宣言解除で釣行復活

正月の初釣り後にコロナの緊急事態宣言が出されたので、釣行は自粛していましたが、やっと解除されたので、早速釣行してきました。いつもの館山湾で、快適な天候の中、定番のポイントを回り、定番の釣果を得て満足しました。

エンジンメンテナンス

正月明けの釣行直後、緊急事態宣言が発令されました。今回は港は閉鎖にはならないようですが、自粛してほしいとの情報が伝言で入ってきました。私もきむさんも、コロナに感染するとちょっとまずい職場ではあるので、緊急事態宣言中はおとなしく自粛することにしました。

ということで、この期間中にエンジンメンテナンスをすることにしました。3年目なので、フルメンテナンスをしようと、いつものEAST-ONEさんに持ち込みです。

写真隣のバスボートに比べるとtomboyは小さいですね。バスボートのエンジンは275馬力とか書いてあります。私のボートは30馬力。いろいろ不思議です(笑)。

今回のメンテナンスは、エンジンオイル、ギアオイルの交換に加え、プラグ、アノード、エンペラの交換もお願いしました。エンペラはまだ早いかなと思ったのですが、次の交換だと6年になるので、早めの交換です。トリムタブのアノードはともかく、エンジン内部のアノードは相当腐食が進んでいました。

これで出港準備は万端です。

緊急事態宣言解除

3月21日、やっと緊急事態宣言が解除です。翌週の週末の天候もよさそうです。きむさんと相談して出航を決めます。今回は久々なので、定番の場所で定番の釣りをすることにしました。

3.5馬力さんの情報によると、週前半の水温は14度で、魚の活性が低いようです。そこで、深場中心で準備を進めます。

当日はいつも通りの時間に港に到着。予約表にはSplashさんの名前もありますので、既に出ているようです。我々も準備をして早速出航です。

出航は8:30です。

「どうする? まずアジポイントでサバ探す?水温低いらしいから、サバは居ないかもだけど。」

「深場直行でいいよ。」

ということで、深場に直行することにしました。天候も波も快適な釣り日和です。

深場で釣り開始

まずは昔お世話になった近めの深場です。8:45釣り開始です。

魚探を見てみると、シロムツの群れらしき魚影が見えます。水温は15.8度と、心配したほど低くはないようです。

いつもより少し深めの250mで釣り開始です。しかし、久々の釣りで、いまいち竿の重さが掴めません。おもりの重さなのか、魚の重さなのか分かりません。

きむさんの方に早速当たりが出ますが、なんだか強そうです。上がってきたのは予想通りサバでした。これで新鮮なサバ餌を確保です。

しばらくすると、私の方にも当たりが出ました。結構強い当たりです。

巻き上げると暴れます。ドラグから糸が出ます。

「あれ? これはサメか鯖だなあ・・・」

と糸を引き出されつつ巻き上げます。時々巻き上げが止まるので、ゆっくり巻き上げて、水面に上がった魚を見ると・・・・

なんと、良型のクロムツです。下の針にはユメカサゴもついていました。

なぜクロムツをサメと間違えたんだろうと思ったら・・・・ドラグが緩んでいました。久々の釣りで、ドラグを調整するということを忘れていました。このゆるゆるのドラグでは、クロムツの引きでも糸が出ていくはずです。

やはり、久々の釣り、いろいろと感覚が鈍っているようです。

クロムツを取り込んでいると、後ろからゴムボートで義弟がやってきました。久々に海上で会いました。彼も内房に来るのは久しぶりのようです。

この後しばらく粘りましたが、結局この釣り場では釣果が伸びず、次に定番の深場に行ってみることにしました。

定番深場は大人気

定番深場に行ってみると、珍しくボートが何隻かいます。このあたりのポイントもかなり有名になってきたようです。

我々も早速釣り開始です。9:50です。ここでも私はユメカサゴです。

まあ、カサゴの煮つけが食べたかったので、ユメカサゴは嬉しい獲物ですが、上がってきたときに赤いので、ちょっとだけアカムツを期待してしまうのは残念ですよね(笑)

きむさんの方は、大型のシロムツと、なんと久々に見たドンコです。

ちなみにドンコは10m以浅にいて濃褐色のものをエゾイソアイナメ、150m以深で淡褐色のものをチゴダラと日本の研究者は区別していますが、キムさんの釣った個体は結構濃い褐色でした。でも生息域とサイズはチゴダラです。まあ、私はこの二種は同種であるというCohen (1979) やPaulin (1989)の説をとっています。

私の方は、その後シロムツが釣れますが、小型です。

きむさんは、大型のシロムツを連発しつつ、ギスも釣りました。ギスの蒲鉾はおいしいですよね。

次の仕掛けを投入しますが、なかなか沈みません。おもりが軽いからかなあ・・・と思いましたが、遅すぎます。仕掛けを巻いてみると・・・何かかかっています。

「ああ、サバが途中で食ったっぽい。」

と言いつつ巻き上げてみると・・・やはりサバでした。それも3本針にパーフェクトです。

今日のサバはマサバでした。サイズのいい一匹をしめ鯖用に、他の二匹は次回の餌用に確保することにしました。

新しい深場ポイントに挑戦

この深場はシロムツとギスしかいないようなので、新しい深場に挑戦してみることにしました。

この場所は以前から試してみたいと思っていた300mから200mへの駆け上がりです。到着は10:45です。

ここでは、キムさんがギスを連発します。

私はやっと大きめのシロムツを確保しました。あとはユメカサゴです。

ここはあたりが多く、楽しい深場でしたが、シロムツとユメカサゴとギスばかりでした。私の仕掛けは底に着けているので、ユメカサゴが多くなります。

そして、私もついにギスを釣ってしまいました。

結局11:50までこの釣り場で釣って、深場の釣りを終わりとしました。

定番ウマヅラポイント

次は定番のウマヅラポイントで、イサキかアジを釣りたいところです。

早速ポイントに入ってみますが魚影がありません。ゆっくり船を動かして群れを探して、やっと群れを見つけたのですが、準備をする間に群れが移動してしまい、いなくなってしまいました。

結局30分ほど、また群れを探してうろうろします。やっと群れを見つけました。群れは周期的に動いているようですが、定期的に戻ってきます。この場所で止まって釣ってみることにしました。

「キムさん釣ってみて!」

ときむさんにお願いしますが、食わないようです。しばらくして、やっときむさんが釣ってくれましたが・・・・ウマヅラでした。

しかし、魚探の魚影はウマヅラではありません。ウマヅラが群れの周りにいるのでしょう。私も参入して、釣り開始です。

しばらくして、当たりがありました。合わせてみると乗りましたが・・・強い引きです。これはやはりウマヅラのようです。上がってきたのは、定番の大型ウマヅラハギでしたが・・・下の針に別の魚もついています。これは良型のアジでした。

「アジがいたよ。」

「いい型だね。この魚影はアジ?」

「全部アジとは思えないけどねえ・・・」

といいつつ、アジがいることで気合が入ります。

ウマヅラは大型でしたが、オスなので刺身には不向きです。今日は獲物は十分なのでリリースすることにしました。

その後きむさんと二人でアジを狙いますが、ウマヅラに邪魔されてなかなかアジが釣れません。きむさんは小型のイサキも釣りました。イサキとアジとウマヅラが混泳しているようです。

刻々と変化する魚探の魚影の水深に合わせ、アジの居そうな層に仕掛けを持っていきますが、ウマヅラに邪魔されます。

この画像で、左がボート真下の底で4m×6mの範囲、右は18m×24mの範囲が見えています。右の画像の水深53mより下にあるのは漁礁の端です。近くに漁礁があるようですが、真下ではありません。

40mのところの群れがアジかイサキだと思われるのですが、針掛かりせず餌だけが無くなることも多いので、小型のフグなども居そうです。40m~50mの間に見える~~型の線がウマヅラの魚影です。ウマヅラは単独で泳ぎ回るので、このような魚影で出ます。

今日のウマヅラは圧倒的にオスが多く、オスのウマヅラを釣ってはリリースです。針を取られることも多く。針の消費が激しくなります。その中で、アジをぽつぽつと拾い上げていく感じです。

ただしアジのサイズはよく、30センチ超のものも混ざります。一度抜き上げようとして落ちてしまったので、その後はタモで取ることにしました。

結局アジを二人で10匹ほど確保したところで、14:30となり、風も強くなってきたので、納竿をとすることにしました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、アジ5匹、シロムツ4匹、ユメカサゴ4匹、マサバ3匹、クロムツ1匹、ギス1匹、ウマヅラ5~6匹(雌1匹のみキープ)でした。今日はユメカサゴは小型でしたが、他の魚種はどれも良型で、釣りを存分に楽しむことができました。

きむさんがドンコはいらないというので、もらって帰りました。久々にドンコの肝の煮つけが食べたかった・・・

今日の料理

まず初日はアジの刺身とたたき、シロムツの炙り、そしてアジとシロムツの塩焼きとしました。今日のアジはサイズが良いだけあって、脂が乗っていて、よい味でした。

翌日はクロムツとウマヅラの刺身、ユメカサゴとドンコの肝の煮つけです。久々のドンコの肝は懐かしいおいしさでした。

ギスとドンコは、ウマヅラとクロムツの刺身を取った後の身を加えて蒲鉾にしました。今回は白さを出すことよりも魚のうまみを出すことを優先して、水に晒す回数を減らし、塩も味醂も少なめにして作りました。とてもおいしい蒲鉾になりました。

サバはしめ鯖になりました。釣ってすぐにはらわたを抜いてあるので、アニサキスの心配はないのですが、食べるのは来週末なので、現在48時間の冷凍中です。

さて、次は挑戦的な釣りがしたいな~~~

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宣言解除で釣行復活” に対して 6 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     ご無沙汰しております。
     記事を拝見するにSplashさんも出漁されていた日なので(ちなみにSplashさんは良型のメヌケをゲットされていましたよ)、実は同じ日に私も出漁していました!海上でお会いできなくて残念です。
     早朝はイカ狙いでしたがまったく当たりがなく、その後は年始にご一緒させて頂いた時のリベンジで、良型のアマダイを狙いましたがこちらもさっぱり当たりがなく、泣く泣くサバタンを餌に根魚を狙うことしました。すると、なんと良型のアマダイ(45cm位)とウッカリカサゴ(40cm位)が釣れちゃいました。
     最後にお土産を増やそうと例のカワハギ爆釣ポイントに乗り込みましたが、なぜかまったく当たりがなく、その場を諦めて流しながらかろうじて3枚確保できた感じです。確実に釣れるという慢心はやっぱりNGだなぁということが再確認できました(^^;
     新年度がスタートしましたが、また機会があればご一緒させて下さい!

  2. Gaku より:

    Fukuさん、コメントありがとうございます。Fukuさんも出られていたのですね。義弟が今日は島からもたくさん出ていると言ってたので、あちらからでしょうか。
    我々もアジ・イサキが見つからなければアマダイにも行こうと計画していたのですが、結局アジ釣りに時間がかかり、アマダイには行けませんでした。アマダイは不調だったのですね。サバタンで良型アマダイはラッキーでしたね。カワハギの肝はまだ大きかったですか?
    しばらくは渋い季節ですが、ぜひまたご一緒しましょう。

  3. Fuku より:

    Gakuさん
     ご返事ありがとうございます!
     はい、沖ノ島から出航しましたので、おそらく義弟さんとご一緒していたはずです。
     カワハギの肝は大きかったですよ。まだまだカワハギの美味しい季節です。
     ちなみに、今日は後藤さんが出漁されたそうで、激渋な状況の中でアオリを3杯ゲットしたそうです。さすがエキスパートですね。

  4. Gaku より:

    Fukuさん、早速のお返事ありがとうございました。実は我々も今日出撃予定だったのですが、トレーラーの故障で急遽トレーラー修理になり、出撃できませんでした。
    さて、いつ修理が終わるかなあ・・・・来週はまだ無理かも。残念です。

  5. Fuku より:

    Gakuさん
     それは災難でしたね。
     私もトレーラブル時代は、シーズン最初に必ずトレーラーかボートの不具合が出て、毎年故障と修理を繰り返してました・・・。
     トレーラーは海水に浸けるので、どうしても配線やタイヤ周りにダメージを与えちゃいますよね。早い復旧を祈念しております。

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