不調な一日
深場用リールのデビュー戦に内房に出撃しましたが、波風が強く、目指した深場に行くことができませんでした。近場の深場で釣ってみましたが魚の活性は低く、貧果に終わりました。リールのデビュー戦としては残念な結果でしたが、きむさんが新種のサメを釣ってくれたので、写真集に魚種が増えたのが収穫でした。
折角の飛び石連休なのに
今週は木曜が休日の飛び石連休です。しかし、木曜は雨、金曜は仕事で駄目です。土日の予報もパッとしません。
「Gakuです。土曜も日曜も、ちょっと、どちらもいまいち。どちらかというと明日かな。明日でも行ける?」
「きむです。明日でも行けますよ。明日にしますか?」
「夕方の天気予報で決めましょう。」
「了解です。」
ということで、金曜夕方の天気予報を待ちます。
「Gakuです。明日も明後日もいまいち。悩むところだけど、明後日の場合は外房なら大丈夫そうなので、明後日内房にしておいて、明日の天気予報によっては外房にしようか。外房の場合、狙いはハタかな。真鯛かな。」
「きむです。とりあえず明日は無しで了解しました 日曜行けると良いですね。」
で、土曜になってみると、土曜は雨でした。行かなくてよかった・・・・と思いつつ日曜の天気予報を見ると、日曜の予報が良くなっています。
「Gakuです。明日は行けそうです。」
「きむです。明日は館山で超深場&深場と言う事で良いのかな? サバ餌は買って行った方が良いですか?」
「Gakuです。超深場までいけるかどうかは分からないけど、深場くらいは出来そう。 サバは冷凍は小型が2匹しかなくて、一匹は再冷凍なので、色が悪いです。良い餌を使いたければ買ってきた方がいいかも。 深場メインならコマセは不要かな。オキアミは持って行っておきます。」
「了解 じゃあサバ買って行きます 明日も5時発で行きますね あと一応イサキ仕掛けも持って行きます」
「イサキ仕掛け持ってくるなら、コマセも? あったほうが安心ではあるね。 私は超深場の場合はスルメイカの短冊を使う予定です。サバが売ってたら買おうかなあ。」
「コマセ了解です イカですか とりあえず今からスーパー行ってきます 品揃えが今一なのであるものを買う予定です」
「イカの方が餌持ちがいいかなと。針が10本あるから、半分サバにしようかな。」
ということで、スーパーにえさを買いに行きます。どうもサバが豊漁だったようで、どのスーパーでもサバが一匹198円で売っています。で、それが夕方になって、さらに3割引きに割引されたところを買ってきました。これで、イカ餌、サバ餌がそろいました。
今回はお仲間さんに一応連絡してみましたが、今週はまだ誰も出れないようです。
朝はいつも通り出発です。
「今日は誰がいるの?」
「いつものお仲間さんはいないけど、今日はこの連休で唯一の良い天気だから、誰かいるよね。」
と話しつつ到着してみると、空のトレーラーが一台。それに最近よくご一緒するカートップのドルフィン号が準備中でした。
「こんにちわ。もう出てる人がいるんですね。」
「今もスロープに2艘くらい行ってますよ。」
「おお、今日はやはり盛況なんですね。」
と話していると、トレーラが戻ってきました。小林ボートさんでした。
きむさんが小林さんと話をしています。
「Gakuさん、今日も一隻tomboyが出てるって。」
「え、誰だろう。何色でした?」
「黒いの。名前は何だったかなあ・・・」
「黒だとステキチさんだけど、ステキチさんのはずはないし・・・」
「あ、名前思い出した、○○さんだ。」
「ああ、Splashさんですね。上が赤で胴が黒の。そういえば、このトレーラーはSplashさんだ。彼はいつも早いんですよね。」
ということで、既にSplashさんは出航済みのようです。さらに我々の後からもう一隻プレジャーボートがやってきました。
今日は大盛況ですね。
予想以上の荒れ
ゆっくり準備をして、皆さんに先に出ていただいたので、いつもより少し遅れて、8:45に出航です。
港内から出てみると、意外に海が荒れています。確かに天気予報でも、朝方は少し波が高い予報だったので、そのうち収まるだろうと確信して沖に向かいます。風も結構吹いています。

しばらく走っていると、小林さんの情報通り、Splashさんを発見です。

「どうですか。」
「さっきハリス切られて逃げられたんですよ。」
「おお、真鯛かなあ。それは次が楽しみですね。今日は意外に荒れてますね。」
「ですよね。凪いだら深場に行こうと思ってるんですけど。」
「我々は一番近くの深場まで行ってみますね。」
ということで、Splashさんと別れて深場に向かいます。
しばらく走って、湾奥の近めの深場に到着しました。魚探で魚影を探しますが・・・・いません。底まで何もいない感じです。でも、これ以上沖に行くのはむつかしいので、ここで釣ってみることにしました。
9:18分、釣り開始です。私もきむさんも新リールデビューです。きむさんは新竿もデビューです。
しかし、やはり釣れません。シロムツさえ居ないようです。ゆっくり船を流しながら広範囲を探りますが、魚はいません。
遠くから高速船がやってきました。この高速船、東京から伊豆諸島に向かうのですが、なぜか一年のうち一時期だけ館山を経由するのです。今年は2月2日(土)~3月24日(日)がその期間だったので、今日はその最終日ですね。今年はもうこの高速船を館山で見ることは無さそうです。

高速船はすごい波を立てて走っているように見えて、ほとんど曳波がないので、安心です。
その後も釣果なく釣り続けていると、一隻の船がこちらに向かってきます。ぶつかったら嫌だなあと思いながら見ていると、まっすぐこちらに向かってくるので、我々に用事があるようです。やはり海上保安庁の船でした。

「プレジャーボートの船長さん、今日は風が強いので、気を付けてください。」(はーい)
「もし風が強くなったら、早めに寄港してください。」(はーい)
「携帯電話などの通信手段はお持ちですね。」(はーい)
と声をかけて、次のプレジャーボートに向けて去っていきました。以前にも、流藻が多い日に注意に来てくれたことがりますが、こうやって、危険な日は見回りに回るのですね。ありがたいことです。今日も、もしこれ以上波風が強くなる天候なら、確かにちょっと危険ですよね。これから天候が良くなると思っているからこそ出れる状況でした。
しばらく釣り続けても何も釣れないので、思い切って、もう少し遠くの深場を見に行くことにしました。
10:15に次のポイントへ到着して魚探で魚影を探しますが・・・・やはり何も居ません。海も荒れています。
「どうしようか。海が荒れてるねえ。」
「先にイサキに行ってイサキ確保するのは?」
「イサキに行く?」
「あの遊漁船、イサキだよね。」
「うん。そうだと思うよ。行ってみる?」
「まずイサキから攻めて、海が落ち着いたら沖に行こう。」
ということで、深場では竿を出さず、イサキに転戦することにしました。
イサキ釣りに転戦
イサキ釣り場到着は10:40です。遊漁船が二艘釣っています。この遊漁船を避けて、ポイントを探します。あまりイサキっぽい群れは居ませんが、時折イサキの群れが廻ってくるようです。

早速仕掛けを入れてみます。仕掛けを振ってみると・・・・何かが来ました。しかし、今日はいつもと違う硬い竿を使っているので、いまいち魚の種類が分かりません。
「何か掛かった。」
「イサキ?」
「う~ん、ウマヅラかなあ・・・イサキかなあ・・・」
「イサキだといいね。」
「あ、ばれた」
「え、外れたの?」
「うん、逃げたねえ・・・・・何だったんだろうねえ・・・」
と言いつつ仕掛けを回収してみると、ハリスが切られています。
「ハリスが切れてるよ。」
「じゃ、ウマヅラだね。」
ということで、ウマヅラだったようです。
しかし、きむさんがイサキを釣ります。
「やっぱりイサキがいるね。」
ということで、きむさんはイサキ狙いです。

私の方はイサキは先週十分釣ったので、今日はイサキの下にいる魚を狙います。
仕掛けを底の方までおろすと、何か魚が掛かりました。
上がってきたのは・・・・・トゴットメバルでした。小型のイサキと一荷釣りです。
メバルが釣れるなら、久々にメバルの煮つけもいいなあ・・・ということで、私はメバル釣りをしてみますが・・・・・次が釣れません。
次に釣れたのも、小型のイサキでした。
そして、次の当たりは強い引きです。
これはウマヅラだなあ・・・・と思いながら上げると、やはりウマヅラでした。

「ここ、ウマヅラだねえ。」
「うん。イサキがあんまりいないね。」
「そろそろ海も静かになったから、深場に行こうか。」
「そうだね。」
と話しているところに、Splashさんが到着してイサキ釣りに参入ですが、我々は深場に転戦することにしました。
やっと深場釣り
といっても、500mを超えるポイントに行くには、海がまだ荒れています。
まずは、実績のあるポイントで深場釣りをしてみることにしました。
魚探で深場に反応のあるポイントを見つけます。
「ここはシロムツは居そうだね。」
「クロムツの反応かもよ。」
「とりあえず釣ってみよう。」
ということで、12:20分、深場釣り開始です。
しかし、今日は深場も活性が低いようで、当たりが出ません。
きむさんはシロムツをぽつぽつと釣っていますが、私の方はエサを大きくしているためか、何も来ません。
しばらくして、きむさんが、シロムツと一緒にサメを釣ってくれました。

このサメ、上がってきたときは、いつものトガリツノザメだと思ったのですが、背びれに毒針がありません。
どうも、これまで釣ったことのないサメのようです。早速写真を何枚か撮って、リリースしました。
自宅に帰って調べたところ、このサメはエドアブラザメというサメで、米国版ゴジラのモデルとして有名になった「ラブカ」という深海サメと同じ「カグラザメ目」のサメです。昔の「江戸」では、このサメから油を取っていたのでしょうか・・・
いずれにせよ、初物ですからうれしいですね。写真集に追加しておきました。
私の方は、ユメカサゴが一匹釣れたものの、なかなか他の魚が掛かりません。

きむさんは、シロムツをぽつぽつ、そしてギスや小型のユメカサゴなどを釣っています。
しばらくして、エサを付け直して投入していた私の仕掛けが、水深100m程で、急に沈みにくくなります。変だな・・と思いながら糸を送りますが、沈みは遅いまま。これは怪しいと思って巻き上げてみると、魚の手ごたえです。この深さで食いつくのはサバですよね。
「サバが釣れたよ~~」
「お、いいじゃん。エサ確保だね。」
「そうだね。次回はエサ買わないで済むかな。」
と言いながら巻き上げです。今日は200号の錘を使っているのですが、それにしても重い手ごたえです。
「これは一匹じゃないかも。」
「ますますいいね。」
と言いながら巻き上げます。
「やっぱりサバだあ。2匹かな。」
「お、いいね。」
「あ、3匹かな。」
「ますますいいね。」
「あ、4匹・・・いや5匹だ。重いはずだよ。」
ということで、上がってきたのはマサバ5匹でした。群れに当たったようですね。

次の回はさばに食われないよう、群れがいないことを確認して落とします。無事仕掛は底に落ちましたが、当たりはありません。放置です。
そのそろ納竿の時間が近づいてきました。きむさんが巻き上げ始めます。私の方は当たりが出ないのでさらに放置です。
きむさんの竿に掛かっている魚は結構よい引きをしますが・・・・途中から魚が走り始めます。サバのようです。上がってきたのはゴマサバでした。
「どうする? もう一回落とす?」
「うーん、もういいかな。止めようか。」
「じゃこっちも上げて終わるね。」
ということで、長い時間放置していた仕掛けを上げてみると・・・・

なんと、今度はシロムツが5匹ついていました。これで「大きい餌にはシロムツが食わない」仮説は棄却されてしまいました。
結局最後の2投げで10匹の魚を釣って、今日の釣りは終了となりました。
結局イサキは二人で三匹しか釣れず、先週沢山釣って食べたので、今週はリリースすることにしました。

今日の釣果
ということで、今日の私の釣果は、イサキ2匹(リリース)、ウマヅラ1匹、トゴットメバル1匹、マサバ5匹、シロムツ5匹でした。14匹も釣っているのに、サバもシロムツも5匹同時だったし、イサキとトゴットメバルも1荷釣りだったので、魚の引きを楽しめたのは全部で6回(ウマヅラのハリス切り逃げ含む)でした(笑)

家内に「メバル、カサゴ、ウマヅラ」と連絡すると、「煮付けの準備して待ってるね」との返事。久しぶりに、シロムツも合わせて美味しい煮つけにしてもらいました。
さて、もう次の週末がやってきますが、天気が悪くてこの週末は中止になりそうです。来週末は第1土曜なので、日曜しかチャンスがありません。出れるかな。
(4月の適当な時期に、このブログの常時SSL化を行います。http:// が、 https:// になりますので、もしブックマーク等でこのページが行方不明になったら、修正してくださいね。大抵の方は大丈夫だと思います。)
釣行お疲れ様です!
館山は海上保安庁がしょっちゅうきますね。外房だと陸上でしかあったことがありません(笑)
深海では針数が多いせいか投入数に比べてゾロゾロくっついてくることもあって意外と大漁だったり。
そういえば最近ショゴが館山で釣れているそうで温暖化のせいなんですかね。
自分はまだ車検終わってないので出れません。最短で来週あたりかな?跳ねられるとGWに突入コースかも(泣)
すてきちさん、コメントありがとうございます。ショゴがいるのですか? この時期に居るのは珍しいですね。でも、シイラも館山湾で繁殖しているようなので、館山の海は、もう亜熱帯の海なのかもしれませんね。
車検なかなか大変そうですね。今年は私も車検なので準備しなくては。