ノビタさんとカレイ釣り

5月12日の釣り日誌でも紹介したように、我々は毎年5月に「ノビタの釣り天国」で有名なノビタさんとカレイ釣りを計画するのですが、今年はマコガレイが不調そうなので、ノビタさんに連絡しないまま6月になりました。

嬉しいお誘い

6月中旬になって、ノビタさんからメールが来ました。

「ノビタです。ご無沙汰しています。大洗沖で現在(6月12日)カレイが絶好調です。マコガレイはそこそこですが、ムシガレイ(ムニエールで食べる) がよく釣れます。今年も挑戦してみませんか?」

ノビタさんからのお誘いでは、断るはずがありません。早速きむさんと連絡を取りますが、なかなか釣行できる平日がお互いに明かないのが悩みです。

結局6月末の金曜しかないということで、この日を休めるようにして、あとは天気待ちです。

水曜日の予報では、金曜の天気は持ちそうなので、早速ノビタさんにメールしてみます。

「Gakuです。金曜はなんとか天気が持ちそうですが、如何でしょうか。」
「ノビタです。明日の予報は曇り、風は風速2~3目メートルの微風。海はほぼベタ凪です。気温は22(早朝)~24度(昼)ですが、湿度が高く98~86パーセントと蒸し暑くなりそうです。午前4時半集合でお願いします。」
「きむです。調整ありがとうございます。波が無いのは我々にとって何よりの条件です。集合時間の件、了解しました。それでは明日はよろしくお願いします。」
「Gakuです。ノビタさん、了解です。今日は仕事で、家に帰るのが12時頃になりそうなので、今回も徹夜ですが、波がないのは嬉しいです。今回は酔い止め飲んで乗ります。ではでは、明日、よろしくお願いします。」

ということで、カレイ釣り決行です。



早朝集合

木曜の昼、仕事の隙間に釣具屋さんに行って、カレイ仕掛けを調達、夜の仕事の後自宅に帰り着いたのは11時半頃だったので、部屋で予備のハリス付き針だけを準備して、1:30に自宅を出発してきむさんの家に直行です。きむさんとの合流は午前3時、那珂湊港到着は午前4:15分頃でした。

到着してみると、すでにノビタさんは到着済みです。ノビタさんの高校の同級生でゴンさんという方も来ておられ、今日はこの4人で大型の昇仙丸貸し切りだそうです。

4人で、船の左舷に陣取ります。同じ側の方が、船長さんも動きやすいですしね。

私が一番後ろで、きむさん、ノビタさん、ゴンさんの順です。

今日はノビタさんが、徹夜の私を気遣って、仕掛けを作ってきてくださいました。今日はこの仕掛けで挑戦です。この仕掛け巻き、ノビタさんの手作り品ですが、糸が撚れなくてよいそうです。コストパフォーマンスもよさそうですね。

ほどなく船長も到着し、乗船手続きをして出航です。出航は5:00でした。

15分ほど走って、最初のポイントに到着です。那珂湊港から3㎞くらいの場所です。

最初に何かかかったのは私です。竿が重くなります。

引いているような気もしますが、よく見ると、ドラグが空回りしているだけです。ドラグを締めると、ゆっくり上がってきますが、途中で外れます。カレイ釣りは久々なので、釣り方がよく分からなくなっていました。ドラグの調整も甘かったようです。

最初に獲物を上げたのはノビタさん、タコです。

どうもこの場所はタコが多いようです。ノビタさんがタコを連発しています。

フグ襲来

今日の海は絶好の凪です。しかし、カレイ釣りとしては、潮が動かず、食いが立ちません。

次のポイントでは、ゴンさんが大きな当たりです。みんなが注目する中で、上がってきたのは大型のショウサイフグでした。フグの襲来です。

私の仕掛けにもフグが来ます。皆さん針が取られて大変です。

私の最初の釣果もフグになってしまいました。しかし、ゴンさんと違って小型です。これはリリー―スしました。

今日は船長さんがフグを裁いてくれるので、フグも大切なお土産です。

次にやっとまともなサイズのフグが釣れました。これはキープです。

きむさんは順調にムシガレイを釣っています。私の方はどうもダメです。

2度目の場所替えで、やっと一匹目のムシガレイが釣れました。




マコガレイがいない

その後も当たりが少ない釣りです。

船長さんによると、どこに行っても潮が動いていないそうです。

潮が動かないと、カレイも口を使わないようですね。

その後もムシガレイとフグがぽつぽつ釣れるだけです。

ノビタさんだけはマコカレイを釣っています。さすがですね。

8:00時過ぎ。また小さな当たりで魚が掛かりました。

ゴンさんにも同時に掛かります。そちらの方があたりは良さそうです。船長さんはタモを持ってゴンさんのそばで待機です。

私の方が先に上がってきました。やはり小さいカレイですが、待望のマコガレイでした。タルに入れても腹が白いのですぐわかります。

ゴンさんの方はサメでした。なぜかゴンさんはサメを連発しています。ノビタさんだけがマコガレイを連発しています。さすがですね。




タコ登場

9:00頃、当たりではなく、竿が重くなります。

上げてみると上がってきますが、何となく下にもぐろうとします。大型のエイかサメの感じです。

「かかったか?」

「カレイじゃないですねえ・・・・サメかな。」

と重い仕掛けをゆっくり巻きます。

上がってきたのは・・・タコでした。

ノビタさんやきむさんがタコを釣っていたので、私も一匹欲しいなと思っていたところでした。

やっとタコが釣れて満足です。ノビタさんにタコ用の袋を貰って入れました。

残念!サメ!でも初物

10:45 底で誘っていた竿に、いい当たりがあります。合わせると乗りました。これはムシガレイとは違います。

「釣れたか?」

「いい感じで掛かりました。」

と期待しながら上げますが・・・・上がってきたのは残念、サメでした。

サメってカレイのような引きをするのですね。

このサメ、釣った時はネコザメだと思っていたのですが、帰って図鑑を調べると、トラザメでした。猫から虎にちょっと格上げですね(笑)

その後も釣果は伸びません。

今日は本当に当たりの少ない日でした。

12:00 納竿です。

船長さんが帰港前にフグを捌いてくれます。私の釣ったフグは4匹です。

船長さん、フグを捌く途中で、一匹を手に取り

「これはショウサイフグじゃないね。アイノコだよ。やめとこうね。」

「あ、そうなんですね。私もちょっと模様が変だなとは思ったんです。」

「ショウサイフグならシリビレが白いんだけど、これは黄色いからね。」

ということで、さすが船長さんはプロでした。

帰って調べてみると、ショウサイフグとゴマフグとの間の交雑種が増加しているようです。温暖化のせいで、この二種の生息域が重なったのだそうです。

二種とも身と精巣は無毒ですが、アイノコになった時に同様に身と精巣が無毒かどうかはわからないので、現状ではアイノコは捨てるように漁協も指導しているようです。こういう安全対策は重要ですね。

残った3匹のショウサイフグは、船長さんの手で、あっというまにきれいなドレスになりました。





今日の釣果

ということで、今日の釣果は、ムシガレイ5匹、ショウサイフグ4匹(一匹リリース)、雑種フグ1匹、タコ1匹、トラザメ1匹(リリース)でした。

上陸して、みんなで記念撮影し、那珂湊港のレストランで反省会をしてから帰りました。

久々の、カレイ釣り、数は出ませんでしたが、楽しめました。

自宅に帰って、早速マコカレイを刺身に、ショウサイフグは刺身と塩焼きに、ムシガレイをムニエルにして食べました。どれもとってもおいしかったのですが、中でも家内がオイルに一工夫したフグのソテーが絶品でした。

タコは翌日刺身で、さらに日曜に煮つけになりました。




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