久々の釣りでアカムツ

久々に釣りに出ることができました。今回はFUKUさんも誘って三人での釣りでした。久々の釣りなので、定番の場所と、FUKUさん秘蔵の場所をめぐりました。いろいろとトラブルもありましたが、後藤さんのお土産アシスト!もあり、良い釣果を得ることができました。その中でも特筆すべき釣果はアカムツです。なんと、三人がみなアカムツを手にしました。

久々の出航チャンス

冬の間は内房は北風が強く、出航できない日が多いのは例年のことですが、今年は北風より西風が強い日が多く、全く出航できませんでした。

4月に入り、やっと出航できそうです。最初は土曜を狙っていたのですが、天候の回復が遅れ土曜は無理。ということで日曜に出航です。

今回は前席ipilot要員(笑)としてFUKUさんをお誘いすることにしました。FUKUさんも深場をやりたいと前々から聞いていたので、今回は良いチャンスです。お誘いしてみると、ちょうど出れる日だったようで、参加することが決まりました。

当日はsaiさんも仲間連れで出るようですし、FUKUさん情報によると後藤さんもイカ狙いで出るようです。海上で皆さんに会えるのが楽しみです。

今回の出航では、もう一つ重要な課題があります。新しく取り付けた椅子の使い勝手の確認です。これまでの椅子は、椅子というより背もたれに近く、大きいので結構邪魔だったのです。

そこで、家庭用の小さいカウンターチェアーを入手し、取り付けてみました。足が一本だけ固定されており、他は自由に動く仕様にしてみました。座面の高さも変えられるので、これで運転時と釣り時の供用をしてみようという計画です。

この椅子、結果的には、釣り時の座面が高いので、疲れが取れにくいことが分かりました。それ以外にもいくつか課題が残りましたので、再検討します。

朝は雨

朝、きむさんが我が家に到着した時点では雨が降っていましたが、館山到着までには上がるはずです。早速二人で館山に向かいます。FUKUさんとは現地で合流の予定です。

今回は定番場所+新規場所の予定で、その新規を何にするかが問題です。FUKUさんからは、カワハギとイカとアマダイのお誘いがあり、あと真鯛乗っ込みも良さそうです。ただ、日曜日でもあり、真鯛のポイントは遊漁船でいっぱいでしょうから、午後しか参入できそうもありません。

高速を降りたところの釣吉さんで餌に悩みます。

「どうする? コマセ真鯛用にオキアミコマセ買う? それともテンヤ用のエビ買う?」
「どうしようか。コマセ真鯛は難しそうだよね。テンヤにしようか。」

とテンヤ用のエビエサを探すと、1,000円もします。

「これは高くて買えないねえ」
「オキアミコマセは1ブロックで1000円ちょっとだから安いけど、こんなに使えないよねえ。」

と二人で悩み、結局どちらも買わないことにしました。もし真鯛をやるなら、私が持ってきた1年以上前に魚屋さんで買った芝エビを使うことにしました。ということで買い物はアミコマセだけです。

釣り具屋で物色中に、FUKUさんから現地到着の連絡です。早速現地に向かいます。到着は7:00でした。

既にsaiさんは出港準備が進んでおり、先に出ていきました。我々も準備して出航です。今日は三人で準備を進めたので、早く出すことができました。八時前に出航です。

定番のウマヅラポイントへ

まずは定番のウマヅラポイントに向かいます。ここでお土産を確保し、深場転戦の予定です。

到着すると、すぐに群れを発見します。ipilotを投入し、止まって釣ることにしました。

「きむさん釣ってみて」

といつも通りきむさんにお願いしてゆっくり準備です。

しかし、今日の群れはなかなか食わないようです。私も準備ができたので、仕掛け投入です。

すると、当りがでました。上がってきたのは小型のイサキです。今日の一匹目なのでキープしようかな~~と思ったのですが、もっと大きいのも釣れるだろうということで、リリースしました。

その後きむさんが大きなアジを釣ります。イサキも釣ります。FUKUさんも良型のアジを釣りました。私にはアジは来ませんでしたが、その後イサキ2匹を釣りました。でもサイズがいまいちで、キープは一匹だけでした。

しばらく釣っていると、先に出たsaiさんたちがやってきました。まずは浅場で釣っていたようです。saiさんもこの場にとどまりイサキとアジを狙うようです。

我々も釣り継続です。

トラブルトラブル・・・

しばらくして、何故か船がスポットロックしたポイントから外れていることに気が付きます。スポットロックが外れたようです。変だなあと思いながら、元の場所に戻りますが、この時に仕掛けを出したまま動いたのが大失敗。幹糸がスクリューに巻き付いてしまいました。

これを解くために、スクリューを止め、エンジンをチルトアップして糸を解きます。しかし、かなり何度も巻いているので、手間がかかりそうです。諦めて幹糸を切断することにしました。これで50mの糸を失うことになりました。

それでも何とか復活して、再度ポイントに戻りますが・・・やはりipilotのスポットロックが効きません。変だなあとipilotを確かめてみると、スクリューが回っていません。どうもシャーピンが折れたようです。残念、今日はipilotは使用不可能になってしまいました。

港に戻ってからスクリューを外してみると、なんとシャーピンが腐食して完全に崩壊していました。よくこれまで折れなかったものです。やはりメンテナンスは重要ですね。

ということで、スポットロックで止まることができなくなったので、この釣り場でのお土産確保は諦め、今日のメインの場所である深場に向かうことにしました。

深場で流し釣り

深場に到着し、釣り開始です。今日はipilotが使えないので、流しながらの釣りになります。三人で深場の流し釣りはいままでしたことがありませんが、船の向きが決まってから、順番に錘の軽い順に投入することで、お祭りを防ぐことができるはずです。

深場最初の釣果はFUKUさんでした。結構いい当たりのようで期待が持てます。上がってきたのは・・・・なんと立派なマサバでした。餌にするのは勿体ない、まるまる太ったおいしそうなマサバでした。下針にユメカサゴも付いている一荷釣りでした。

その後の流しでは、FUKUさんやきむさんにシロムツやユメカサゴが釣れます。しかし私は何も釣れません。FUKUさんはシロムツの釣果で仕掛けが絡んでしまい、ここからしばらく休戦です。

しばらく釣っていると、後藤さんの船がやってきました。FUKUさんが電話で我々の釣っている場所を連絡したようです。後藤さんは今日はイカ釣り専業で、たくさん釣って大満足する釣果だったようです。なんと、我々にアオリイカのお土産を持ってきてくださいました。

私ときむさんには大きなアオリイカ、FUKUさんには寿司向きの中型のアオリイカを二匹、お土産に下さいました。これはいつもながらとっても嬉しい釣果!!ですね。もう私はこれで満足気分です。何しろ、スクリュー巻き込みとipilotトラブル作業で、疲れ切った上に、深場では何も釣れないし、なんだか船酔い状態になっていたからです。

後藤さんが来られた時に、ちょうどsaiさんから電話がかかってきたので、後藤さんとはあまり話ができず、失礼をしてしまいましたが、お土産ありがとうございました!!

サメとクロムツ

きむさんの勧めもあり、酔い止め薬のアネロン・ニスキャップを飲むことにしました。アネロンは酔ってからでも効くので、その方が皆さんに迷惑をかけなくて済みそうです。薬が効くまでの間、後ろに座って皆さんの釣りを見学です。

遠目で象背根の方を見ると、大房岬から象背根まで、ずらっと遊漁船が並んでいます。やはり真鯛釣り場は大混雑のようです。

ここできむさんが大きな当たりで何か掛けましたが・・・・どうもサメのようです。

サメと戦うきむさん、サメが相当大きいようで、巻き上げに苦労しています。

上がってきたのは1.5mはありそうな大きなサメでした。背びれ二つに太い針があるので、ツノザメ科のサメだとは思いますが、種まで同定するために色々調べる気にはなりません。なんとか船上には上げましたが、針を外すのは諦め、ハリスを切ってリリースしました。

その後も、FUKUさんときむさんにはシロムツやユメカサゴが釣れるのに私には何も釣れません。これは餌が古すぎるのかもしれません。

餌がだめかなぁと言ってると、FUKUさんが持ってきたサバ短をくださいました。そこで、その餌に付け替えて投入したところ、次の流しで私の竿に当たりが出ました。何だろうなと期待しつつあげてみると、なかなか良いサイズのクロムツが上がってきました。

これはうれしい釣果です。やはり餌の違いでしょうか。仕掛け解きの苦行から復活してきたFUKUさんも気合が入ります。

アカムツ登場

しばらく深場の流しを続けます。今日は結構深場で当たりが出ます。私の竿に大きな当たりが出ますが・・・これは・・・サメっぽい当たりです。

「あ~~サメが来た~~」
「サメですか?」
「サメじゃなければ超大型アカムツだね。そう思って上げよう」

と言ってると、FUKUさんの竿にも当たりが出ます。

「小さいサメかな~~」

とのこと。きむさんの竿にも当たったようで、みんなで巻き上げです。

最初に上がったのは、FUKUさんの竿です。

「見えますか?何ですか?」
「サメじゃないよ。何だろう、お、赤いよ。おお、アカムツだよ。」

上がってきたのはアカムツでした。慌ててタモを渡します。そのタイミングで、私の仕掛けも上がってきました。こちらはずっと暴れていたので、絶対サメだと思っていたのですが・・・

「こっちもアカムツだ。大きい。FUKUさんのアカムツ捕ったらタモ頂戴」

とタモの緊急受け渡しをして、私の方のアカムツも確保しました。12月に釣ったアカムツよりさらにでっぷり太った緋鯉サイズのアカムツが上がってきました。

二人同時にアカムツは驚きました。きむさんのあたりは残念ながらギスだったようです。

しかし、そこはさすがきむさん、次の流しで立派なサイズのアカムツを釣り上げました。これで三人ともアカムツを手にしました。これは満足の釣果です。本当は3箇所目として甘鯛に行く話もしていたのですが、深場でもう少し粘ることにしました。

その後FUKUさんにも大型のサメが掛かります。私は超小型のタチウオを釣りました。シロムツも釣ったので、赤黒白3色ムツが揃いました。

そして〆はFUKUさん、二匹目のアカムツです!私ときむさんは大型一匹ずつ、FUKUさんは中型2匹と、後藤さんのイカのお土産と同じ形になりました。

これで深場は大満足で終了です。ここで終わりにしても良かったのですが、FUKUさんが是非カワハギを釣りたいとのことで、帰り道にあるFUKUさん秘蔵のカワハギポイントに行くことにしました。

カワハギ確保で満足

カワハギ釣り場まではFUKUさんに操船してもらい、楽ちん乗組員モードです。釣り場に到着して早速釣り開始です。きむさんはオキアミ餌で他の魚を狙うようです。

このポイントはそれほど魚影は濃くないようなのですが、カワハギ以外の外道がいないので、釣れればカワハギという幸せな釣り場でした。サイズもなかなか良く、25センチクラスのものが釣れます。ということで、きむさんのオキアミ釣りには何も掛からず、きむさん早々に納竿です。

FUKUさんが、奥さんのお土産用にカワハギが3匹必要ということで、FUKUさんが3匹釣る間に、私もちょうど3匹確保できました。カワハギ釣れたら連絡して〜と言ってた娘の声が聞こえます(笑)

このカワハギ釣りでFUKUさんのお土産も揃いました。いつもより1時間長い釣りになりましたが、大満足の釣行となりました。

帰り道の操船もFUKUさんにお願いし、陸揚げ後の船の掃除までしてもらったので、今日はとっても楽ちんな釣行で、幸せでした。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、イサキ3匹(2匹リリース)、アカムツ1匹、クロムツ1匹、シロムツ2匹、タチウオ1匹、カワハギ3匹、そしておみやげに頂いたアオリイカ1匹の大漁でした。キムさんとFUKUさんは、大型アジ、良型ユメカサゴ、ギスなども釣ってて、多彩な釣り物となりました。

自宅でアカムツを測ったら41センチ1243gありました。

料理は当然刺し身と塩焼きです。本当はイカもアカムツも寝かしたほうが美味しく甘くなるのですが、私が月曜から仕事で3週間近く自宅に帰れない予定なので、食べてしまうしかありません。流石に夫婦二人では食べ切れないので、アカムツ半身、イカ胴体半身、クロムツ1匹、カワハギ2匹は翌日娘の家に届けることになりました。

さすがの大型アカムツは、脂たっぷりで絶品でした。カワハギは肝が小さくなっていましたが、味はよく、シロムツの塩焼きも久々の太刀魚の塩焼きも美味しく頂きました。イカゲソと内臓のバター炒めも美味しくて、これも半分娘に持っていくことにしました。

翌日は定番の漬け丼で、アカムツ、肝カワハギ、アオリイカという贅沢漬け丼です。翌日になるとイカがぐっと甘くなってて、アカムツのネットリ感も倍増してました。やはり置くべき魚は置いてから食べないと勿体ないですね~

娘の家に配達された魚は、刺身(カワハギ、イカ、アカムツ)、煮つけ(クロムツ、アカムツの頭)、塩焼き(アカムツ、イカ)になって、家族で美味しく食べたようです。アカムツは絶品だけど、やはり刺身はカワハギの肝醤油が一番、との感想でした(笑い)

さて、来週から2週間週末に仕事が入ってるので、次の釣行は連休前になる予定です。天気がいいといいなあ。

Follow me!

久々の釣りでアカムツ” に対して 2 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     先日の日曜は楽しい時間をありがとうございました。館山湾では珍しいアカムツを3人ともゲットできたのは、とってもラッキーでした。釣らせる船長のポイントが
     我が家は、先週木曜に寿司屋開店しました。ウッカリカサゴとユメカサゴの肝と胃袋を湯引きして紅葉おろしにした先付けからスタート、次にしめ鯖とアジの握り、素のウッカリカサゴ(半身はもう一匹釣ったユメカサゴと一昨日アクアパッツァにしました)、白ムツとユメカサゴの昆布締め、アオリイカの生とボイルの本体と円ペラ、そして真打ち、深海のルビーことアカムツの皮付き炙りとノーマル、そして最後はカワハギの肝醤油で締めて、一連のコースメニュー終了。あとは残った具材がたくさんあったので、リクエストに応じて握りました。
    2合炊いたシャリが全部無くなりましたからねw
     アオリイカはあえて捌かず袋に入れたまま1週間くらい冷凍させてさせてから食べてみて下さい(今回のように出張が控えている場合はなおさらです)。繊維が壊れ裁きやすくなるのと、甘みが増します。富山の高級寿司屋に妻と行った時、カウンター席で出されたアオリイカがあまりにもネットリして甘み成分が強かったので大将に聞いてみたら、上記のようなことをおっしゃられていたので、我が家では100%そうしています(もちろん釣りたての食感を味わいたい時は、すぐに捌いて食べてます)。
     次は桜鯛狙いですね!

  2. Gaku より:

    FUKUさん、アカムツみんなでゲットは出来すぎですから、次回は期待しないでくださいね。でも、今回はお土産が多くてよかったですね。イカの冷凍は昔日立でシリヤケイカを釣ってた頃はしてましたね。最近はイカを入手することがないので、忘れてました。次にイカが入手できるのはいつになることやら(笑)
    船から見えた遊漁船の山は真鯛ではなくトラフグだったようですね。やはりフグ調理師試験を受けに行かないとだめなようです。
    次回は連休前後ですね。またお誘いしますので、スタンバイよろしく!!(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください