切って使った方がよさそうでしたが、とりあえずそのまま使うことにします。

竿に仕掛けを付けて、エサの準備をする間仕掛けを降ろしておくと、それに早速かかりました。チカです。

餌が無くても食うようです。もう一度やってみたら、やはり一匹釣れました。

しかし、隣の人がアミエビを付けて釣り始めると、そっちの方が断然よく釣れるようです。

私も早速アミエビを取り出し、付けてみたところ、すぐにダブルで釣れました。

あっという間に規定量

今日は30匹程度釣ったら納竿する予定です。

しかし、本当に入れ食いです。追い食いさせると、2匹、3匹と釣れます。

このペースでは、あっという間に予定量に達してしまいそうです。

途中休憩をしつつ、大きいのを狙ってみます。

今日のチカは大きいのと小さいのに結構差があります。

写真の二匹が同じ年生まれだとは思えないので、二年目、三年目の魚が混ざっているのでしょう。大きいのが掛かると、結構な勢いで引いて、暴れまわります。

お腹が大きいのは抱卵している証拠ですね。霞ヶ浦や牛久沼のワカサギ釣りは産卵期の1月21日から2月いっぱい禁漁なので、チカも同時期に産卵するのでしょう。

大きいのを狙って釣りたくても、小さいのもすぐに掛かってしまうので、選ぶのは無理です。

15分ほど釣ったところで、もう絶対30は超えていると思ったので、納竿することにしました。

「そろそろやめます。」

「お、もう上がりかい?」

「ええ、夫婦二人には十分な量釣ったので。1時間半以上かけてきて、15分で終りの釣りって悲しいですね。」

「佃煮にすればいいんだよ。」

「佃煮ですか。美味しいですか?」

「うまいよ。醤油とみりんと酒入れて、それに水あめ入れるんだよ。で、沸騰させて、魚を少し入れて、また沸騰するまで待って、また少し入れて、ってやるんだよ。焼いてから入れるともっとうまいらしいけど、そのままでも十分うまいよ。」

「へえ、それは簡単ですね。腸は取りませんよね。」

「もちろんとらないよ。良く洗って、そのまま入れればいいんだよ。」

「それやってみますね。じゃあ、お先に」

ということで、14:00には全て片付け終わり、出発しました。

サヨリ偵察

予定通り時間が余ったので、サヨリを覗きに行ってみることにしました。チカは刺身にならないので、刺身のネタが欲しかったのです。

現場に着くと、先日釣った場所には誰もいません。全体に釣り人も少なく、バケツが空の人が多いのですが、中にはサヨリが沢山入っている人もいます。どうも朝方は釣れたけど、釣れなくなったので、みんな帰ってしまったということのようです。

テトラ際に何人か固まって釣っていたので、見に行きましたが、やはり釣れていないようです。

まあ、折角来たので、とりあえずちょっとだけ竿を出してみることにしました。時間は15:00を過ぎていますので、確かにそろそろ釣れなくなる時間です。

誰もいない前回の場所に参入です。

餌を付けて一投目、暫くすると、浮きが変な動きをします。

上げようとすると、サヨリが落ちました。

これで、サヨリがいることはわかりました。

しかし、次もばらします。サヨリは口が堅いので、しっかり合わせないといけないことを忘れていました。

三度目の正直で、やっと一匹釣ります。一安心です。

しかし、その後もバレます。前回使った仕掛けをそのまま持ってきたので、針先がさびて訛ってしまっているようです。しかし、替え針は持ってきていません。

何とかその針でもう一匹釣りましたが、その後もばれてばかり。そうこうしているうちに、当たりもなくなったので、この針では釣れそうにないと判断し、納竿しました。16時には全て片付けて帰宅しました。

今日は、チカ釣り20分、サヨリ釣り40分で、合計一時間の釣りでした。

帰り道、夕日が富士山に沈む、素晴らしい景色を見ました。夕日が富士山の後ろに入ると、富士山のシルエットがオレンジ色に縁取られて光るのです。この景色、結構有名なのでしょう。利根川沿いには多くのカメラマンがカメラを構えていました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果はチカ48匹、サヨリ2匹でした。

チカは、白焼きにした後、大きな6匹以外を甘露煮にしました。鱗も腸も取らなくて良いので、チカの料理は簡単でいいですね。

甘露煮は予想以上においしくて、もっとたくさんチカを釣ってきても良かったなと思いました。

サヨリは予定通り、お刺身で頂きました。

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