GWに新深場に挑戦

GWが始まりました。前回と同じ3人で、ちょっとフライング気味にGWの釣りに参入しました。今回は新しい深場で新しい魚を狙ってみましたが、予想外の邪魔者に苦労することになりました。私は今回もアカムツを確保できたので、満足の釣行でしたが、前半はきむさん、後半はFUKUさんに苦労の多い日でした。

Tomboyの便りが届く

昨年末に嫁入りしていったtomboyですが、いろいろ準備を終え、春になって現地での初出航を迎えたそうです。で、真鯛の釣果を獲得とのうれしい便りをいただきました。

tomboyが元気に活躍してくれると私もうれしいです。良い釣果を祈ってます。

GWに突入

さて、GWになりました。GWで出漁できる日を三人で調整し、まず第一回目の出航をすることにしました。今回の狙いは、赤い深海魚です。いつもは深いところにいるのですが、産卵期の間だけ、浅いところに来ることが知られています。私の深海用リールは1000m、きむさんも700m巻いてありますが、FUKUさんの糸は600m弱ということなので、こいつを狙うなら今がチャンスです。早速狙いを絞って打ち合わせです。

G「きむさん、FUKUさん、今週末からGWですね。今週末は海況が良ければ深場に行きますよ。FUKUさんのも500m巻いてあるなら大丈夫だと思います。200号くらいの錘も持ってきてくださいね。狙いは産卵期の〇〇〇です。まだ一度も挑戦したことはないのですが、ポイントのヒントは聞きました。この時期を逃すと、500m超の釣りになって、FUKUさんの今のシステムでは行けないので、ぜひこの機会に行きましょう。連休明けまでが勝負です。あとはやっぱり真鯛やりたいですねえ。もちろん、〇〇〇がダメだったら、アカムツ場にも行きましょう。」
F「Gakuさん なんと、ついに〇〇〇デビューですか!しかも、仕掛けをネットでチェックしたら、幹糸もハリスも、針サイズも、全部規格外の大きさなので、自作は断念して既製品を購入してきます! 」
G「FUKUさん、本格的ではないので、前回の深場仕掛けでも大丈夫ですよ。ただ、針数は6から10位あったほうがいいかな。私は前回の仕掛けを2つ繋げて六本針にして使う予定です(笑)」
K「釣りに行けそうなのでスケジュールを組みなおしていました。今週は行けそうで良いですね!〇〇〇&アカムツ、真鯛(コマセ・テンヤ)準備しておきます。アジも良いですね。」
F「Gakuさん、そんなライトタックルでOKなんですね。では、アカムツも兼ねて枝子を増やしておきます!季節の変わり目は海況がめまぐるしく変わるので、何とも言えませんが、出航できることをお祈りしましょう。」

で、天気予報を待ちます。行けそうです。

G「きむさん、FUKUさん、明日でいいですか? オキアミとアミコマセはあります。サバは古いです。」
F「サバはどこかで調達して塩締め仕込んでおきます!」
G「まあ、イサキおみやげ、深場は○○○はダメでも、あの場所はギスが釣れる気がする(笑)深場が駄目なら真鯛かなあ。真鯛はタイラバなら餌がいらない。」
K「FUKUさん、サバ餌ご対応ありがとうございます。FUKUさんのサバはアカムツ3匹/日の実績があるので期待しています。この前釣ったギス、蒲鉾にしたら美味しかったのでまた釣りたいです」
G「FUKUさん、サバ餌、ぜひお願いします。針数が多いので、少し多めにお願いできると嬉しいです。私は今日は夜まで別件で家に帰るのが遅くなるので、餌もガソリンも買えないのです。まあガソリンは満タン+20リットルあるので大丈夫です。」

ということで、当日を迎えます。

出航前にi-pilotの修理

現地到着はいつも通りです。まずは前回シャーピンが折れて使用不可能になったi-pilotの修理です。シャーピンを指せばいいだけの簡単な修理を想定していたのですが、折れたシャーピンがモーター軸の中に固着して、まったく外れなくなっていました。やむなくドリルで穴開けです。こんなこともあるかと、ドリルを持ってきていたのは正解でしたが、ドリルビットのサイズが適当なものがなく、やむなちょっと大きめに穴をあけてしまいました。モーター軸の強度、大丈夫かなあ・・・

ともかく何とか修理を終え、出発です。修理のせいで出発が遅れ、8:30頃の出航となりました。

予想外のうねり

港を出てみると、結構うねりがあります。予報では少しうねりはあるものの、徐々に良くなる方向なので問題ないと思ったのですが、結構なうねりです。これは深場に行くのは無理そうです。

そこで、まずはお土産確保にいつものウマヅラポイントでイサキ探しをすることにしました。うねりで船も大きくれるので、今日は気分が悪くなる前にアネロンを飲むことにしました。

うねりはあるものの、群れは簡単に見つかりました。周りでは遊漁船もイサキを狙っているようです。ipilotも無事に動いたので、スポットロックで群れの上に止まり、いつも通りきむさんに釣ってもらいますが、食わないようです。ついに三人で仕掛けを投入して誘いますが、誰の餌もなくなりません。

違う群れを見つけてやってみても同じです。周りの遊漁船も釣れていないようで、うろうろとポイントを移動しています。

こちらは漁礁の真上にも入ってみましたが、やはり食いません。間違いなく群れはいるのですが・・・・こういう時は100m下まで潜れる水中ドローンが欲しいですね。20万円しますけど、いつかは買いたいと狙っています。

結局ここでは釣果なく諦めることにしました。

「どうしようか。まだうねりはあるけど、前回の深場まで行ってみる?」

「そうだね。行ってみよう。」

ということで、前回アカムツが絶好調だった深場に行ってみることになりました。

いつもの場所でまたアカムツ

前回と同じような場所に到着し、船を止めて流れを見ます。流れる方向も前回と同じ感じなので、仕掛けを入れてみることにしました。

しかし、前回と違い、今回は流れが速すぎるようです。仕掛けが底につきません。私のライト深場用リールは、前回50m糸を失ったので、350mしかないのですが、底に届かず糸が終わってしまいました。何とか流しながら釣れないか、いろいろとトライしてみたのですが、結局うまくいかず、きむさんには何度も深場の上げ下げをさせてしまいました。やむなく、今回はi-pilotで止まって釣りをすることになりました。

ポイントに戻ってipilot投入です。船を少しずつ動かしながら、三人で投入です。

しばらくして、私の竿に明確な当たりが出ました。早速巻き上げです。巻き上げ途中も時々魚信を感じるので、期待できそうです。で、水深70mになったところで魚が暴れます。これはアカムツの典型的反応です。タモを準備します。

しばらくして、水面にあがってきたのは、やはりアカムツ。それも大型です。タモ入れを失敗しかけて焦りましたが、何とか確保しました。

下の方には、大きなシロムツも付いていました。紅白むつでおめでたいですね。二回連続で大型のアカムツが釣れたので、大満足。これでやめてもいいや気分です。サイズは37センチほどでしょうか。前回のより少し小さいのですが、でっぷり太っています

ちなみに、今回のアカムツも、前回のものも、大型のアカムツにはタイノエが付いていません。アカムツには50%の確率でタイノエが寄生していると言われており、過去に釣ったアカムツには、何度かタイノエが寄生していたのですが、タイノエが寄生していると大きくなれないのでしょうか。もしくは、ある程度大きくなると、タイノエを追い出すことができるようになるのでしょうか。タイノエの生態を知らないので不明ですが、ちょっとおもしろいですね。

さて、しばらくして、FUKUさんの仕掛けに何か当たったようです。しかし、FUKUさん、電動リールのトラブルで、水深がリセットされてしまいます。その結果、300m手巻きで上げることになったようです。これは大変です。

当たりはどうもサメのようです。ずっと暴れているようですし、手巻きで上げるのに苦労をしています。しばらくして、ようやく魚が上がってきました。サメだと思っていたのですが・・・

「あ?サメじゃないよ。なんだあ?   あ! エチオピアだ」

ということで、久々のエチオピア(シマガツオ)登場です。

この時期になると深場にやってきて、一か月ほど居座るエチオピア。今年もやってきたようですね。これが来ると深場が釣りにならなくなる厄介者です。

きむさんも苦労し始めました。

重そうに巻いていますが、やはり暴れているようです。これもエチオピアでした。きむさん、仕掛けが絡んだり、リールでバックラッシュが起こったりと、トラブル続きです。

私は小さな当たりでユメカサゴとシロムツをGetしました。

「そろそろ本命深場に行ってみる? そろそろ行かないとできなくなるよ。」

「行きましょう!折角餌作ってきたので」

ということで、今日の本命場所に向かうことにしました。

本命場所には先客

さて、少ない情報をもとに絞り込んだ本命場所を目指します。ポイントに近づくと、前方に小型の船が見えます。一人で、船の両舷に竿を出して深場を狙っているようです。で、その船の位置が、まさに我々が目指していた場所でした。やはりこの位置がポイントだったようです。

しばらくその船の周りをまわりながら観察しますが、エチオピアが釣れてリリースしているのを見ただけで、ほかの魚は釣れていないようです。

その船は、ipilotは付いていないので、スパンカーとエンジンでコントロールしてポイントをキープしているようです。だとすると、我々が近くに入ると邪魔になったり、仕掛けがお祭りする可能性があります。そこで、大きくポイントをずらして釣ってみることにしました。

三人で、仕掛けを下ろします。私は久々の電動リール、フォースマスター9000です。せっかくの高い買い物なのに、活躍の場がありませんでした。久々の登場でしたが、好調に動いていて安心しました。

しかし、いつもよりさらに深いので、当たりが分りません。錘も重いので、魚が付いているかどうかもわかりません。

そんな中で、FUKUさんが何かを掛けます。でもサメのようです。重くて上げるのに苦労をしています。

「それサメ?エチオピアじゃないの?」

「あ、そうかも。エチオピアっぽい。」

いずれにせよ、体力を奪う相手のようで、苦労しています。

仕掛けが水面近くまで来ましたが、全く上がらなくなったようです。この深場で根掛のはずはないのですが、どうも、きむさんの仕掛けを巻き込んだようです。犯人はやはりエチオピア。それも一荷釣りでした。これでは上がらないはずですね。

何とかエチオピア二匹をタモで確保することができましたが、あまりの重量でタモの柄が折れてしまいました。まあ、古くなっていたのでやむなしですが。

FUKUさん、このエチオピアとの戦いで疲れ切ってしまいました。

きむさんの仕掛けにも魚が付いているようです。でも、エチオピアではなさそう。何かな~~と覗き込んでみていると、なんだか銀色の長い魚です。ギスかなと思ったのですが、太刀魚でした。これも確かに釣れて当然の魚なのですが、思いつきませんでした。

そして、私の竿にも小さなあたりがあり、上がってきたのはやはり太刀魚でした。

前回のリボンサイズではなく、まあまあ良いサイズの太刀魚で嬉しいですね。下の方にはシロムツも付いていたので、二匹目のシロムツ確保です。シロムツは塩焼きでおいしいので、家内の分と二匹確保が重要です。

ということで、本命は釣れませんが、いろいろと顔を出すので深場は面白いですね。

最後の大迷惑魚

さて、そろそろ終わりかな~~と思い始めたところで、まずきむさんが巻き始めます。きむさんはもう一度餌をつけなおして最終回をしたいようです。しかし、途中で私の竿が食い上げをします。深場で食い上げはあり得ないので、これはきむさんの仕掛けが絡んだようです。FUKUさんも当たりがあったようで巻き始めましたが、やはりなんだか変です。どうも三人でお祭りしてしまったようです。

結局三人で一緒に巻き上げることにします。上がってくると、やはり魚が付いています。大きさや暴れ方からしてまたもエチオピアと思ったのですが、魚影が少し変です。痩せています。

「あれ? エチオピアじゃないよ。何か青物だよ。ぶりみたいなやつ。」

と慌ててタモを出して取り込みです。上がってきたのは大型のマルソウダっぽい魚でした。この魚が仕掛けを引っ張りまわして、三人の仕掛けを完全に一つにしてしまったようです。食ってる針は・・・きむさんの針でした。魚はきむさんの釣果ということで決着ですが、仕掛けはぐちゃぐちゃです。きむさんとFUKUさんの仕掛けは仕掛け同士が絡まっり、私の仕掛けは道糸まで巻き込んでぐちゃぐちゃです。仕掛けは切ってもいいのですが、PEの道糸は切りたくないので、道糸救出優先でお祭りを解きます。

結局きむさんやFUKUさんの仕掛けをぶちぶち切って、私の道糸を救助させてもらうことにしました。これが大変な作業でした。疲れ切りましたが、何とか道糸を救い出し、巻き上げることができました。で、私の仕掛けにはギスが付いていました。

これで時間を食ったので、今日の釣りを終えることになりました。疲れ切った老人二人(わたしときむさん)に代わり、FUKUさんが帰りの操船をしてくれたのは、とても助かりました。

帰港してみると、まだ干潮で、接岸しにくい状況でした。ここでもFUKUさんに不幸なトラブルがあり、FUKUさんには、本当にお疲れ様の日になってしまいました。

とはいえ、初の新深場挑戦はなかなか面白かったですね。エチオピアのせいで、しばらく深場は難しそうですが、何とか連休中に釣りの再選はしたいものです。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、アカムツ1匹、太刀魚1匹、ユメカサゴ2匹、シロムツ2匹、ギス1匹でした。

今日のアカムツは37センチ、864gでした。二週連続の大型アカムツはうれしいですね。

今回の料理は定番ですが充実しました。

今回はGW中家にいるので、アカムツか寝かせてから食べることにしました。

ということで、初日は太刀魚の塩焼きです。

太刀魚の塩焼き、美味しいですよね。前回の太刀魚が細くて不満足だったので、今回の太刀魚には満足しました。

二日目には我慢できずお刺身を食べることにしました。アカムツと太刀魚とシロムツです。

シロムツも決して不味い魚ではないのですが、アカムツのねっとり感、太刀魚の上品な甘みに比べると、どうしても負けますね。久々の太刀魚の刺身は美味しくてうれしかったです。

この日の塩焼きは定番のシロムツにしました。

こいつはいつも食べているので感動はありませんが、やはり美味しいですね。

そして三日目、煮つけの日です。ユメカサゴはキンキ(キチジ)には少し負けるものの、もともと関東ではノドグロカサゴの別名で売れらており、煮つけにぴったりの美味しい魚です。

今回は、ユメカサゴ自身の肝だけでなく、深海魚中最もおいしい肝と言われるアカムツの肝、それに太刀魚の卵も一緒に煮つけになりました。アカムツの頭や太刀魚のハラミも煮つけで頂きました。

この煮つけと一緒に三日寝かせたアカムツの刺身も頂きました。やはり置くとねっとり感が増して美味しくなりますね。

四日目、アカムツだけで作った海鮮丼です。なんて贅沢な海鮮丼でしょう。家内と二人でたっぷりアカムツを堪能しました。

ギスは当然かまぼこです。今回は中型1匹だけだったのですが、十分おいしい蒲鉾になりました。

ということで、GW第一回目の釣りは、本命の〇〇〇は釣れませんでしたが、それなりに充実した釣果となりました。

GW中にもう一度出航できるかな。

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GWに新深場に挑戦” に対して 2 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     2回続けてアカムツの良型を釣り上げるのですから、さすがです。私はエチオピアの洗礼を受け、せっかくなので西京漬けや塩麹漬けにして本日(あっ、もう昨晩ですね)食べましたが、普通に美味しかったです。
     タチウオやらシロムツやらユメカサゴなど、豊かな食卓を堪能されたようで羨ましい限りです。
     次回は私の番ですよ?!w

  2. Gaku より:

    FUKUさん、エチオピアお疲れさまでした。西京漬けは美味しそうですね。アカムツはなかなか狙って釣れないのですが、最近確率が高まってきました。アカムツポイント確定させたいですね。
    また次回ご一緒するのを楽しみにしています。

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