強風の隙間にカワハギ釣り
強風予報の三連休でしたが、娘が123tomboyに乗ってみたいというので、風のない時間帯を選んで短時間のカワハギ釣りに行ってきました。
またも天候不安定な週末
10月は仕事で週末がつぶれたり、台風が来たりで、結局一度も釣りに行けませんでした。
11月の第一週は三連休ですが、予報は不安定です。文化の日の金曜は雨のようで、風も強風です。
きむさんに、とりあえず金曜は中止の連絡をします。
3.5馬力さんは木曜に年休を取って出航したようです。私も木曜に予定が入ってなければ同じ技が使えたのですが・・・・・
さらに土曜も強風です。元々土曜は第一土曜なので、内房も外房も出れません。きむさんと、日曜に賭けるしかないね、と相談して天気予報待ちです。
その後、金曜の雨予報は徐々に変わって曇りになりましたが、午前中強風の予報は変わりません。
そうこうしているところに、金曜に上京してくる娘のあゆみからLineが入りました。
「明日パパの船でカワハギ釣りしたい。」
「天気悪いよ。」
「曇りでしょ?」
「風が強いんだよ。午後だけならいけるかも。2~3時間しか釣れないけど。」
「2~3時間で釣れるかなあ。」
「カワハギだけなら遊漁船の午後船に乗れば釣れるよ。」
「折角だからパパの船に乗りた~い。」
「乗るだけで終わるかもね(笑)」
「悩ましいなあ~~」
「まあ、乗るだけでいいなら乗せてあげるよ。東京から高速バスでくれば途中で拾うよ。」
「いくわ!折角だし。」
ということで、娘とその友人ともに、金曜の午後だけカワハギ釣りに行くことになりました。
問題はカワハギのポイントです。これまでカワハギ釣りと言えば保田海岸でした。館山湾で真面目にカワハギ釣りをしたことが無いので、カワハギがどこにいるか不明です。
まあ、娘は船に乗れれば満足するだろうと言うことで、釣果は期待せずに行ってみることにしました。
高速道路で待ち合わせ
朝、ゆっくり自宅を出発し、内房に向け出発です。ハイウエイオアシス富楽里で娘と待ち合わせです。
いつも私ときむさんがここを通る時間は、朝早いので、お店があいていないのですが、今日は既にオープンしており、大盛況でした。
バスは約10分遅れで到着。ここで軽く朝食を食べて港に向かいます。
風はやはり時折強く吹いています。
結構荒れてる
港に到着し、ゆっくり準備です。急いで出ても、風が強くて釣りになりそうもありません。
駐車場を見ると、既に2隻ほどトレーラブルボートが出航しているようです。
結局我々は11:00に出航しました。
天気は問題ありません。秋の空です。
しかし風は結構吹いています。波も高く、ウサギが飛んでいます。
まずはとりあえずアジポイントに向かいますが、波が高くてスピードが出ません。
現地に到着しても、結構な波です。
娘は酔い止めを飲んではいますが、この波だと酔いそうです。
「ここ、波が荒いから、波の無いところに行こうか?」
「そこ釣れるの?」
「カワハギならいると思うよ。」
ということで、結局アジポイントでは竿を出さずに移動です。半島裏を目指します。
風裏でカワハギ狙い
半島裏到着は、11:30を過ぎていました。
波が収まるところまで進むと、水深は8mほどになってしまいました。これではアジ・サバは無理そうです。カワハギを狙うしかありません。
「じゃあ、カワハギ釣りしよう」
ということで、二人に竿をセットして渡します。
餌は冷凍の食用アサリです。家内が自分で食べるために購入したものの、中国製だったのでいらないといって、餌用にくれたアサリです。カワハギ釣り用には大きすぎるので、半分に切って使います。
最初に魚を釣ったのは娘の友人でした。
上がってきたのは、ササノハベラです。
それでも、釣りはほぼ初めてという友人は嬉しそうです。
場所を少し移動してみると、今度はあゆみが釣ります。トラギスです。
「トラギスがいるなら、カワハギもいるよ。」
「そうなんだ。」
「遊漁船のカワハギ釣りで、トラギス釣ったことあるでしょ。」
「あ、釣った釣った。」
「ササノハベラが釣れる場所は下が岩で、トラギスが釣れる場所は下が砂だよ。」
と言っているところに、あゆみにあたりです。
「これはいい引き、カワハギっぽい。」
と言いつつ上がってきたのは、立派なカワハギでした。
「やった、これで肝和えが食べられる」
「4人分には少ないから、もう一匹釣って。」
ここからあゆみの怒涛のカワハギ釣りが始まります。
元々あゆみはカワハギ釣りを得意としていますが、まさに本領発揮という感じです。
4連続で良型のカワハギです。
「これで四人分釣ったよ~~」
「すごいね。本領発揮だったね。」
「腕を見せつけちゃったぜ(笑)」
とご満悦です。
最期に友人も少し小型ながらカワハギを釣ります。
これで、二人ともカワハギを釣ったので、移動することにしました。
再度アジポイント向かいます。
アジポイントは魚影なし
アジポイント到着は13:30でした。先ほどよりは波が収まっており、釣りになりそうです。
早速二人がカワハギ竿で釣り開始です。
私はアジかイトヨリを求めて、オキアミ仕掛けを出してみました。
しかし、何も釣れません。
友人のカワハギ竿には、時折何か当たるようです。
「あ、掛かった。」
ということで、上げますが、何もついていません。
よく見ると、針が1本無くなっています。
「なんだろうねえ・・・・」
と言いつつ、再度針を付けて釣ると・・・・また同じです。今度は針が二つ無くなっています。
「ああ、これはフグだね。」
「フグじゃあ、食べられないなあ。」
「でも正体見たいから、みんなで釣ってみよう。」
ということで、私はオキアミ餌で狙ってみます。
狙い通り上がってきたのは、白サバフグでした。
これが今日の私の唯一の釣果です。
もちろんリリースです。
「ここはダメだね。ふぐ以外の魚影がない。ふぐが来たらもうだめだし。移動しようか。」
「どこに行くの?」
「さっきのカワハギに行く?」
「もっと違うのが釣りたい。」
「じゃあ、アマダイポイントに行こうか。」
ということで、再移動です。
今回は、あゆみが操船して向かいます。
アマダイポイントで狙い的中
アマダイポイント到着は14:00過ぎになりました。
「あと一時間だよ。」
「了解。アジとサバが釣りたい。」
「アジはわかるけど、サバも?」
「うん、サバの刺身が食べたい。」
ということで釣り開始です。
今回は、二人に電動リールを体験してもらうことにしました。
こませ籠にこませを入れ、オキアミ餌で底を狙います。
「あれ?底に沈まない。」
「それはサバがかかってるんだよ。」
「あ、本当だ、何かかかってる。」
ということで上がってきたのは、サバではなく、マルソウダでした。
あゆみは
「カツオ釣ったの初めて!!」
と喜んでいます。
次に釣ったのは友人の方。何か掛かったようです。
「秒速1mくらいで上げるといいよ。」
ということで、上げてみると、2本針にアジの一荷でした。
反対側ではあゆみにも当たり、やはりアジです。アジの群れが通ったようです。
二人でアジが釣れてご満悦です。
次はまたあゆみ。当たりはサバっぽくはありません。
上がって来たのは何と、アマダイでした。
「やった~、アマダイ釣れたぜ。」
「これは立派だね。」
さらにまたあゆみ。強い引きのようです。
何だろうと思ったら、大型のウマヅラハギでした。
あとはサバだけ、と頑張っていたら、友人が釣ってくれました。
りっぱなサイズのゴマサバです。
サバは刺身で食べたいというので、その場で内臓を抜き去ります。こうしておけば、アニサキスも安心です。
これで今日目的としていた釣果が全部揃いました。
「さて、そろそろ3時だから終わりだよ。」
「最後に釣るから待って。」
といってるところにあゆみに当たりです。
「ああ、それもサバっぽいね。」
「サバかな~~、あ、バレた。」
「あら残念。じゃ、これで終わりにしよう。」
「最後に釣って終わりたかったな~~~」
ということで、15:10分に納竿して、港に戻りました。
同時帰港
港に戻ると、先に出ていた2艘も同時に戻ってきました。我々は2番目に陸揚げです。
同時帰港すると、洗い場が混雑するので、待つのが大変ですね。やはり早上がりが正解だと感じました。
今日の釣果
ということで、今日の私の釣果は、シロサバフグ(リリース)だけです。
でも、娘らをアシストして、カワハギ5匹、ウマヅラハギ1匹、アジ3匹、ゴマサバ1匹、マルソウダ1匹、アマダイ1匹、ササノハベラ1匹、トラギス1匹、クラカケトラギス3匹が釣れたので、良しとしましょう。
釣果は早速刺身と鍋になり、美味しくいただきました。カワハギの肝はたっぷり。ウマヅラの肝も大きくなっていました。今回は娘が肝和えだけでなく、肝乗せでも食べたいということで、肝のぶつ切りもそのまま刺身と一緒に出します。これが絶品でした。
結局日曜も強風予報で釣りに行けず、三連休はこの釣りが唯一の釣りになりました。
釣行お疲れ様でした!
アジ、サバ、アマダイ、カワハギ、その他とバッチリでしたね。
船頭として乗せた甲斐があるってもんでしょう!
釣りはポイントが釣果を左右しますからさすがGakuさんです。
こんどは外房で調査お願いします!北風なら外房有利ですよ!
ステキチさん、コメントありがとうございます。
カワハギポイントは勘で入ったのですが、ばっちり当たりで嬉しかったです。
早く外房にもデビューしたいのですが、なかなかよい天候に恵まれません。
今週末もだめそうですねえ・・・・
西風~北風のときは外房ですよね。今年中には必ず行きます!!