久々の「入れ食い」堪能

二週ぶりに、内房館山湾に出港することができました。前回は一人で出港だったので、きむさんとの出撃は一ヶ月ぶりです。二人揃って、「久々なので忘れ物がありそう・・・」と言いながら準備しました。結果的には、アジ、深場は苦戦しましたが、ウマヅラポイントで、久々に「入れ食い」を堪能しました。

やっと出航できる週末がきた

今年の夏は強風で出航できない日が多いのですが、ついに出航できそうな週末です。きむさんとメールで相談です。

「きむです。今週は土曜雨っぽいから日曜ですか?」
「Gakuです。天気だけ見ると、そうですね。ただ、風が両日とも結構強いので、どうなるか。明日の予報待ちですかね。」
「きむです。了解です。」

ということで、一日待って決定です。

「Gakuです。日曜なら風は大丈夫そうです。日曜にしましょう。」
「きむです。了解です。館山のいつものパターン(深場、カサゴ、馬面)で良いのかな?」
「Gakuです。そうですね。外房は高波です。」
「きむです。ではいつも通り行きますね。」
「Gakuです。できればみんなと一緒に八時に出れるとすごく楽なので、15分早く出れそうなら、お願いします。」
「きむです。了解です。」

Lineでいつもの釣り仲間にも連絡します。すると、baronさんから、余ったロープを下さるとのお話があり、朝、海上に受け取りに行くことが決まりました。

この日は3.5馬力さんや義弟も来ているはずです。ただ、我々は港からなので、一緒には出れません。

港に到着は予定通り8時でした。既に4艘のボートが到着していましたが、我々の後にも2艘来ました。この場所、大人気ですね。

中間の順番で出せたので、ゲートの柵を開けたり閉めたりしないでよかったので、簡単に出せました。8:30前に出航です。



アジ釣り場でとりあえず坊主脱出

baronさんに出航したので現在いる場所を教えてほしいとLineしつつ、まずはアジポイントで、前回のイナダ、餌になるサバ、偶然釣れるイトヨリ、そして本命アジを探します。

しかし、魚探にアジっぽい魚影は出ません。底の方を30~50センチ程度の大型魚が時折通るだけです。

「きむさん、ここでやってみよう。イナダがいるっぽい。」

「了解。」

ということで、アジならぬイナダ狙い開始です。

開始して間もなく、きむさんに当たりです。

「何か来た」

「アジ?」

「うーん、強いな。イナダかも。あ、バレた。」

巻き上げてみると、仕掛けが切れています。先週の私と同じですね。魚は何だったのでしょう・・・

私の方にも当たりが出ます。

「あ、何か来たよ。」

「イナダ?」

「いや、これは小さいな。」

「アジじゃない?」

「アジだといいねえ・・・あ、ホウボウだ。」

ということで、小型ながら、美しいホウボウGetです。

「これで今日は坊主じゃないぞ。」

前回坊主だったので、とりあえず坊主を逃れて一安心です。

しかし、その後は何も釣れません。

「どうしようか。」

「サバが欲しいねえ。」

と言っているところで、baronさんからLineが入ります。

「サバありますよ。」

この一言で、アジ釣りは中止し、baronさんを探しに行くことにしました。9:20です



皆さんにご挨拶巡り

しかし、なかなかbaronさんを見つけることができません。電話して、場所聞いて、20分後、やっと見つけることができました。

baronさんは義弟と釣っていました。

baronさんの新艇も、やっと見ることができました。元々は手漕ぎ用のリョービボートを、baronさんが2馬力用に改造したものです。

船名が「修行中」なのでしょうか。なかなかいいネーミングですよね。

フェンダーを利用したフロートもいい感じです。

baronさんに早速約束していたロープを頂きます。

「サバは草刈りエンジンさんですよ。3.5馬力さんと一緒にいるはず。」

「あ、そうですか。じゃあ、探してみます。」

ということで、草刈りエンジンさんも来てるようです。草刈エンジンさんと3.5馬力さんを探します。

今度は5分ほどで見つけることができました。草刈りエンジンさんと3.5馬力さんです。

「Gakuさん、サバいります?」

「ええ、草刈エンジンさんが持ってるって聞いて、探しにきたんですよ。ぜひ一匹ください。」

「1匹しかいませんけどね。」

「え、それ貰っていいんですか?」

「どうぞ、どうぞ」

ということで、草刈りエンジンさんから、1匹しかいないサバを頂くことができました。新鮮なサバ餌は深場やカサゴ狙いには最適なので、大感謝です。

ちなみに、3.5馬力さんは、なんと大型のアマダイを釣っていました。さすがですね。

写真を撮ったのですが、なぜか写りが悪くて・・・

さて、新鮮なサバ餌を入手できたので、早速深場に転進です。



深場は魚影があるものの・・・

「どこに行く?」

「任せるよ。」

「アカムツが釣れそうな場所がいいよね。」

「うん。」

ということで、前回魚影が沢山見えた場所の近くに行ってみます。

さすがに、船が123tomboyの30馬力になってから移動が速いのは嬉しいですね。今日はきむさんと二人乗りで、さらに予備バッテリーまで乗せていたので、結構な重さで、波が少しあるので、時々ジャンプしながらの滑走でしたが、時速45キロ弱まで出ることが分かりました。

10:08、狙った場所に到着です。

「やっぱり今日も同じ場所に魚影がある。シロムツっぽいけどねえ。」

「クロムツがいいなあ・・・」

と言いつつ、二人で釣り開始です。

水深は300m以上あります。魚影が見えるのは250mです。

当たりが分からないまま、二人とも上げてみると・・・・きむさんにはシロムツです。

私の方もシロムツだ、と思ったのですが、上針はギンメダイでした。下針はシロムツです。

しかし、この後は魚影はあるものの、釣れません。

「どうする?」

「ipilotの電池があるうちに、ウマヅラポイント行こうか。」

「まあ、今日は予備もあるから大丈夫だけどね。でも、ここはダメそうだよね。」

ということで、深場を諦め、ウマヅラポイントに転戦です。11:40でした。




ウマヅラポイントで入れ食い

ウマヅラポイントで群れを探します。群れはいろいろ居そうなので、今日は漁礁の真上で釣ってみることにしました。

最初に当たったのは私の竿です。

「何か来た。」

「アジ?」

「いや、違う感じ。カツオっぽいな。」

「カツオ?」

「ソウダガツオだよ。」

「サバじゃないの?」

「サバかもしれないけど、カツオっぽい。」

と言っていると、やはり上がってきたのはソウダガツオ、それも刺身で美味しいヒラソウダでした。小型ですが、キープです。

次の当たりはきむさんでした。慎重に上げてみると・・・・なんとイサキです。

「お、またイサキがいたね。」

「内房でイサキが釣れると、外房に行かずに済むね。」

と言いつつ、きむさん2匹目を釣ります。

「私も狙おう。」

と狙ってみると、一荷で釣れました。25センチ超の良型と、20センチほどの小型のイサキです。

「イサキがいるねえ。」

「そんなにたくさんいる感じじゃないけどね・・・」

といいつつ、次はきむさんがイサキの3点掛けです。

群れが留まっているようです。コマセをきちんと出して、イサキの釣り方をすれば釣れそうです。

コマセを詰め、棚の数m下までおろし、コマセを振りつつ数m巻き上げ、仕掛けがこませの中を漂うようにします。すると、イサキが掛かります。

イサキ釣りの教科書のような釣れ具合で、きちんとコマセを撒いて待つと、すぐにイサキが食うようになりました。2点掛け、3点掛けも連発します。まさにイサキの入れ食い状態です。

私の方は、それまでのアジの吹流し仕掛けから、ウイリーに変更してみることにしました。餌をつけないウイリーでも、コマセをきちんと巻けば、ちゃんと釣れます。

ここから二人でイサキを釣り続けます。20センチ程度の小型はリリースします。それでもどんどんイサキがたまり、クーラー一杯になってしまいました。

「もうそろそろイサキは止める?」

「そうだね。入れ食いをやめるのはもったいないけど、食べられないよね。」

「帰る?」

「サバがあるから、カサゴ釣りもしたかったなあ。」

「まだ大丈夫だよ。一時間勝負でする?」

「じゃあ、行こう。」

ということで、カサゴ勝負に向かいます。ポイント到着は13:30でした。



カサゴは小型のみ

カサゴポイントは、残念ながら沈黙です。私が小型のアヤメカサゴを釣っただけです。

ポイントを変えてみても展望は開けません。

そのうち根がかりのようになりました。しかしゆっくり上がってきます。

ともかく巻き上げていると、小さな当たりもあります。小型の何かと、ゴミが掛ったようです。

上がってきたのは・・・・まずは小型のカサゴです。

しかし、このカサゴ、通称オニカサゴと呼ばれるイズカサゴなのかどうか、小さすぎて、ちょっと自信が持てません。コクチフサカサゴのような気もします。釣れた深さ(約100m)からすると、フサカサゴのような気もします。イズカサゴでこのサイズはキープするのはかわいそうなので、リリースしたいのですが、別種のような気もするので、とりあえずキープして、持ち帰ることにしました。

もう一つの重さの原因は、テヅルモヅルでした。テヅルモヅルはクモヒトデ綱(蛇尾綱)カワクモヒトデ目(革蛇尾目)テヅルモヅル亜目に分類される棘皮動物です。こいつがしっかりとサバ餌を握っていました。

動きが面白いので、動画を取っておきました。

しかし、この後カサゴポイントは、これといった釣果はなく、14:00に納竿としました。

今週の釣果

ということで、今週の私の釣果は、イサキ20匹程度、ソウダガツオ2匹、ホウボウ1匹、アヤメカサゴ1匹、オニカサゴ?1匹、シロムツ1匹、ギンメダイ1匹でした。

ソウダガツオとシロムツとイサキは刺身にしました。美味しかった!!




 

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久々の「入れ食い」堪能” に対して 4 件のコメントがあります

  1. ステキチ より:

    釣行お疲れ様でした。
    テヅルモヅルはなんか名前とイメージが重なる絶妙な名付け方だなぁ(笑)

    イサキ入れ食いおめでとうございます!
    ipilotがあるとイサキポイントは釣れすぎてしまいますよね。
    館山は潮の流れがそれほど速くないのでスポットロックの威力がもっとも発揮できる湾だと思います。
    漁礁ポイントは前日に比べて水温が下がるとイサキが口を使わなくなってウマズラ天国になりますよ~

    tomboy速い! 45kmも出ますか! 自分はジャンプが怖いので25kmから30kmくらいしか出しませんでしたが、本気だとそんなに速いんですね。

    ロランスは深海魚探性能いいなー。先立つものがあれば採用したい!
    とうぶん先ですが消費税導入前には手に入れたいなぁ。

    外房は10月からヒラメも解禁して、よく釣れる時期にはいりますねー
    去年は泳がせ釣りでいい思いしたのでヒラマサねらうなら泳がせでっせ!

  2. Gaku より:

    ステキチさん、コメントありがとうございました。

    平穏なときの館山は、どこでも止まれるし、走れるし、快適ですね。
    今回も少しはジャンプしましたが、立って運転すれば結構大丈夫だということが分かりました。
    結構ジャンプしても、後ろに座っているきむさんは全く問題ないそうです。ちょうどきむさんの座っている辺りを回転中心にして上下しているようです。
    館山湾が静かなときに、ぜひ一人で走ってみてください。50キロ近く出ると思いますよ。

    外房も行きたいのですが、われわれは波に弱いので、なかなか機会がなさそうです。今週末も内房かな。
    泳がせ釣りはしたいですね~~波が静かな週末があったら、きっと行きます!

  3. 草刈E より:

    ガクさんこんにちは
    相変わらずの釣果!羨ましいです。
    私は早上がりなので最後に会える機会が無くとても残念です。
    鯖と引き換えにイサキの10匹位は引き受けられます(よ^_^)

    3.5馬力さんも機動力アップするので少し洲崎方面に行きたいね〜〜
    なんて皆で考えております。もしもの備えでガクさんがいて欲しい〜

    写真ありがとうございます。しかし1人で乗っている写真を見るとデカイ!!

    鯖は任せてくださいね、ガクさんが来る日は必ず取ってありますので

  4. Gaku より:

    草刈Eさん、コメントありがとうございます。
    頂いたサバのおかげで、ギンメダイとシロムツ、それにカサゴも確保できました。ありがとうございました。
    今回釣ったイサキは、きむさんが大半は持ち帰り、大量の刺身を作ったそうです。
    外房に行けばイサキは手軽なターゲットなので、外房でもご一緒しましょう。
    その前に、須崎ですね。楽しみにしています。

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