館山拠点のオートメーション
今年も冬眠の時期になりました。ということで、釣り日誌はしばらくお休みです。釣り拠点の情報整理をしていきます。まずは拠点の省エネルギーです。
省エネルギーシステム構築に欠かせないのが、ホームオートメーション制御です。館山拠点では、このホームオートメーションも様々なものを使ってみることにしました。そのために多くの設備を導入しました。
4月の記事にも簡単に紹介しましたが、今回は、館山拠点で導入したホームオートメーションについて、その後の追加による現状を紹介します。(画像がセンターに表示されている写真はクリックするとアマゾンの商品ページに飛びます)
通信環境の整備
ホームオートメーションは、まだまだ規格が乱立状態です。メーカーを横断して使えるMatterという規格の開発も進んでいますが、いまいち機能を使い切れていない気がします。Google Homeや、アマゾンのアレクサもメーカー横断的にホームオートメーションが使えるのですが、機能がかなり限定されます。まあ、とりあえずはホームオートメーションの研究もかねて、色々導入してみることにしました。そのために、まず欠かせないのがネット環境です。
前にも書いたように、今回館山拠点のネット環境を整えるのに、当面の間は今持ち歩いているWiMAX+5Gのモバイルルーターを使い、翌年に定住率が高まったら光回線を入れる計画にしていました。但し、モバイルルーターを持ち歩いている間も、館山拠点の状況を把握するために、遅くてもよいのでネット環境が必要です。
そこで、安いプリペイドSIMを使ってネット環境を構築することにしました。選んだのはb-mobile 5GというSIMで、1年間120GBまで使えて19800円です。このSIMを使わなくなった携帯電話に入れて、デザリング状態にすれば良いのですが、それだと安定性が悪いので、プリペイドSIMが使えるDeco X50-5Gを購入しました。
このルーターはプリペイドSIMを使えば携帯のデザリングと同様、そのSIMでネットを構築してくれますし、回線につなげば普通のルーターとしても使える優れものです。とりあえずこれで館山釣り拠点のネットを構築しました。
使ってみた結果、b-mobile+Deco X50-5Gの組み合わせは、拠点のカメラやポタ電の情報を取るだけであれば大丈夫だったのですが、仕事でオンライン会議をするには全く使えない速度でした。さらに、元々持っていたWiMAX+5Gのモバイルルーターも館山釣り拠点では電波状態がいまいちで、仕事に使うには不安な状況です。やむなく、光回線の導入を速めることに決定しました。
館山の場合、光回線を使おうと考えると、私の場合はNTTのフレッツ光を選ぶことになります。本当はSo-NETもいいと思っていたのですが、館山はサービス範囲外で、au光なら来ているのですが、au回線は使っていないので、特にメリットがありません。フレッツ光も1Gbyte回線のみで10Gbyteは来ていないのですが、個人宅で個人利用ですから、1Gbyteで十分です。
フレッツ光を提供するプロバイダーは多く、色々なキャッシュバックサービスなどがあって、当初1年間や2年間はすごく安くなるサービスもあるのですが、長期に使う予定なので、冒頭だけ安いサービスは選択せず、割引が終わった後の毎月の値段を考慮して、「おてがる光」というプロバイダに申し込みました。ネットで申し込みをしたのに、しばらく反応がないので、ちょっと心配してると、やっと電話が掛かってきて、工事日程の調整をすることになりました。しかし、先方との間でなかなか良い日程がなく、結局工事は6月に入ることになりました。
工事はNTT
当時日当日、約束通り工事の車両がやってきました。おてがる光はNTTのフレッツ光を利用するプロバイダーですから、工事に来るのはNTTです。

NTTさんが、近くの回線から、我が家に回線を引き入れてくれます。最初から光回線を入れる予定で、書斎のコンセントまで導入管が通してあったので、回線の導入は簡単でした。
コンセントの横に光回線用のコネクタが付きました。

ここからNTTから提供された光回線終端装置(富士通のGE-PON ONU)に接続、さらにそこにDeco X50-5Gを繋ぎます。今回、オプションとしてipv6をお願いしたので、IDやパスワードは不要でルーターが勝手につないでくれます。今回はb-mobileで使っていた時の設定がDeco X50-5Gに残っていたので、最初は繋がらなくてちょっと苦労しましたが、ルーターをリセットして、無事光回線が開通しました。さすがにこれまでのモバイル回線に比べると格段に速くて快適です。これで安心してホームオートメーションが構築できます。
基本システムはTapo
我が家のホームオートメーションはいくつかのシステムの混在です。一番多いのがTP-Link社のTapoです。この会社、米国では使ってはいけないと言われている中国系の会社ですが、まあ、個人利用なので、気にしないことにします。冒頭でも4月の記事を紹介しましたが、そこにあるように最初に取り付けた監視カメラがTapoなので、その関係を揃えました。
結果的にTP-Link社からは玄関用カメラ、裏庭用カメラ、リビング用温湿度計(表示付き)、屋根裏用温湿度計(計測のみ)ワインセラー内温湿度計(計測のみ)、スマートコンセント4つ(書斎、冷蔵庫、書斎エアコン、ワインセラー)を導入し、ハブはリビングに設置することにして、サーキュレーター二台、リビングのライト2つのコントロールを覚えさせました。
TP-Linkのハブは基本的にはリビングにある機器を制御します。当初調達したスマートランプは取り付ける場所が無くなったので、とりあえず外し、人感センサーも買ったのですが、想定した用途では使えなかったので、結局使わず置いてあります。そのうち何かに使ってみます。
スマートコンセントで機器ごとの消費電力も測れるのですが、12月に冷蔵庫を買い替えたところ、それまでの容量130lが200l超になったにもかかわらず、電気代が半分近くになりました。やはり古い冷蔵庫は電気喰いですね。
今回買った冷蔵庫は、JR-SX21BL-Wという機種で、左開きです。amazonでは右開きしかなかったので、館山のケーズデンキに行って調達しました。この冷蔵庫の良いところは、幅45センチとスリムなのに、冷凍庫が大きいことで、74Lあります。おかげで、冷凍庫の一番下の段は釣り用の餌や保冷材の専用置き場にできます。
客間はSwichBot
元々SwichBotのスマートコンセントを持っていたので、客間はSwichBotでコントロールすることにし、ハブ2と可搬型温湿度計を導入しました。
温湿度計は、ポータブル電源が置いてあるクローゼットの温度管理のために買ったのですが、冬は管理不要なので、今は庭の流しの下で外気を監視しています。近くにメダカが居るので、メダカ水槽が凍らないように監視です。
スマートコンセントは客間のエアコンと電子レンジの監視をしています。客間のライトとエアコンは、SwichBotのハブ2がコントロールします。
この部屋には、初期のアイロボット(自動掃除機)も置いてあるので、将来的には、この自動掃除機もオートメーションでコントロールできる機種に買い替えたいと思っています。SwichBotではロボット掃除機も色々発売しているので、水拭き機能がもう少し安定して安くなったら買い替えたいですね。
書斎はNature Remo
書斎のコントロールはNature Remo Lapisが担当しています。これはあまり有名ではないマイナーな機種ですが、この機種でしか実現できない太陽光発電情報の利用をするためです。外見は単なる石のように見えますが、赤外線や無線コントロールを内蔵したホームオートメーションハブです。
このハブが、書斎のエアコン、ライトをコントロールするとともに、夏の記事で紹介したポタ電蓄電システムのコントロールもしています。そのために、マイナーなNatureハブを導入したのです。この社が販売しているNature Remo E2シリーズを使うためです。東京電力ではスマートメーターの情報をユーザーが読み取ることができる電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)を提供しており、そのための装置を購入すれば、太陽光発電の状態を知ることができます。但し、その装置、色々な会社が発売したのですが、売れないようで、次々に市場から消えており、今簡単に入手できるのは、この会社のNature Remo E2シリーズだけなのです。
Nature Remo E2には、HEMSとリンクして、家庭内の様々なエネルギーコントロールを実現できるNature Remo E2と、スマートメーターの値を読み取るだけのNature Remo E2 liteがあるのですが、今回は売電状態か買電状態かを知りたいだけなので、Nature Remo E2 liteを導入することにしました。
まず、東電にbルートサービスを申し込み、IDとパスワードを入手しておきます。そして、この装置を家庭内のコンセントに差し込み、セッティングすれば、Nature Homeというアプリで、現在の売電・買電状況を知ることができます。
さらにNature Remo Lapisが、この情報を用いて、様々な機器のオン・オフをすることができます。太陽光発電をしているときだけエアコンのスイッチを入れるなどが簡単にできるのです。
これを使えば、ポタ電による蓄電システムを有効に活用することができます。7月の記事では詳しく書きませんでしたが、昼間に太陽光で発電した電気を貯めて、それを夜使うには、そのコントロールをするシステムが必要なのです。当初計画していたEcoFlowのデルタプロUltraや、デルタプロ3には、タイマー機能があって、そのタイマーでコントロールできるのですが、今回導入したデルタプロにはタイマー機能がないので、当初はスマートコンセントでタイマーコントロールをしていました。
しかし、タイマーによるコントロールだと、本当に太陽光が余って売電状態になっているかどうかは確認しないので、曇っていて発電していない状態でも充電を開始してしまいます。それを、本当に発電している時だけ充電させるために、今回のNature Remo E2 liteを導入したのです。
残念なことに、Nature Homeのシステムには、スマートコンセントがありません。そこで、赤外線リモコンで操作できるコンセントを導入することにしました。これも現状ではオーム社のOCR-RCT01Wしかありませんので、これを使います。
これでNature Remo E2 liteからの情報を使って、Nature Remo LapisがOCR-RCT01Wをコントロールするシステムを作ることで、太陽光が発電をして売電状態になっている時だけ蓄電池に充電するシステムを組むことができました。実際には、400W以上の売電になっている時だけコンセントをオンにして、200W分を充電に使い、残りの200W分はパススルーで冷蔵庫、ワインセラー、浄化槽ブロア、通信機器などの電力に使うシステムです。
このシステムを高度化して、余剰電力を余すことなくピッタリ使うシステムを、yanekara社がEcoFlow DELTA 2 Maxとセットで198000円で売ってますが、元々ポタ電を持っていれば、それに近いシステムをNature Remo E2 lite19800円+Nature Remo Lapis6319円+OCR-RCT01W1891円=28010円で作れるので、2kWhのポタ電は10万円以下で買えることを考えると、これで十分です。余った電力は、安いけど一応買い取ってもらえますからね。
充電電力量をアップしたい
最後に残った問題が充電の電力容量です。上の写真でもわかる通り、オーム社のOCR-RCT01Wは800Wまでしか許容しません。エコフロー自体は1500Wまで系統電力を受け入れるので、半分しか使えないわけです。通常は、充電は200Wでしますし、パススルーで流れるのは冷蔵庫と浄化槽ブロアの100W程度なので、全く問題なく、400W程度の充電までならできるのですが、書斎のパソコンやエアコンもエコフローにつないであるので、書斎で暖房を入れながらパソコンで仕事をするとパススルーが500Wを超えることがあり、800Wの容量だとちょっと心配です。
しかし、Nature Remo Lapisにはスマートコンセントのコントロールがありません。コントロールできるのは赤外線リモコンか、下の写真のようなセサミボット2と呼ばれる小型スイッチロボットだけです。
このロボットは、スイッチのオンオフをすることができ、色々な機能を持たせることができるのですが、Nature Remo Lapisからは1動作だけコントロールすることができます。これを二台使うか、トグル式のスイッチに使えば電源のオンオフができます。トグル式だと現在状態の把握が難しいので、2つのセサミボットを使って、電源のオンオフをすることにしました。
市販のスイッチを買ってきて、下の写真のようにセサミボットを貼りつけます。これで、スイッチのオンとオフがNature Remo Lapisから行えます。このスイッチは1500Wまでコントロールできるので、系統電力を100%使えます。

これでしばらく運用していたのですが、スイッチボックスの表面のプラスチックが柔らかいので、スイッチがうまく押せないことがあることが判明しました。そこでスイッチボックス表面を金属に変更しました。

これで確実にオンオフができるようになり、1500Wまで安心して使えるようになりました。パソコンとエアコンと冷蔵庫が動いていても1kW以内なので、400Wの充電も可能です。当面はこのシステムで運用する予定です。
庭はSmartLfe
実は館山拠点では、もう一つオートメーションシステムが動いています。庭にある自動散水システムをコントロールしているSmartLifeです。初代の自動給水器は外れて落ちた時に壊れてしまったので、現在は二代目の自動給水システムが取り付けられています。このおかげでトマトが沢山育ちました。
冬になったので、現在は取り外してありますが、また春になったら活躍してくれる予定です。さらに春になったら、メダカ飼育システムのオートメーション化も図りたいところです。どこまでできるか、楽しみです。
次回はamazonのアレクサと、Googleのgoogle homeによるこれらの機器のコントロールについて書く予定です。










