釣り納めは外房で

年末の釣り納めは、私ときむさんの都合が一致する29日にちょうど天候も最高の状態になりました。内房でも外房でも出れそうだったので、折角の機会なので外房に行くことにしました。滅多に出ない外房なので、初の一つテンヤで真鯛やハタ類を狙ってみることにします。

天気予報を信じ外房へ

さて、2017年の釣り納めです。といっても、31日に出るのはさすがにちょっと無理。きむさんは30日も無理とのことで、何とか29日に出たいところですが、28日でも出れなくはありません。28日と29日のどちらが良いか、検討です。

「きむです。yahooだと28日の館山は風が1-3m、波は2.5のち1.5mです。天気図的には29日の方が良いかな?こちらは風はまだわからないけど。」
「Gakuです。28日は風はなんとか出れそうですが、波が高いですね。29日の方が今の予報だとかなりいいです。予報が変わらないなら29日かな。」
「きむです。了解です。では29日にしましょう。」
「29日なら外房も可能だよ。どうする?」
「波が無ければ外房でも良いですよ。イサキ・ウマヅラ狙いですね。」
「一つテンヤで真鯛とか?ヒラメは不調らしい。」
「テンヤは情報が無くて何を準備して良いかすぐにはわからないなあ。準備が間に合えばやってみたいけど・・・。」
「テンヤはテンヤを買うことだけは必須ですね。釣りかたはネットに乗ってますが、ルアー釣りと同じですよ。ま、私も一度しかやったことないですが(笑)」
「じゃあ今日帰りにテンヤ買ってみます。」

ということで、外房で一つテンヤに挑戦してみることになりました。

当日もいつも通り我が家を6時過ぎに出発です。天気予報も良い感じで、風も少し吹くものの、収まる方向です。

「今日は草刈りエンジンさんがsaiさんと来てるよ。イカ釣りに行くらしい。」

「イカ釣れるならいいね。」

「行けたら行ってみよう。」

と話しながら現地到着は8時頃でした。結構寒いのですが、港にはトレーラーが4つあります。少なくとも4艘のトレーラブルが既に出ているようです。一艘はsaiさんのハンマーヘッドで間違いありません。

我々も早速準備します。寒いので、出航直前にトイレも済ませ、8:45分に出航しました。



アジ釣り場は閑散

「まずアジ釣り場に行ってみて、釣れてたらアジ釣っていこう。」

「魚探に写れば釣ればいいから、勝負は早いね。」

ということで、アジ釣り場に行ってみます。しかし、そこには船が一艘しかありません。その船がなんと私と同じSRMの123tomboyでした。初めて見る白のtomboyです。最初は白いことに気が付きませんでしたが(笑)

「こんにちわ。はじめまして。アジ釣れますか?」

「ダメだね、全然釣れないよ。」

「同じtomboyですね。千葉には4艘しか無いはずなので、これで皆さん会えました。今日はきっともう一艘来てますよね。」

「ああ、あっちで見たよ。」

ということで、やはりtomboy仲間でまだお会いしたことのないステキチさんも来ているようです。

アジはダメそうだということで、ここでは竿だしせず、イサキ釣り場を目指します。

「前回シマアジ釣った場所行ってみようか。」

「そうだね。まだ居るかなあ。」

「シマアジは回遊魚だから無理だと思うけどイサキは居るんじゃない?」

ということでイサキポイントに直行です。



イサキがいない

イサキポイント到着は9時頃でした。

魚探の反応を見ますが、ちょっとイサキとは違う反応です。単体魚がふらふら泳いでいる感じですね。

でも、一応魚がいるようなので、釣ってみることにしました。

しかし、この魚影がある深さに狙いを定め、オキアミ餌を投入しても、きむさんの竿にも、私の竿にも反応がありません。

色々仕掛けてみますが、当たりが出ません。ただし餌はなくなります。

仕方がないので、少し深めを狙ってみました。

すると当たりが出ました。

「お、何か来たよ。」

「イサキ?」

「イサキだとしても小さいなあ。」

と言いながら上げてみると、残念アカササノハベラでした。

どうもダメだなあ・・・と思っていると、きむさんからトイレ休憩要請です。やはりこの寒さが厳しいようです。でも、この船なら機動性は高いので、休憩も簡単です。早速、一旦港に戻ることにしました。



ウマヅラ登場

さて、トイレ休憩から戻り、釣り再開です。今度は先ほどとは少し違う場所に入ってみることにしました。10:00です。

ここも魚探の反応は、先ほどの場所と同じで、イサキっぽくはない反応です。しかし、何か魚がいるのは確実なので、これを釣ってみたいところです。

魚は釣れなくても、餌は取られるので、何かエサ取りがいることは確実です。

きむさんが、その原因の一つを釣りあげます。キタマクラです。

「キタマクラかあ。でも、この魚影がキタマクラとは思えないんだけどなあ。」

「いろんなフグがいるんじゃない? 仕掛け切られたよ。」

「あ、本当だ、こっちも切られてる。」

ということで、フグのようですが、正体を確かめたいところです。

ここで草刈りエンジンさんから電話が入ります。イカポイントまで行ったけれどイカは釣れず、大物と格闘したものの逃げられ、戻りにずぶぬれになったので休憩中だそうです。

「沖の方は荒れてるらしいよ。今日はイカはダメだね。」

「そうなんだ。でも、ここもダメだねえ。」

しかし、しばらく頑張っていると、ついに当たりが出ます。

上がってきたのは、いつもよりは小型の25センチほどのウマヅラ二匹です。

「ウマヅラダブルだ。それも小さい。」

「じゃ、いけすの用意だね。」

「なんで?」

「リリースできるようにだよ。」

「なるほど。」

ということで、久々に生簀を稼働させます。

その後きむさんもウマヅラを釣ります。

「ここはウマヅラだけだね。」

「移動しようか。」

「じゃ、一つテンヤができるところに行こう。」

ということで、ちょっと深いところに移動です。



ウマヅラばかり

次のポイントに入ったのは、10:30でした。

ここでは、これまでと少し違う反応が出ます。ちょっとイサキっぽい反応です。

この反応に目指して、オキアミを入れてみますが・・・・反応はありません。では、ということで一つテンヤを入れてみても釣れません。

しかし、ここできむさんが一つテンヤで釣りました。

「何か来た。」

「お、真鯛だといいなあ。」

「何かなあ・・・」

と期待しましたが、残念、上がってきたのはウマヅラでした。

私の方のオキアミ餌にもウマヅラが来ました。

「ここもウマヅラだらけだね。」

「そうだねえ。もっと沖に行ってみようか。」

ということで、再度移動し、遊漁船が真鯛釣りで入るポイントに行ってみることにしました。



やっとイサキ発見

ポイント到着は11:15分でした。

ここの魚影はちょっと期待できそうです。いかにもイサキっぽい魚影です。

早速仕掛けを投入です。

イサキの群れの一番上を狙います。

すると、来ました。小さいけれどイサキです。

次もまたイサキ、今度はなかなか良いサイズです。

「やっとイサキに会えたね。」

「うん。釣ろう!!」

ということで、二人でイサキ釣りを開始しますが・・・ここでも邪魔者はウマヅラです。

イサキが食う前に、ウマヅラに餌を食われてしまいます。サイズは良くなりましたが、今日はウマヅラばかりなので、ウマヅラは十分です。生簀から、小さめのウマヅラは逃がすことにしました。さらに大きくてもオスはリリースすることにしました。

きむさんはぽつぽつとイサキを釣っていますが、私の方はどうしてもウマヅラしか釣れません。ここはコマセ禁止区域ではないので、ウイリーにしてコマセ煙幕+ウイリー仕掛けで釣っても良いので、それにすればウマヅラもかわせそうですが、そこまでイサキの魚影は濃くないようです。やはりオキアミ餌の餌釣りに分がありそうです。

仕方ないので一つテンヤで攻めてみると・・・これも餌がすぐになくなります。ウマヅラに齧られているのでしょう。当たりが出ないまま餌が無くなります。

そうこうしているうちに、北風が強くなり、白波が立ち始めました。

今日の波予想は50cm程度の南東からの波のはずで、確かに南からの波は低くて全く問題ないのですが、北から風で作られた波が襲ってくるのです。兎が飛び始めました。

「荒れてきたから、戻ろうか。」

「了解。」

ということで、この場所では12:45まで粘りましたが、風裏になる場所に移動することにしました。



アジがいた

風裏になる陸の近くで狙ったのは、真鯛がいる可能性のある窪地です。

とりあえず風裏になる場所に行くことを優先したので、ここしかありません。

到着してみると、海底の崖際に群れがいます。今日一番の濃い群れです。

「何かいるよ。イサキかも。」

「フグじゃないの?」

「まあ、釣ってみて。」

と言いながら、私も早速竿を出してみることにしました。

しばらく釣れませんでしたが、竿を止めておいておくと、当たりがでました。

「お、何か釣れたよ。」

「何?」

「なんだろう・・・イサキとしては小さいよ。」

と言いつつ上げてみると、なんと予想外にアジでした。

「アジだ。これ、アジの群れだよ。」

「アジならいいね。アジは久しぶりだなあ・・・」

ということで、二人でアジ釣りに突入です。

アジはコンスタントに釣れます。一度だけ、大物が掛ったと思ったのですが・・・・

良型のショウサイフグでした。

きむさんも好調にアジ釣りです。きむさんは3本針なので、3匹同時に釣ったりしています。私の二本針にも一荷で掛かります。生簀にはアジがたまってきました。写真の右下の大きいのはイサキです。

生簀にアジが順調にたまったので、一匹使って泳がせてみることにしました。

アジを泳がせつつ、アジ釣りをしていると・・・・泳がせの竿に当たりが出ます。

ゆっくり合わせてみると、ずっしるくる重さです。乗ったようです。

ドラグを調整しつつ、ゆっくり巻き上げます。

上がってきたのは、期待通りヒラメでした。

60センチです。

「え?どうやって釣ったの?」

「泳がせだよ。」

「いつの間にか泳がせやってたんだ。」

「うん。」

「僕の分も釣ってよ。アジならいくらでも供給するよ。」

「やってみるけど、釣れなくても、これ半分あげるよ。こんなに食べられない。」

ということで、ヒラメ狙いも再開しますが、そう簡単に2匹目は釣れませんね。ここで時間切れ。14:30に納竿して戻ることにしました。



港には仲間がたくさん

港に戻ってみると、既にsaiさんのハンマーヘッドは戻っていました。saiさんと草刈りエンジンさん、それにお仲間のKさんと久々の再会です。みなさんが陸揚げを手伝って下さったので、あっという間に陸揚げが終わりました。

tomboy仲間のステキチさんにも、やっと会うことができました。

ステキチさんのtomboyは私と配色が全く同じです。スタンレールの形状が違いますが、あとは船名シールで見分けるしかないですね。

きむさんは、釣ってきたアジの神経締めです。

ヒラメをクーラーから出してみると、まだ生きています。

「ヒラメも神経締めできる?」

「場所が分からないなあ。」

と言っていると、ステキチさんが場所を教えてくださいました。

しかし、きむさんがやろうとしてもうまくいきません。ついにステキチさんがやってくれることになりました。ステキチさんが千枚通しをさすと、ヒラメがひと暴れして、ばったり動かなくなりました。見事な神経締めの技でした。ステキチさんはヒラメ4匹にヒラマサ2匹を釣ったそうで、釣果もさすがですね。

写真に写っているのがきむさんとステキチさんの手です。珍しいゴム手袋仲間ですね。

ということで、今日の私の釣果は、ヒラメ1匹、ウマヅラ5~6匹(3~4匹リリース)、イサキ2匹、アジ20匹くらい、アカササノハベラ1匹(リリース)、ショウサイフグ1匹(リリース)でした。

ヒラメはきむさんと半分分けし、刺身やスープになりました。アジの刺身、イサキの刺身も堪能しました。

で、家内からついに油料理の許可が出たので、ヒラメの一部とウマヅラは唐揚げに、アジの残りは南蛮漬けになりました。

アジの南蛮漬け、ヒラメとウマヅラの唐揚げ完成です。久々のアジの南蛮漬けは嬉しいですね。ヒラメもウマヅラも唐揚げで美味しいです。これで正月のおかずもばっちりです。

今年も良い釣りで締めくくることができました。では、また来年、よろしくお願いします。




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釣り納めは外房で” に対して 4 件のコメントがあります

  1. sai より:

    釣行お疲れ様でした。
    大漁ですね!羨ましい。この日は沖より岸よりでしたね、釣りは判らないものですね?
    来年も良い釣りが出来る様にお互いに楽しみましょう、良いお年を。

  2. Gaku より:

    saiさん、コメントありがとうございます。
    saiさんの情報で、イカはキッパリ諦め、波をよけて岸寄りに移動したのが功を奏しました。
    本当に釣りは運の要素が強いので、面白いです。
    また今年も色々ご一緒できるといいですね。謹賀新年!

  3. ステキチ より:

    あけましておめでとうございます。

    釣行お疲れ様でした。アジ場を見つけたのはラッキーですよ!
    だいたいいつも同じ場所にいるので、港側の有名なアジ場にいなかったときの引き出しが増えます。

    30日、31日は水温が下がって浅場は苦戦したそうですので29日はギリギリセーフだったみたいです。

    31日イカ釣り行ってきました。ヤリイカとスルメが半々でいい型揃いでした。
    自分の魚探ではイカはさっぱりですのでGakuさんのロランスで映るかどうか気になるところです。

    本年もよろしくお願いします!

  4. Gaku より:

    ステキチさん、29日は色々とお世話になり、ありがとうございました。
    31日も出られたのですね。私はまだヤリイカ系は狙ったことがないので、一度は行ってみたいと思ってはいます。
    館山湾でマルイカは魚探に写っている気がしたのですが、釣ってないので何とも・・・・ぜひ一度確認しに行きたいです。
    本年もよろしくお願いします。

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