久々のイサキ入れ食い
二ヶ月ぶりにきむさんと内房に出撃してきました。午前中勝負なので深場に直行するものの急流で断念。いつものウマヅラポイントでイサキの群れを見つけて、久々のイサキ入れ食いを堪能しました。
やっと出航できそう
11月の三連休は第三土曜から始まるので、土曜は出れません。前日の金曜の状況がよければFukuさんとの釣行も考えていたのですが、金曜は南風の暴風です。おかげで日本中が季節はずれの暖冬になったようですが、釣りにいけず残念でした。
でも、三連休なので、今週はきむさんが日曜でも釣りにいけます。日曜の予報を見てみると、朝方はよい状況ですが、午後は強風です。何時まで釣れるか、微妙なところです。
「きむです。日曜の天気図なら行けそうな気がするけどどう?」
「Gakuです。午後風が強くなるので、早めに行こう!」
「了解です。 じゃあいつもの装備で4時自宅発で行きます。 サバは買わなくても良い? コマセは買いました。」
「サバはあります」
ということで、ともかく今年は出航チャンスが少ないので、釣りが出来そうな日は積極的に出ることにしました。
いつもより30分早く行動します。三連休中日の渋滞を心配したのですが、コロナ感染拡大で前日に観光をやめようキャンペーン?がマスコミであったので、それほど観光客は多くないようです。海上での釣りは三密とは完全な無縁なので、安心です。
「久々だねえ。」
「そうだね。まあ、私は娘と出たり、カワハギ探しで一人で出たりしたけどね。」
よく考えると、その前に出たのも3.5馬力さんと一緒だったので、きむさんと出たのは9月23日以来で、ちょうど二ヶ月ぶりでした。
現地には7時過ぎに到着。今日は10人以上が申し込みをしており、既に4人が出ていました。
駐車場に行くと、Splashさんのトレーラーを発見。今日も出ているようです。
ボート釣り師大集合??
我々は7:50分に出航しました。
「とりあえずアジ・サバが居ないか見てみよう。居たらサバ釣ってから深場に行こう」
という計画です。海上は風は弱いものの、少し波があります。ゆっくりアジ・サバポイントに向かいます。
しかし、魚探に魚影が出ません。まあ、狙いのサイズのサバは浅瀬では散っているので、写りにくいのですが、さばの餌になる小魚も居ないようです。
「魚影無いから、深場直行する?」
「そうだね。」
ということで、深場に向かいます。
途中には、沢山のボートです。さすが三連休の中日、昨日も強風だったので、今日はボート勢が大集合のようです。

ボート勢が多かったのは、定置網周辺からバラ根周辺ですが、我々はまっすぐ深場に向かいます。
深場は急流
「どこの深場に行く? シロムツでいい? アカムツ狙う?」
「ともかく魚影があるところで釣ろう。」
ということで、魚探を深場にセットして探ります。
最初の仕掛け投入は8:24でした。
風も弱いので、船を流しながら釣ることにしましたが、仕掛を投入してみると、仕掛が西に向かって流れます。
「すごい流れだね。底が取れない。」
「350m出しても底に突かないよ。」
「これじゃあ駄目だね。」
船はゆっくりしか動かないので、表面には強い流れは無いのですが、深いところに急流があるようです。
きむさんが仕掛を上げてみると、小さなシロムツが一匹付いていましたが、これはリリースです。ここでは釣りにならないということで、一つ目のポイントを断念し、流れの弱そうな深場に転戦です。
8:50に二つ目の釣り場に入りましたが、ここは流れは無いものの、魚影もありません。当たりが無いので、ここも諦めます。
9:30に三つ目のポイントに入ります。ここでも流しながら釣ってみましたが、今度は表面の流れが速くて、船がすごい勢いで流れます。一度目の投入では、私は何も釣れず、きむさんはシロムツでした。
二度目はipilotで船を止めてみますが、それだと仕掛が大きく流れて、やはり底が取れません。小潮の満潮潮止まりに近い時間に、どうしてこんなに強い流れがあるのか不明ですが、今日は深場は駄目そうです。
諦めて仕掛を上げようとすると、根掛りのような重さです。しかし、上がってきます。暴れます。サメです!! どうも仕掛を流している間にサメに食われたようです。
結局このサメは途中で外れ、シロムツが2匹上がってきました。三匹目のシロムツをサメが咥えていたのかもしれませんね。

結局この釣り場も諦め、ウマヅラポイントにアジかイサキを探しに行くことにしました。
ウマヅラポイントでソウダガツオ
ウマヅラポイント到着は10:30です。
まずは前回のカワハギ釣りでイサキが入れ食いだった場所に入ります。
魚探には濃い魚影が出ています。期待できそうです。
きむさんが仕掛を投入しますが・・・何も釣れません。
私も仕掛を投入しますが・・・・釣れません。魚探に写っている魚影はイサキやアジではないようです。
やむなく仕掛を回収していると、海面近くで突然何かが掛かります。走り回ります。これはサバだな・・・と思ったのですが、

上がってきたのはソウダガツオでした。

ヒラソウダです。ヒラソウダは刺身でも美味しいので嬉しいのですが、家内がカツオの刺身が嫌いなので、ちょっと料理に悩みますね。

イサキの群れ発見
結局魚探の群れのほうは反応がありません。ポイント少しずらして別の群れを探してみることにしました。10:45です。
10分ほど、色々動き回ってみて、やっと別の群れを発見しました。
「群れがいたよ、ここでやってみよう。」
「了解。」
ということで、きむさんが仕掛を入れます。しかし、結構仕掛が流れます。ipilotで船は止まっていますが、仕掛けは斜めに入っていくので、錘を重めに変更します。
きむさんが、早速釣ってくれました。よいサイズのイサキです。
「イサキが居たね。」
「うん。良かった。よし、釣ろう。」
ということで、イサキ釣りに集中です。
きむさんは順調にイサキを釣っています。途中から追い食いも狙い始めたようで、ダブルでも釣っています。
しかし、私の方は全く釣れません。仕掛を上げてみると、餌を食っても居ません。
イサキ釣りはアジ釣りよりはウデの差が出るとはいえ、きむさんと私にそれほどウデの差はありません。コマセかごの大きさが全然違うのはちょっと気になりましたが、それ以上に気になったのが、仕掛けの枝スの長さです。
実は、イサキ仕掛を作るときに、ちょっと間違えて、枝スが短い仕掛を作ってしまったのです。枝スの長さは20センチもありません。イサキの場合、枝スが短いと食いが落ちることがあるのです。
私のイサキ仕掛けの枝スはビーズで出してあるので、交換は簡単なのですが、船上には細いハリスがありません。仕方ないので、太目のハリスを繋いで枝スを長くすることにしました。写真の糸のループの下端に結び目が見えます。

枝スの途中に結び目がある、いい加減な仕掛でも、枝スが短いよりマシという判断で、三本針の枝スを長くしました。
この仕掛を投入すると、すぐに当たりが出ます。仕掛けの交換効果はてきめんです。上がってきたのはイサキです。

今日はイサキのサイズが良い物が多く、最大30センチくらいまでありました。

この後は入れ食いです。
しばらく一匹ずつ釣って、お土産はすぐ確保できたので、次は追い食いを狙って一荷釣りを目指します。きむさんにイサキの蒲鉾が美味しいと教わったので、蒲鉾を作ってみる予定です。追い食いも何度か成功します。
しかし、この頃から風が強くなってきました。天気予報でも午後には風が強まる予報でしたが、まさに予報どおりです。
「ipilotで止まれなくなったら終わりだよ」
ときむさんに宣言しておきます。
私の方は釣果が10匹を超えたので、納竿としました。12:30です。
港に戻りつつ、きむさんがイサキを活締めしてくれました。
港に戻ってみると、スロープが大混雑です。みなさん強風で上がってきたようです。
今日の釣果
今日の私の釣果は、イサキ12匹、シロムツ2匹、ヒラソウダ1匹でした。時間は短かったけれど、イサキの入れ食いを楽しみました。風が出ないで二時まで釣ってたら、イサキの量が大変なことになってたかも(笑)

自宅に帰って料理です。一番大きいイサキは当然刺身です。ヒラソウダは煮つけかなと思って家内に聞いたら、たたきなら少しは食べるというので、半身をたたきにしました。臭みもなくて美味しくて、家内が喜んでいました。

シロムツは定番の塩焼き、イサキも2匹塩焼きです。

さらに二匹は煮つけで、残ったイサキでかまぼこを作ろうと思っていたのですが・・・・・

家内が塩麹を出してきて、これに漬けて焼いて食べると美味しいよ~~というので、その誘惑に負け、塩麴漬けになりました。

確かに、イサキの塩麴漬けも美味しいですね。次回はかまぼこ作るぞ!
Gakuさん
大漁&豊かな食卓ですね~。私もソウダは夏から出漁のたびに必ず釣っていますが、アニサキスが怖くて(釣ってすぐに内蔵を出していますが)、竜田揚げやソテーにしています。今度刺身にトライしてみますね!
イサキは何にしても美味しいので、今度ご一緒させて頂く際は、ぜひそのイサキポイントに行ってみたいです!!
Fukuさん、コメントありがとうございます。冬のイサキは脂がのってて美味しいですよね。館山湾周辺にはいくつかイサキポイントがあるので、ぜひ行きましょう。ソウダガツオは狙って釣る魚ではないので、釣れた時の楽しみですね。