GW唯一のチャンスに太刀魚

GWは風が強い日が多く、なかなか出れなかったのですが、運よく5月3日に出航することができました。船形漁協がお休みなので、大貫から保田沖の深場に向かい深場釣りなどを楽しみました。予定外の太刀魚や大アジが釣れて、満足の釣行になりました。

今年のGWも天気が悪い

3年前のGWは3度も出航していますが、2年前はコロナ、昨年はトレーラー故障でGWは釣りができませんでした。今年は4月後半から、大昔に治療した歯の悪化で苦しんでいましたが、GWには何とか回復しそうなので、今年こそは複数回出たいところです。

しかし、今年のGWは天気が悪くて天気予報に振り回されます。

27日
「Gakuです。29日の金曜は強風でダメだね。1日は余程よければ行くって感じ? 3日以降が本命だね。」
「きむです。いつもだけどGWは結構風が強い事が多いね。残念だけど次の釣行は5月ですね。」
28日
「Gakuです。5月1日は今のところ行けそうだけどどうする? 快適そうなら行く?折角だからtomboyで館山かなと思ってます。」
「おお、行きましょう。行けるなら久々に館山が良いね。」
29日
「Gakuです。1日の予報が少し悪くなってきた。きむさん、2日が仕事だから、1日は無理していくほどじゃないよね。」
「了解です。とりあえず様子を見ましょう」
30日
「Gakuです。やはり微妙だね。昼ごろから風が出るのと、雨も振りそう。やめておきますか。」
「了解です。後半は行けると良いなあ」
2日
「きむです。明日は行けそう?」
「朝は風が強いけど、昼だけなら行けそう。ただ、3日と4日は船形がお休みだそうです。きむさんは6日は駄目なんだよね。7日は船形休みで大貫も厳しそうだし、5日に賭けるより、明日短時間でも行く?」
「結構休みがあるんですね。なかなか行けそうに無いから明日行きますか。でも何が狙えるのかな?アジ?」
「狙いものが難しいね。波はなさそうだから、前回の深場なら大丈夫かかな。」
「じゃあ深場オンリーになりますかね?とりあえず行く方向でお願いします。アジ用竿も持って行きますか?」
「一応真鯛ができるようにしといたらどうかな。超深場でもいいけど。」
「じゃあ超深場仕掛けと真鯛セットも持って行きます」
「今回はオキアミ忘れないように持っていこう。青イソメどうする?イシモチには行かないよね。」
「今回はイシモチは行かないで狙いを絞りましょう。」

ということで、3日に出撃決定です。狙いはまず超深場。といっても、我々の超深場は、300m~350m位です。いつも狙う150~250mより深いというだけで、キンメの深さではありません。いつも狙わない深さで、赤黒白ムツではない、いつもと違う魚を釣ってみようという魂胆です。

保田沖深場に直行

7時前にはマリーナに到着し、出港準備です。今日はさすがにGWなので、釣り人だけでなく、マリンジェットで出港する人も居るようです。我々は潮が引く前に、マリンジェットより先に出航しなくてはならないので、急いで準備です。

7:35分、出航です。

「超深場直行でいい?」

「いいよ」

ということで、保田沖の深場に向かいます。天気予報の通り、波も風も少しありますが、釣りには問題なさそうです。

8:10分に保田沖の深場に到着です。今日のYF21は、saiさんがもともと付いていた魚探を取り外して、私の魚探はまだ移設していない状況なので、持ち込んだゴムボート用の簡易魚探しかありません。深場の反応は取れないので、newpecの地図を頼りに350mの深度で釣れそうな場所を探します。

「じゃ、ここでやってみよう。錘と仕掛けはどうする」

「200号でいくよ。仕掛けは7本針。」

「了解。じゃ、200号にしよう。私は10本針仕掛けと3本針仕掛けしかないから、今日は10本針にするね。」

10本針仕掛けにサバ餌をつけると、一度にサバ半身を使ってしまいますが、今日はサバを4匹持ってきているので、餌は大丈夫です。

早速釣り開始です。私の竿は重い錘に耐えられる硬い竿なので、多分当たりが分かりません。きむさんはいつものアカムツ竿なので、きむさんに当たりがあったら私も上げてみることにしました。

「まあ、超深場は3回くらいやったら飽きるしね。釣れなかったら、いつもの深場に行って、シロムツとクロムツ狙おう。」

「そうだね。この釣りは3回くらいでいいかもね。」

と言いながらまったり釣りです。

風は結構強く、波もありますので、今日も酔い止めを飲むことにしました。まあ、釣りには困りません。気候が良いので快適です。

しばらくして、きむさんの竿に当たりがあったようで、巻き始めました。私も竿をあおってみると、何かついている感じです。早速巻き上げです。

途中、私ときむさんの仕掛けがお祭りしている疑惑が出たので、きむさんが巻き上げをを止め、私が先に上げることになりました。

上がってきたのは銀色の長い魚です。何だろうと思ったら、太刀魚です。水圧の関係でおなかが膨れていたので、一瞬太刀魚ではなくて、似ている深海魚か?と思いましたが、やはり太刀魚でした。その下にはドンコも付いていました。

久々の太刀魚には感動です。確かにこの時期の太刀魚は深場に居るのが定番ですが、今日の釣果に予定はしていませんでした。

きむさんの方も銀色で長いものでしたが・・・・こちらはギス2匹でした。でも、ギスは蒲鉾にすると絶品なので、当然キープです。

次の投入では、私の竿に当たりが出ましたが、これはギスでした。

きむさんの方にも当たりが出ましたが、途中で外れたようです。しばらくすると、近くの海面にギスが浮いてきました。これがきむさんの仕掛けについていたギスでしょう。早速船で追いかけて回収します。

次はきむさんが良型のサバ2匹を釣ります。

「おお、新鮮な餌が手に入ったね。餌を全部付け替えよう!。そういえば、3.5馬力さんが、サバの内臓でアカムツ釣ったらしいよ。」

「サバの内臓って、どうやってつけるんだろう。すぐ外れそうだよねえ・・・」

と言話しながら、最新サバ餌に付け替えです。

このエサできむさんに太刀魚が二匹来ました。

私の竿にも当たりが出ます。この竿に当たりが出るのは大きい魚のはずです。期待してあげていると・・・残り100m程で急に当たりが強くなります。元々付いていた魚が暴れるのなら、アカムツか、と期待するところですが、これは違います。

「100mでサバが掛かったよ~~」

「100mにサバが居るんだね。強そうだねえ。10本針に何匹掛かってるかなあ・・・(笑)」

確かに10本針ですから、サバが仕掛けをぐちゃぐちゃにしそうです。ゆっくり巻き上げ、一匹ずつ回収です。サバは3匹でした。そして、その下には太刀魚とギスが付いていました。底での当たりはこのどちらかだったようです。

もうクーラーに入らないので、いけすを開け、サバとギスはいけす行きです。

その後、きむさんにまたギスが掛かります。ギスは4匹はいらないということで、このギスはリリースです。

私の方にも、また強い当たりがあります。これはサバだなあ・・・・と思いながら上げてくると、結構強い引きです。サバよりも強いってなんだ・・・・と思いながら巻き上げると、上がってきたのは、シマガツオ(エチオピア)でした。久しぶりのこの魚です。さらに下にはギンメダイも付いていました。ギンメダイは美味しくないのですが、この水深から上げたギンメダイをリリースしても助からないので、キープします。

「超深場、色々釣れて面白いねえ。」

「この季節だからゆっくり待てる釣りもいいね。」

ということで、3回でやめるはずだった超深場を、4時間いろいろ楽しみ、12時過ぎに別の場所に移動することにしました。

鯛とアジを探して・・

「次はどこに行く?」

「マダイ釣り?」

「マダイはポイントが分からないねえ。」

「アジ釣りは?」

「まあ、マダイとアジを探して近くの漁礁に行ってみようか。」

ということで12:23分に移動開始です。

まずは、金谷沖の漁礁周りを探ってみることにしました。

漁礁の真上に入ってみると、魚影があります。とりあえず、ここで釣ってみますが・・・きむさんにはキタマクラ、私にはベラです。まさに漁礁の雑魚という感じですね。

そこで、漁礁をちょっと離れ、地形の感じでアジの通り道になっていそうなポイントに入って釣ってみることにしました。魚探には何も映りませんが、時々アジが通過するはずです。

しばらく当たりのない時間を過ごしましたが、突然大きな当たりが出ました。アジにしては大きすぎます。鯛にしては走ります。大きなサバかなあと思いながら巻き上げると、見えてきた魚影はアジです。しかし、サイズが異様です。

手元のタモには入らず、大型のタモで確保したのは、50センチ近いマアジでした。マアジって、こんなに大きくなるんですね。

自宅に帰って測ってみると、体長は43㎝、尾鰭の先まで測れば48㎝の大アジでした。

これに気をよくして、二匹目を狙います。しばらくして、また当たり。これも良型のアジのようですが・・・・手元で痛恨のバラシです。

その後当たりが無くなったので、移動します。マリーナに戻る帰り道のポイントを順番に探ってみます。次は竹岡沖の海底が複雑な地形になっている場所です。

14:52に竹岡沖に到着。ここで漁礁の近くで釣ったところ、またベラです。

前回のベラはリリースしたのですが、このベラは脱腸しているし、久々にベラの塩焼きを食べたくなったので、キープすることにしました。ちょうどきむさんもベラを釣ったので、家内の分として頂きました。

しばらくして、良い当たりがあります。上がってきたのはまたも大型アジです。今回は40センチ程度ですが、それでも立派なアジですね。

その後も当たりがあり、一度は針掛かりしたものの、残念、ばれてしまいました。

結局15:35に納竿として、マリーナに戻ることにしました。

近くまで戻ってみると、まだ浅いので、小さな船から入れているということで、外でしばらく待ちます。結局帰港できたのは16:23でした。

今日の釣果

今日の私の釣果は、太刀魚2匹、マアジ2匹、マサバ3匹、ホシササノハベラ2匹、チゴダラ(ドンコ)、シマガツオ(エチオピア)、ギンメダイ各1匹でした。

今日は想定していなかった太刀魚がきむさんと二人で4本上がったので、大満足です。大アジも想定していない釣果で、クーラーが満杯になりました。まあ、GW中なので、食べる日がたくさんあるので、大丈夫です。

まず、初日の料理は、太刀魚とアジの刺身です。アジは大きすぎて美味しくないかと思ったら、脂が乗ってて、とても美味しい刺身になりました。太刀魚は薄皮を剝がずに作ったら、ちょっと失敗。次回は薄皮を剥ごう。

太刀魚の塩焼きは塩をしすぎてちょっと失敗。でも美味しかった。

ドンコとギンメダイは家内が圧力なべでスープにしたら、身が崩壊していました。美味しいスープにはなりましたが、ドンコは圧力鍋には向かないことが判明しました。

二日目、ベラの塩焼きは定番ですね。量もちょうどよい感じで、満足でした。

アジの刺身が美味しかったので、悩んでいた残り半分も生で頂くことにしました。まずは紫蘇と分葱でたたきを作ります。

三日目に、みそとしょうがを入れて、ナメロウにしました。

さらに酒としょうゆで味をつけて、焼けばサンガです。

いずれも美味しく楽しめました。

ギスは当然蒲鉾です。今回は布で裏ごしまでした本格的作り方を採用しました。

板につけることで、空気を抜くテクニックも学びました。

ということで、美味しい蒲鉾ができました。

ドーム型の形の完成度がイマイチですが、味は絶品でした。

シマガツオは5枚におろして西京漬けにしました。これもとても美味しいおかずになりました。

ということで、GWの釣りは釣果もたっぷりで満足の釣りでした。次回はtomboyで館山出撃を狙います。

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GW唯一のチャンスに太刀魚” に対して 3 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     同じ日にアオリイカ狙いで岩井海岸から出航してました。見事に惨敗しました・・・。今春は海況が目まぐるしく変化し、なかなか出航できませんよね。
     リベンジで6日は館山湾で出航しました。アオリイカは完敗でしたが、カワハギはツ抜けし昨晩肝醤油で美味しく頂きました。館山のカワハギポイントはだいぶ変わりましたが、安定して釣れるようになりました。
     また海上でお会いできるのを楽しみにしております。

  2. Gaku より:

    Fukuさん、お久しぶりです。GWに複数釣行、うらやましいです。確かに6日は天候的には出れそうだったのですが、きむさんが仕事だし、3日の魚が多すぎて、まだ消費しきれていなかったので、出漁は諦めました。今の時期のカワハギでも肝はあるのですね。次回はアジを待ちつつカワハギを釣ってみることにします。金谷沖や竹岡沖だとポイント同じですから。5月6月は館山に出たいと思っています。またお会いできるのを楽しみにしています。

  3. Fuku より:

    Gakuさん
     さっそくご返事ありがとうございます。そうなんですよ、秋から冬にかけてカワハギの肝は大きくなりますが、この前釣ったカワハギは比較的型の小さい方がむしろ肝パンでした。
     金谷沖の黄金アジを狙えるなんて、羨ましいですね!昨年遊漁船で金アジを釣りに行こうと企んでいましたが、色々と忙しくて結局出漁できませんでした。キムさんが忙しくて空きシートができた時にぜひお声かけ下さい!

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