2016年5月中旬
今回の狙い
今回もまた風がイマイチです。毎回悩む風です。
早朝は良さそうなのですが、9時頃には強風になります。但し、その後また風が弱まる予報です。どの程度弱まるかは、予報サイトによって違うので難しいところです。
「明日も風がイマイチだね。内房なら行ける気もするけど、深場はどうかなあ。どうする?」
「深場はだめもとで、浅場のイトヨリメインで考えるか、中場でルアー投げるかですかね。 イトヨリも最近は厳しいからなあ。天気は良いんだけどね。」
「まあ、深場ダメもとで行きますか。新しいポイント開発してもいいし。」
ということで、やっと出撃を決めます。決定が遅くなったので、ウエブの仲間には連絡できませんでした。
義弟に連絡すると、早朝から同じ場所で出るそうです。
我々はいつも通りの時間で向かいます。今日も渋滞は無く、いつも通りに到着です。
車を降りてみると、結構強い北風が吹いています。戻ってきているボートも見えます。
義弟の車はあるので、予定通り朝出たようです。
「今日来てるとしたらバロンさんと草刈りエンジンさんなんだけど、バロンさんの車は無いね。」
「やはりあの風予報では来なかったのかな。」
「予報通り今がピークで、弱くなるといいんだけどねえ。」
と言いながら、ボートを組み立てます。
まずは70m再挑戦
いつも通り準備を終え、出発は9:20でした。
しかし、まだ北東風は強く、波だっています。
とりあえず、先週の再来をめざし、きむさんが70m付近でルアーをするというので、70mまで行くことにしました。
ここに到着すると、1艘のボートが走ってきました。草刈りエンジンさんです。
「こんにちは。今日は一人ですか?」
「あっちのボートがKなんですよ。あれが私の元のボートです。」
「今日はどうでしたか?」
「朝方一本出ましたよ。Kは2〜3本上げましたよ。」
と見せて下さったのはブリに近い立派なワラサでした。
しかし、きむさんの方は、今日は釣れないようです。5本の体力切れです。
「居れば食うはずだから、いないんだよ。」
「じゃあ、このまま流されながら餌釣りしようか。」
ということで、餌釣りにチェンジです。
義弟に電話してみると、朝方はクロムツが上がったようですが、風が強くなったので、既にイカ釣り場に戻ったようです。
餌釣りは不調
風が結構吹くので、時速2キロ程度で西南西に流されます。深さは70mから150m位まで深くなり、また浅くなります。
途中で一度当たりがあったのですが、釣れたのは小さなタマガシラとオキトラギスです。深いところから上げたので、浮き袋を吐きだしており、救命は不可能ということでキープしました。
10:01
その後は何も釣れません。きむさんもタマガシラとカナガシラを1匹釣っただけです。
暫くすると、これまで釣ったことのないエリアに入りました。新しいエリアの水深情報が手に入ると地図を新しくできるので、そのまま釣り続けますが、何も釣れません。
結局、これまで来たことのないタワー漁礁があるはずのあたりまで流されました。
折角の機会なので、ちょっとタワー漁礁を探して走ってみたのですが、見つけることができませんでした。
「ここはダメだね。」
「どうする?」
「まだ風はあるけど、深場に行ってみようか。」
「そうだね。どのくらい流されるか行ってみよう。」
ということで、深場に移動です。11:00です。
新しい深場
今回は、これまで釣ったことのない場所を攻めてみることにしました。
到着してみると、やはりかなり南西に流されます。
そこで、北東に出発点を取り、谷を横断する形で流されてみることにしました。ちょうど海図が空白になっていた場所です。
一番深いところは250mを超えるので、ボートが流れていると底が取れません。
今日は風があるので、錘も重くしてみましたが、重すぎで魚の当たりがわかりません。
一度目の流しではなにも釣れませんでした。
そこで大きく場所を変えて、更に深い、初めて釣るポイントに入ることにしました。
ここから流されれば、どんどん浅くなって、良いポイントに入れるはずです・・・・が、この頃から風がなくなってきました。
300mあたりで止まって流れなくなりました。
そして、小さなあたり・・・・何か掛かったようです。
シロムツかな・・・と思ったのですが、上げてみると、黒い魚。
深場釣りの外道として有名なスミヤキ(クロシビカマス)でした。
12:49
この魚、外道でありながら、美味しいので釣れると嬉しいと言われる魚なので、私も食べるのが楽しみです。
写真集に早速掲載しました。
船が動かないので、流しながら何度も深場釣りができます。
次の回も小さなあたりがあったような気がしたので上げてみます。
上がって来たのは、残念、ギスでした。
13:26
これも味は良い魚ですので、釣果の少ない今日はキープです。
3度目の投入では、シロムツが2匹釣れました。
13:54
深場釣りは、風が無く、錘が真下に落ち、底が取れるときは良く釣れますね。
風が吹きはじめるとダメです。13;30頃からまた風が出始め、14:00を過ぎると強くなり始めましたので、深場釣りを終え、戻ることにしました。
最近不調のイトヨリ釣りはあきらめ、これで納竿です。
今日の釣果
ということで、今日の私の釣果は、クロシビカマス(スミヤキ)1匹、オオメハタ(シロムツ)2匹、ギス1匹、タマガシラ1匹、オキトラギス1匹でした。
今回は、釣果を全て干物にしてみました。スミヤキもギスも小骨が鬱陶しい魚なので、干物にすると骨離れが良くて食べやすくなるのです。
スミヤキの干物は、半分は骨切りをしたうえでホイル焼きに、残り半分はそのまま焼いてみました。骨切りをしたホイル焼きは絶品でした。家内も、これは美味しいと喜んでいました。アカムツより美味しいと言われることもあるようですが、確かに味はとてもいいですね。骨切りすると骨も全く気にせず食べられますし、干物にすると食べるときに簡単に骨を取れるので、両方とも美味しくいただきました。
海底地形図もかなり充実しました。この場所の海底は下の図のように、なだらかな側と急な崖の側とがあり、変化に富んでいることが分かりました。
この中からポイントを見つけるのが楽しみです。
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