2016年3月下旬

今回の狙い

3月も後半です。やっと怒涛の出張も終わり、三連休は釣りが出来そうです。ウェブ仲間も三連休を待っています。

しかし、土曜は雨、日曜に賭けたのですが、予報では風が強そうです。皆のメールが行き交いますが、結局日曜も断念することになりました。

しかし、一人だけ断念しなかったのが義弟の智ちゃんです。

「ドライブがてら行ってみるよ」

と日曜の内房に突撃、で、結局出航してイカを釣っていました。

「風はどうだったの?」

「風10mなんて一回も無し。今日の予報はなに?」

という返事だったので、まあ、それなりに風はあったようです(笑)

月曜も予報はイマイチです。きむさんにメールして相談です。

「明日もいまいちだねえ 午後だけなら出れるけど、無理に行くほどじゃない。」

「午後出航でカサゴ本命、あえて深場なし、予備にイトヨリの簡易プランだと可能性はどう?」

「カサゴも結構遠いからね。 イトヨリメインなら問題ないと思うけど」

「じゃあイトヨリ狙いで行きますか? 暫く釣ってないから魚釣りたい」

「そうだね。折角の三連休だし、海にいきたいよね。」

ということで、ゆっくり出発の午後出航狙いでイトヨリ狙いに決定です。

当日はいつもより一時間遅く出発。しかし、16号が全く渋滞無く、結局いつもとあまり変わらない時間に現地に到着しました。

海は大丈夫だが出航失敗

現地に到着してみると、風は少しあるものの、出航には全く問題ありません。午前中は風が強い予報でしたが、大丈夫のようです。

早速ボートの準備開始です。2カ月ぶりなので、いろいろ思い出しながらの作業になりました。

その頃、ちょうど沖からボートが一隻戻ってきました。

「どうでした?」

「全然だめ」

「狙いは何ですか?」

「最初アジ狙ってダメで、その後カワハギ狙ったけど、それもダメ」

「カワハギもダメですか。」

ということで、あまりいい情報ではありませんが、狙い物が違うので、一安心です。

出航は結局いつもと変わらず11:00でした。

しかし、出航時に、色々失敗をします。

まずエンジンが掛かりません。よく見たら、キルスイッチの緊急スイッチコードが外れています。これではエンジンが掛からないはずですね。

で、出航しますが、ドーリーを上げるのを忘れました。

さらに、魚探の電池の接触が悪く、魚探の電源が入りません。

それを修理しているうちに、藻地帯に流れてしまいます。

春のこのあたりは藻が茂るので、藻を避けることが重要なのですが、忘れていました。

エンジンやドーリーが藻に完全に絡んで動きが取れなくなります。

エンジンを上げ、ドーリーを上げ、オールを漕いで藻地帯を脱出です。

この作業に30分を費やしてしまいました。

やはり、久々のボートは勘が狂い、いろいろ忘れますね。

アンカリングしてイトヨリ狙い

11:40分、イトヨリポイントに到着、風はあるものの、海の様子は全く問題ありません。

早速一投目を入れます。

しかし風で結構流されます。きむさんがトラギスを釣ったものの、釣りにくいので、ポイントに戻ってアンカリングすることにしました。

アンカリングすると、糸も真っ直ぐ降り、釣りやすくなりました。暫くすると、小さな魚の感触です。

「お、こっちもトラギスが来たよ」

と上げてみると、予想通りクラカケトラギスです。しかし、20センチを超える良型だったので、キープすることにしました。今シーズン最初の魚は、私もきむさんもトラギスでした。

きむさんは、その後、小型のオニカナガシラなどを釣っています。

12:00過ぎ、ついに大きな当たりが来ます。

ぐいぐい引き込む良い感触です。

何が釣れたかな〜〜〜と楽しみながら上げると、赤い魚、予定通りのイトヨリです。

それも35センチほどのでっぷり太った大型です。

イトヨリを狙いに来ておいて、イトヨリが釣れて驚いてしまいました。

このサイズが釣れるなら大満足です。

15分後、きむさんも同サイズのイトヨリを釣ります。

今日はイトヨリ爆釣かと期待したのですが・・・・その後は釣れません。

餌は無くなるのですが、魚は掛かりません。たまに釣れてもクラカケトラギスかオニカナガシラの小型です。

遠くでは自衛隊のヘリコプターが演習中です。

餌取りの正体を暴く

毎回餌がぼろぼろに食われるので、下には魚がいるようです。

「何が食ってるんだろうね。」

「トラギスならもっと釣れてもよさそうだよね。」

「カワハギじゃない? Gakuさん、釣ってみてよ」

ということで、餌取りの正体を暴くため、カワハギ仕掛けにオキアミを付けて下ろしてみることにしました。但し、竿も沖釣り用の胴調子なので、当たりは全く取れません。

それでも魚が掛かりました。

「よし、釣れた。これで餌取りの正体が分かるぞ・・・・あ、バレた」

上げてみると、きっちり針が取られています。

「針が無いよ。フグじゃない?」

「ああ、ふぐかも」

「よし、絶対釣ってやる。」

ということで再度挑戦。フグでも口に掛ければ上がるはずです。

そして13:13分、ついに掛けました。上がって来たのは・・・・20センチほどのシロサバフグでした。

「やっぱりフグだったよ〜〜」

「そうか〜、フグかあ・・」

とテンションが下がります。餌取りの正体はこれでした。ちなみに、口ではなく、尾に針が掛かって上がってきました(笑)

これではイトヨリは釣れそうにありません。ポイント移動です。

何処に行っても釣れない

フグを避け、アジポイントに移動してみます。しかしここでも状況は変わりません。

私にも小型のオニカナガシラが掛かるようになりました。

そして、珍しく強い当たりですがサバフグです。

その後は、色々なポイントを探ってみましたが、結局トラギスとオニカナガシラばかりでした。

「だめだね。どうする?」

「イトヨリ釣れたから、まあいいか。」

「もっと釣れると思ったんだけどねえ。」

「最初の1匹はすぐ釣れたから、もう2〜3匹は釣れると思ったんだけどねえ。」

ということで、ちょっと心残りではありましたが、15:30に納竿としました。

で、着岸して上がろうとした際に、またドーリーを下ろすのを忘れました。

やはり久々のボート釣りは忘れものだらけです。

おかげで魚探のポールが曲がってしまいました。

こまったものです。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、イトヨリダイ1、クラカケトラギス2〜3、オニカナガシラ2〜3(リリース)、シロサバフグ2(リリース)でした。きむさんはウマヅラハギとトラギスも釣りました。クラカケトラギスは20センチ超のものだけキープしました。

イトヨリダイは、持ち帰って早速半身を霜皮づくりの刺身にしました。

そして残りは、ぼうずこんにゃくさんのページにイトヨリの一番おいしい食べ方と書いてある「蒸し」にしました。確かにイトヨリの蒸しは上品で絶品ですね。

さて、釣りシーズン本格化です。次は何が釣れるかな。

前の日誌 次の日誌