カサゴに救われたFF初釣り
123Tomboyで出港する初釣りは、荒波に苦労しましたが、何とかアヤメカサゴのポイントを発見して、カサゴ釣りを楽しむことができました。もしカサゴを見つけることができなかったら、悲惨な釣果になるところでした。
新年も風が強い
2022年の新年、初釣りはsaiさんのYF21でアジ釣りをしましたが、123TomboyのFF千葉号できむさんとの初釣りは、天候に振り回されます。木曜以降は二人とも出航可能だったのですが、天気予報が二転三転します。
「木曜はまだわからないけど、金曜のほうが良さそうだね。土日はまだ不明」
「金曜の予報が悪くなった。木曜ギリギリで土曜はダメそう。日曜に賭ける?」
「木曜はだめだねー。土日に期待しよう。」
「土曜に行けそう。日曜はダメそうなので行くとしたら土曜しかないね。」
と、毎日天気予報と睨めっこで、おまけに木曜夕方から大雪で金曜は全く動けません。しかし、土曜なら何とかなりそうです。そこで、土曜に出撃することになりました。
天気予報では、朝方は強風で、昼頃収まり、夕方また強めの風です。波は朝は高くどんどん収まる方向です。
「狙いはどうします?深場カサゴ甘鯛イサキ位かな?凪じゃないからテンヤは厳しいよね」
「そうだね。まあ、深場と、洲の崎でカサゴ仕掛けでやってみたいかな。あとはこの時期は甘鯛かカワハギだね」
「確かにあそこの根魚は面白そうですね。じゃあ短竿も持って行きますね。明日もいつもの時間で行きますね。凍結とか道路の状況によってはルートを変えるので到着まで多少時間がかかるかもしれません。今日中に雪が溶けてくれると良いのですが。」
と道の状況も心配です。
当日はやはりきむさんの到着が30分近く遅れました。いつもの山道を通らず国道を使ってきたようです。
我が家から高速までの道も、時折凍っていましたが、一応私の車は4WDで新品の冬タイヤですから、危なそうなところはゆっくり走行して無事に館山に到着しました。
「今日は海も荒れてそうだから、Gakuさんも酔い止め飲んだ方がよくない?」
「酔い止め持ってこなかったよ。」
「釣吉に打ってるんじゃないかな?アネロンはないかもしれないけど。」
ということで、釣吉に行ってみると、アネロンは無いものの、別の会社の酔い止めが売っていました。早速それを買って飲みます。
そんなこんなで、出航はいつもより40分程度遅い8:50分になりました。
荒天で釣りにならず
「今日はどこから行く?」
「どれくらい荒れてるかにもよるね。」
「それは港を出てみないとわからないね。」
と港を出たところでは、北風が強いものの、波は大したことはありません。
「これなら深場やウマヅラポイントは行けそうだね。」
ということで、南に向かいますが・・・南に行けば行くほど波が高くなります。
タイヤ漁礁あたりで、とても釣りをしたくなくなるほどの波になったので、南側をあきらめ、北側の釣り場に入ることにしました。
雑魚ポツポツ
北側に行ってみると、遊漁船が何隻か釣りをしています。雀島に渡っている釣り人も見えました。
我々もうつぼ根付近に入って釣ってみます。一応魚探には魚影が出ています。
釣り始めるまでに一時間近く走り回ってしまいました。9:40です。
釣り始めて、最初に魚を釣ったのはきむさんですが・・エソです。
私の竿にも何かかかりましたが・・・・ベラでした。

次にかかったのはエソ。やはり底物雑魚しか掛かりません。

ここはだめだということで、昔小型のイトヨリダイを釣ったアジポイントに行ってみることにしました。10:20です。
しかし、そこでは何も喰いません。餌もそのまま戻ってきます。
この場所もあきらめて、白根付近に行ってみることにしました。しかし、白根に近づくと波が高くなります。白根と雀島の間あたりでちょっと竿を出してみますが、やはり何も釣れません。
「駄目だね」
「どうする?」
「ここでこの波なら、旧カサゴポイントなら入れるかも。」
「じゃあ、行ってみよう。」
ということで、またも移動です。
カサゴポイント発見
旧カサゴポイント到着は11:20でした。
波はまだ高いものの、何とか釣りになりそうです。早速カサゴ釣り開始です。

しばらくして、私の竿に当たりが出ました。あまり大きくないので、小型の魚のようです。
上がってきたのは小型のアヤメカサゴでした。カサゴポイントにカサゴが居たので、ほっとします。

しかし、その後なかなか釣れません。小さなあたりはあるのですが、針に乗りません。
船が止まっていると、当たりも止まるので、船をゆっくり動かしながら釣ることにしました。すると、また一匹、小型のアヤメカサゴが釣れました。
そこからまた船を動かしていると、ちょっと大きいアヤメカサゴが釣れました。さらにきむさんも良型のアヤメカサゴです。
旧カサゴポイントからは50m~80mずれた場所ですが、カサゴの当たりが出始めました。
しかし、そこからさらに外れると、釣れる魚がヒメに替わります。

アヤメカサゴは水圧の変化に弱いのか、すぐに暴れなくなりますが、ヒメは最後まで暴れるので、途中でヒメと分かってしまい、がっかりします。
その後もポイントを少しずつずらしながらカサゴとヒメを釣り、カサゴポイントの範囲を絞りました。新たなカサゴポイント構築です。
終盤にはカサゴのダブルにも成功しました。

釣れるカサゴは全てアヤメカサゴですが、10センチ以下の一年生サイズから20センチを超える5年生くらいまで、色々なサイズのアヤメカサゴが釣れましたので、このあたりで繁殖しているのでしょう。10センチサイズは釣れてリリースしても、残念ながらアヤメカサゴは復活できないようで、ちょっと残念でした。
ともかく、やっとカサゴが順調に釣れて、今日のお土産を確保しました。
カサゴがたくさん釣れたので、移動することにします。次はウマヅラポイントです。13:00です。
イサキもイトヨリも居ない
ウマヅラポイントで群れを探して仕掛けを下してみましたが、何も喰いません。餌がそのまま残ってきます。
これは駄目そうだということで、イトヨリポイントに移動してみます。このころには海はすっかり静かになっていて、時速40kmで飛ばせます。

イトヨリポイント到着は14:00ですが・・・・仕掛けを出してみても全く反応がありません。ここもだめだということで、最後に近くのアマダイポイントに行ってみることにしました。
14:30アマダイポイントに入って、最初の投入できむさんがアマダイとカイワリを一荷で上げますが、結局ここはそれで終わり。15:00になったので、納竿としました。
今日の釣果
今日の私の釣果は、アヤメカサゴ10匹(1匹リリース)、ヒメ4匹、ホシササノハベラ、ホシノエソ1匹(以上リリース)でした。
結局魚がたくさん釣れて楽しかったのは、11:30~13:00のカサゴだけで、あとは我慢の釣りでした。やはり冬の海は厳しいですね。

カサゴは当然のように、煮つけになりました。カサゴの煮つけは家内も大好きなので、美味しいと喜んでいました。

さて、冬眠前にもう一度出撃できるでしょうか。