釣らせる船長第二弾

珍しく温かくて、天候の良い日があったので、きむさんとの釣り初めに出ることができました。FUKUさんも誘って三人で出撃。いつもの場所を廻って、きむさんとFUKUさんは一応狙いもの釣果を確保しました。私は釣らせる船長に成功したので、満足の釣り初めでした。

深場キンメ狙いの竿を調達

釣行記に入る前に、釣り具購入の報告です。実は、昨年6月に購入したキンメ狙い用の竿が、キンメ用の大型リールである、シマノのForcemaster9000を取り付けてみるとイマイチだったのです。

写真で分かるように、第一ガイドが近いうえに小さいので、糸の出口の位置が高い大型のリールだと、第一ガードのところでかなり角度が付いてしまい、巻き上げるときに同じ場所でこすれるので、ちょっと心配な感じです。

そこで、ネットを探して、安い深場用のロッドを見つけました。中国製と思われる、これです。写真をクリックするとアマゾンのページが出ると思います。長さによって価格が違いますが、いずれにせよ一万円以下なので、私の個人ルールにマッチします。

注文してすぐに発送されましたが、中国から送られて来るので、いつ到着するか分かりません。で、私の居ないときに到着し不在票が入りました。先方の名前も聞いたことのない会社名だったので、ちょっと悩みましたが、この竿が届いていたのでした。

この竿にForcemaster9000を取り付けてみると、かなり角度も緩くなり、これなら使えそうです。

ということで、一度使ってみたいと思いつつ、天気予報を眺めます。

やっと出れそうな週末

さて、週末です。気温も高く、出れそうです。きむさんからもメールが入りました。

「きむです。今週は少し暖かそうですね土曜日車検で行けませんが、金曜日は行けます。」
「Gakuです。金曜日、天気が曇りですが気温は暖かいので、行きますか?風は大丈夫そうです。」
「行けそうなら行きましょう。」
「FUKUさんも出れるようです。 候補としては甘鯛、深場、カワハギ、イサキですかね。特にこれがやりたいってのがありますか?」
「その中で釣れるものから釣る感じかな カワハギはやるなら竿持って行きます問題は餌だねサバは黄色いお店で買えるかなあ。イサキはすぐ結論が出るから試しましょう。」
「そうそう、深場は餌が大問題。まあ、釣具屋にはあると思うけどねーサバ買ってまで深場をやるかどうかだね。ただ、今回新しい超安い中国製の竿を入手したので、一度は深場をやりたいかなー カワハギは2匹釣れればいいので、最後かな。」
「また竿買ったの?超深場用かな?まあサバ買ってまで深場というのはあるね。深場はじっと待つのも寒いし、魂入れるには春の超深場が良いんじゃない?とりあえずイサキ→甘鯛→カワハギの順かなあどれもダメなら深場とか」
「そうそう、超深場用です。実は前回買った竿がガイドが小さいので、リールから第1ガイドを通過するときに、すごく角度がつくので、ちょっと嫌だったのさ。で、安い竿を買いました。ルール通り1万円以下だよー(笑)これでも少しは角度がつくんだけど、これくらいならいいかなーと言う感じです。」
「なるほど。リールが大きめなのかな。前の竿は確かにガイドの摩擦が大きくてラインが痛みそう。新しい竿でアコウが釣れると良いね。」

ということで、金曜に出撃することが決定です。並行してFUKUさんとも打ち合わせです。

「金曜日出出れればでますが、FUKUさんは来ますか?あまり釣果は期待できないと思いますが。」
「Gakuさん ご連絡ありがとうございます! Gakuさんから連絡が無ければ、マイボートで出航する予定でした。 ぜひご一緒させて下さい!! 狙いはアマダイとカワハギをメインに、余裕があれば深場やアジ・イサキでしょうかね。」
「了解です。 私は甘鯛と深場がやりたいかな。サバが手に入ればね。カワハギは2匹あればいいので最後かな。 きむさんにも聞いてみます。」
「了解しました。 サバは近くのスーパーでチェックしておきますね! この時期の本カワハギの肝は絶品なのでぜひやりたいです!!ついでに、ガクさん達がカワハギ狙っている脇で、ついでにアオリも?!(笑)。」
「サバは買わなかったので、基本甘鯛、アジorイサキ、カワハギかなぁ。一応深場も持っていきますが。ではでは」

ということで、当日はいつも通りの時間に出発です。

延長トングはイマイチでした

現地到着もいつも通りです。問題はサバ餌を調達するかどうかです。釣吉に行ってみると、サバの短冊は780円もします。半匹分程度のサバの短冊に780円を投入する気にはとてもなりません。近くにソウダガツオの冷凍が一匹380円ほどで売られていたので、買うならこれかなあ・・とは思ったのですが、結局買わずに出ることにしました。

マリーナに到着すると、既にFUKUさんは到着して、色々と準備をしてくれていました。早速我々も準備開始です。今日は延長トングを作り直したので、使ってみる予定です。

延長トング、使ってみると、ちゃんと使えたのですが、取り付けや取り外しの手間は、いつもの個別トングと変わりがないことが分かりました。一人で出すときには少し楽になりそうですが、二人以上いるときは、いつものやり方で問題ないという結論になりました。

出航はいつも通り8:15分。いつも通り、まずはイサキ・アジを探しに行きます。

まずはイサキから

今日はいつもと違うタワー漁礁にまず行ってみます。しかし、そこには魚は居ないようです。結局いつものウマヅラポイントに向かいます。

ウマヅラポイントには群れが居ました。

「きむさん、釣ってみて」

ということで、きむさんにお願いします。FUKUさんも参入です。

しばらくすると、FUKUさんがウマヅラを釣ります。で、きむさんがイサキを釣ってくれました。

イサキがいることが分かったので、私も真剣にコマセを入れて釣ることにしました。すると、来ました。いつもの当たりで上がってきたのはイサキです。

まあレギュラーサイズですね。しかし、後が続きません。今日のイサキも食い気があまり無いようです。きむさんが二匹目を釣りますが、結局あまり釣れないということで、ここを諦め、アマダイに向かうことになりました。

アマダイを釣らせる船長

ポイント到着は9:30です。アマダイ釣りは、今日は少し深い辺りから攻めることにしました。最初のエリアでは、まずFUKUさんが小型のアヤメカサゴをダブルで釣ります。私の竿にもアヤメカサゴが。一匹はちびなのでリリースですが、もう一匹はキープできるサイズです。このアヤメカサゴ、実は先に釣れたのは小型のヒメで、そのヒメに食いついて釣れたようです。口からヒメの尾っぽがはみ出してました。

次の流しでは、なぜか私とFUKUさんの仕掛けの針が全部取られてしまいます。フグの群れの中でも通ったのでしょうか。全然当たりもなく針が無くなったのは不思議でした。

次にヒメエリアに入ります。ヒメは全てリリースです。

しばらくしてFUKUさんが掛けたのは、なんと立派なサイズのオニカサゴでした。アマダイポイントとオニカサゴポイントは重なるので、確かにアマダイ釣りでオニカサゴが釣れることはありますが、良型は珍しいですね。

私に次に釣れたのは名前が思い出せない魚。久々です。

家に帰る途中に思い出しました。アズマハナダイですね。これも小さいのでリリースです。

そうこうしているうちに、きむさんが、立派なサイズのアマダイを釣りました。

私の方は、今日の隠れ狙い魚が釣れます。アマダイ釣りの定番として有名なヒメコダイです。ちなみに、釣れたのはホシヒメコダイですが、ヒメコダイとホシヒメコダイは食味としてはほぼ同じで、イセエビの味がする魚として知られています。昔釣ったときは、その噂を知らなかったので、リリースしてしまったのですが、今回は食べてみるために持ち帰りです。

このあたりから、レンコダイポイントに入ったようで、レンコダイの連発です。サイズはまちまちで、大きいものならそれなりに嬉しいサイズがきます。レンコダイは下から上げてくると弱るので、小さくても全部キープします。

刺身になるサイズも釣れました。塩焼きサイズも数匹キープできたので満足です。

で、最後にFUKUさんがアマダイを釣ります。これで、ゲスト二人はアマダイを釣ったので、船長としては大満足です。

深場は不調

11:30になったので、FUKUさんの希望で深場に行くことになりました。私も中国製の竿を一度試してみたかったので、深場で実験です。FUKUさんがサバ餌を分けてくれたので、私ときむさんも深場釣りに参入出来ました。

しかし、今日の深場は当たりが出ません。船が流れるので、ipilotで止めて釣りますが、反応なしです。一度だけFUKUさんがサメっぽいものを釣りましたが、途中でばれてしまったようです。

新しい竿はちょっと太くて固いので、アカムツ釣りには向かないことが分かりました。大型リールと一緒だと重くて誘う気にもなりません。やはりこのセットはキンメかアコウ専用で使うことになりそうです。ただ、今回自作の鉄錘も使ってみて、キンメダイ狙いの準備は整いました。

ただし、愛用のアカムツ竿には問題が発覚しました。いつの間にかガイドの石が一つ行方不明です。糸にも残っていなかったので、割れてしまったのでしょう。

翌日修理のためにキャスティングにもっていくと、修理代は4980円+ガイド材料代だそうです。2万円弱の竿ですから、5000円以上かけて修理するのはちょっと迷ったのですが、愛着のある竿なので、修理してもらうことにしました。但し、1か月以上かかるそうです。その間は、超深場用に調達したダイワのネライX H-210で深場狙いをすることになります。まあ、当面冬眠時期なので、出番はないかもしれませんけどね。

結局深場は、きむさんとFUKUさんがシロムツを1匹ずつ釣っただけで終わりました。私は釣果なしです。

カワハギ釣りでシマダイ

さて、13:00になったので、本日最後のカワハギ釣りです。今日はまずこれまで釣ったことのない新しいポイントに入ってみることにしました。

ポイントに入ると、魚探に魚影が写ります。ということはカワハギではありません。きむさんがオキアミで釣ってみますが、喰わないようです。

カワハギ仕掛けを下ろすと、頻繁に当たりがあります。しかし、針がかりしません。まれに掛かっても、途中でばれてしまい上がってきません。

これはカワハギじゃないね~~と言いつつ、正体を見極めるために釣り続けます。正体を解明したのはFUKUさんでした。上がってきたのはシマダイです。言われてみれば、この魚探の反応はシマダイっぽい反応です。シマダイは口の周りが固いので、カワハギ針では針がかりしにくいし、掛かってもバレルのは当たり前でした。

そのうえ、今日は深場でカワハギを狙うとFUKUさんが言っていたので、電動カワハギセットしか持ってきて来ません。電動カワハギは慣れてないので、掛かった後の巻き上げ速度の調整がうまくいかず、その間にばれてしまうことも度々でした。

それでも、これだけ当たりが出るのは悔しいので、私も頑張って、シマダイを一匹確保しました。このシマダイ、30センチはありませんが、今日釣った中では一番体積(食べる上で)の大きい魚になりました。

結局、このポイントはシマダイだらけということで諦め、実績のあるカワハギポイントに入ります。

実績ポイントでは、FUKUさんがカワハギを好調に釣ります。まあ、FUKUさんは、ちゃんと立って、カワハギ釣りを攻めています。わたしときむさんの老人二人は椅子にどっかり座った怠慢釣りなので、繊細なカワハギ釣りには向きませんね。それでも何とか2匹確保します。

きむさんは老眼で??餌付けに苦しんでいたようですが、きむさんもカワハギを確保したので、今日の釣りを終わりにすることにしました。14:15分納竿です。

帰り道、高速で走っていると、突然エンジンがストップしました。これは原因不明です。エンジンの回転数を上げようとしたら止まったので、燃料の供給不足が一番ありそうですね。掛けなおすとすぐに掛かったので、問題なく戻れましたが、ちょっと心配です。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、レンコダイ(キダイ)7匹、カワハギ2匹、アヤメカサゴ2匹(1匹リリース)、ヒメ5匹くらい(全てリリース)、シマダイ(イシダイ)1匹、イサキ1匹、ホシヒメコダイ1匹、アズマハナダイ1匹(リリース)でした。

私はアマダイは釣れませんでしたが、きむさんとFUKUさんに釣れたので、満足の釣行でした。

まず初日の料理はレンコダイの刺身と塩焼きです。一緒にホシヒメコダイも刺身にしました。レンコダイは、一番大きなものと、小型の3匹を刺身にして、小型3匹は5枚卸にして炙りにしました。

ホシヒメコダイの刺身は写真だと右上の隅に映っています。

このホシヒメコダイの刺身、家内に食べてもらい、「イセエビの刺身の味がするっていう噂なんだよ」と言ったら、「確かにエビの味がする」と言ってました。私も食べてみましたが、確かにそういわれればエビの味です。面白いですね。また沢山釣ってきて、食べたいものです。

塩焼きは「タイの尾頭付き」の定番ですね。美味しくいただきました。

2日目のお刺身はカワハギです。塩焼きはイサキとレンコダイ。カワハギの肝和えはいつ食べても美味しいですね。

そして3日目、満を持してシマダイの刺身です。

この写真は撮影用で、実際に食べるときにはこうなってました。

というのも、カサゴの煮つけと一緒に、あらを煮てもらったからです。

とても美味しいあら煮です。シマダイ、レンコダイ、カワハギです。

もちろんアヤメカサゴの煮つけも美味しくいただきました。

ということで、無事にきむさんとの釣り初めもおわりました。これで原則冬眠に入ります。ただ、冬の間日誌の更新をしないと、筆が鈍りそうなので、館山釣り拠点計画の日誌を毎週掲載したいと思います。その間に一度くらいは釣りに行けるかな?

Follow me!

釣らせる船長第二弾” に対して 3 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     年末年始、そして1月末での休眠前の出航にご一緒させて頂き、しかもいずれも豊漁にさせて頂き、釣らせる船長に感謝・感謝です!おかげさまで、我が家はしばらくの間、寿司やアクアパッツァ、裁いて残った部位を煮込み作った最高の魚介出汁でうどんを堪能させてもらいました。
     昨日も、娘に「夕飯何が食べたい?」と幼稚園に送っていく中で聞くと、「パパの握ったお寿司が食べたい」と言われてしまい、「パパのボートもお友達のボートも寒い時期はしばらく釣りをしないから、しばらく我慢してね」と言ったらとっても残念そうな顔をしてました。赤酢をきかせたシャリで握るので、塩や醤油をつけないで魚そのものの旨味を娘は楽しんでいます(つけても極わずかで十分なようです)。末恐ろしい舌を育んでしまっているのではと、憂慮しております(笑)。
     館山ベースの完成も楽しみにですね!
     またご一緒できるのを楽しみにしております(預かったボートフックは次回ご一緒する時までに修理しておきますね)。

  2. Gaku より:

    Fukuさん、このコメント気にづくのが遅れました。二回連続での良型アマダイ、さすがでしたね。私は同乗者が釣ってくれると、自分が釣った気になるので、とても嬉しいです。
    2月は強風の日々で、出れそうもありませんが、ぜひ次もよろしくお願いします。館山拠点が完成すれば、釣りに行ける日も多くなると思うので、色々な釣りをしてみましょう。

  3. Fuku より:

    Gakuさん
     ご返事ありがとうございます!
     2月は海況が悪く、何よりも、極寒なのがモチベーションを下げますよね(笑)。
     私も館山ベースの完成、自分事のように心待ちにしております(笑)
     

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.